|
全て
| カテゴリ未分類
| パソコン一般
| 読んだ本(ミステリ・日本)
| 英語の読書
| Access・Wordなど
| 読んだ本(ミステリ・海外)
| HP・ブロク・ブラウザ・スパイウェアなど
| TV・映画・コミックスなど
| 読んだ本(その他・海外)
| 読んだ本(時代)
| 北森鴻
| 京極夏彦
| 連続テレビドラマ
| 高田崇史
| 森博嗣
| 綾辻行人
| 定期スキャン
| ジャポニカロゴス
| 読んだ本(その他・日本)
| ネプリーグ
テーマ:英語のお勉強日記(7850)
カテゴリ:英語の読書
「ライオンと魔女」の中で,知っていて損はしない英語を紹介しています。 前回は「タムナスの誤解」
ルーシィ(Lucy)はフォーン(Faun)のタムナスさん(Mr Tumnus)の招待を受けて,彼の家に行ってお茶をごちそうになります。 英国のお茶は私たちの想像以上に「食べ物」中心なのですが,タムナスさんがお茶(や食べ物)の準備をしている間,ルーシィは部屋の中をいろいろとながめ回します。 そして,本棚を見つけますが,そこに並んでいる本のタイトルがなかなかユニークなのです(内容まではわかりません)。 1 The Life and Letters of Silenus(シレノスの生き方と知恵)[森の神シレノスの生涯とその思想]<( )内は直訳に近く,[ ]内は瀬田貞二訳です> 2 Nymphs and Their Ways(ニンフと彼女たちのやり方)[おとめニンフたちのならわし] 3 Men, Monks and Gamekeepers; a Study in Popular Legend(人間,修道士,猟番-民間伝承の研究)[人間,森にこもる坊さんと森番について-神話伝説の一研究] 4 Is Man a Myth(人間は神話か?)[人間は,実在するか?] 1 のSilenus(シレノス)はギリシア神話に出てくる森の精。 サテュロス(フォーンのギリシア神話版)の長で,酒の神ディオニュソス(バッカス)の養父・教師・従者とされます(養父と従者では全然違いますが,神話の中でいろいろな扱われ方をしているのです)。 しばしば馬の耳と足をもった酔っぱらい老人として表されますが,「ナルニア年代記」では,ロバにのった太った老人として描かれ,別の巻に出てきます。 また,タムナスさんとの話の中にBacchus(バッカス)もでてきますが,ローマ神話に出てくる酒の神で,ギリシア神話のDionysusの別名です。 黒目,金髪で巻き毛を垂らした美青年として描かれることが多く,「ナルニア年代記」では,頭に花飾りをつけていて,川の水をワインに変えてしまいます。 Lettersは手紙ではなく文字に表されたものということで「学識」といった意味あいです。 2 のNymph(ニンフ)はギリシア・ローマ神話に出てくる海,川,森,山などの精霊で,美しい乙女の姿をていますが,これは日本語でもおなじみでしょう。 別の所に出てくるDryad(ドリヤード,木の精)やNaiad(ナイアード,泉の精)の総称にもなります。 3 ここで民間伝説の研究(Study in Popular Legend)対象となっているのが,Men(人間)と Monks(修道僧)と Gamekeepers(猟番)。どうしてこの3つが並んでいるのかわかりませんが,ナルニアの学者には興味があったのでしょう。 monkは「修道士」の意味ですが,アドヴェンチャーゲームの感覚からか,怪力の戦闘僧みたいな感じがしてしまいます。 また,gamekeeperは狩猟所を管理する人<gameは狩猟対象の動物>ですが,森林を管理する人にも使われ,ハリー・ポッターと仲がよいハグリッドもホグワーツのgamekeeperです。 4 「神話か?」というタイトルですから,少なくとも本を書いた人は「人間が存在する」ということに半信半疑ということになります。 次回は「White WitchとDwarf」の予定。 ここまで読んだら, カチッと クリックお願いします 別のウィンドウ(orタブ)でランキングサイトが開きます。 ―――――――――― 新しいテーマナルニア年代記!! よろしければ,こちらのテーマをご利用ください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/05/08 08:32:26 AM
[英語の読書] カテゴリの最新記事
|
|