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テーマ:ミステリはお好き?(1430)
カテゴリ:読んだ本(ミステリ・海外)
今回,最後に人を殺す場面がくる(ストレートに犯人の名前が出る直前)まで,犯人がわからなかった。
くやしい!! ということで,犯人がわからなかった読者から未読の読者への挑戦という意味合いも含めて,前回の記事で書いたことをふまえ,犯人さがしのヒントを書いていこうと思う。 以下のヒントは,自分で考えたヒントではない。後ろのほうの情報をちょっと披露して,それを頭に置きながら,読んでみてくださいという程度のものだ。 あらかじめ知っていても,それほどアンフェアではないと思う。また,きわどい部分は灰色にする。 ただし,ヒントを読まずに犯人あてを楽しみたい方は,今回の記事をパスしてください。 ヒント未満? 最後まで犯人がわからなかったのだが,読み終わってみると決定的なヒントが,1章の最初,ダルグリッシュがデュペイン博物館に行ったときの場面に書かれているではないか!! これには,うなった。 もっと絞ると,1章1,ダルグリッシュと友人アクロイドとの会話の中にある。 最初の部分を読むときは,このことを気にとめておいてください。ただし,ほんとうに最初の部分なので,そこを読んだからといってその場でわかるものではありません。 第1のヒント 4章の最初,犯人が判明する日の午後早い時間の捜査チームの話し合いで「容疑者」としてあげられるのは,次の9人(もっとも,ダルグリッシュ自身は,それ以前に犯人がわかっていたようだが)。 マークス・デュペイン 長兄 キャロライン・デュペイン 妹 ミュリアル・ゴドビー 博物館職員 タリー・クラットン 博物館職員(清掃担当) ファラディ 博物館ボランティア ストリックランド 博物館ボランティア ジェイムズ・コルダー-ヘイル 博物館館長 ライアン・アーチャー 博物館臨時職員 最初の事件のときの謎の人物 「あまり絞れていない」という印象かもしれませんが,この中に犯人がいますので,動機,機会などを検討しながら読んでください(あっと驚く意想外な犯人ではないということです)。 第2のヒント 同日夕方7時半の話し合いでは,チーム全員が「誰が,どのように,なぜ」したかをわかっている。 すべてが状況証拠だが,第2の事件に関する以下の事実とつじつまが合うという。 どうして(第2の被害者の)ハンドバッグが持ち去られなければならなかったのか。 (「殺人展示室」から)フラットに入るドアについていた掌紋。 (フラットの)エレベーターが一階にあったこと。 摘まれたセントポーリアの花。 事件を過去の事件の模倣に見せかけようとしていること。 この5つの問い(事実)を頭に置きながら3章を読むと,すっきりわかってしまうかもしれません。 これに対する解答のほとんどの部分は,なぜかダルグリッシュ警視正ではなく内務大臣が本の中で明かしてくれます。 ヒントは以上です。 ダルグリッシュとエマの恋の行方については,本をお読みください。 また,次作あたりにケイトたちダルグリッシュの部下にも異動がありそうですが,気になるところです。 ということで,次作が絶対に出ることを希望しつつ,了。 登場人物などをフリーページのP.D.ジェームズメモ(殺人展示室)に簡単にまとめてありますので,ごらんください。 P.D.ジェームズの他作品についての日記は,フリーページ 読了本(海外) (P.D.ジェームズ)からごらんください。 楽天ブックス お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/01/15 01:19:50 AM
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