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テーマ:ミステリはお好き?(1425)
カテゴリ:読んだ本(ミステリ・海外)
シリーズ25作目になって,「ミステリ」は猫の話と食べ物の話に乗っ取られてしまった感がある。
リリアン・ジャクソン・ブラウンのこのシリーズけっこう好きなのだが,今回の「猫は銀幕にデビューする」はテーマを「ミステリはお好き?」にするか,「猫のいる生活」にするかを悩んでしまうほどだった。 架空の都市「ピカックス」に82歳,ハリウッドで成功したセルマ・サッカレーが帰ってくるという噂話から話は始まる。 いつもの数多くの人物が登場し,おいしそうな食べ物が出てきて,例によってクィラランのひげもピクピクする。主人公ともいえるシャム猫ココもそれなりに活躍し,もう1匹のシャム猫ヤムヤムもかわいいが, ミステリーらしい部分といえば最後の10ページ程度。 「謎を解こう」と思って本を読み始める人にはあまりオススメではない。 ただし,(合衆国の)北も北,どこからも400マイル北のムース郡(もちろん架空の地名)の場所と人びとの描かれ方がとてもおもしろくて,シリーズとしては好きなのですよ。 でも,この本から始めると人の名前を覚えようとしてわけがわからないうちに,終わりがきてしまうかも。 「猫が好き!!」っていう人はそんなのお構いなく,文中の猫を読むだけで満足かも。 ということで,感想はおしまい。 本文中,「誰がこれをいったのか」というコラムがあり,本の中には解説がない。皆さんもここで考えてください(解答は下の灰色部分を反転)。 「3人のうち2人が死ねば秘密は守られる」 ↑ いった人は,哲学者,出版社,科学者,外交官,数学者,郵便公社長官,独立宣言の署名者,菜食主義者,天才。 サマータイムの概念を発明,グラスハーモニカを発明。 肖像は100ドル札に。 リチャード・サンダースのペンネームで「プーア・リチャードの暦」を書き,その中に,「急がば回れ」「時は金なり」「愛のない結婚のあるところには,結婚のない愛があるだろう」<書名と格言は訳書どおり,他は抜粋要約> 解答 ベンジャミン・フランクリン ウィキペディアも参考にどうぞ。 また,「プーア・リチャードの暦」は”Poor Richard's Almanack” 以下の格言も同一人物のものとしてネット上で見つかった。 God helps them that help themselves.(天は自ら助くる者を助く。) Drive thy business! Let not that drive thee.(汝の仕事を追いかけよ。仕事に追われるな。) Eat to live; live not to eat.(生きるために食べるのであって、食べるために生きるのではない。) 「他人に対して善を行っているとき、人間は自己に対して最善を行っている。」「金は良い召使いでもあるが、悪い主人でもある」「仕事を追え。仕事に追われるな」「私は人の悪口を言わないようにしている。誰についても私が知っている全ての長所を言うように努めている」 最後に,本の後ろに書かれている内容紹介(リンク先の本の紹介も同様)は,実際の本の中味とは全くかけ離れているので,ご注意ください。 海外のミステリ作品についての日記は,フリーページ 読了本(海外) (ミステリ)からごらんください。 楽天ブックス お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/01/20 10:13:10 AM
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