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2005/05/31
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ダルグリッシュシリーズの1作目である,

P.D.ジェームズの「女の顔を覆え」

を読んだ。

ロンドンからそれほど遠くない,チャドフリート村の旧家マーティンゲールの邸宅で教会主催の園遊会が開かれた夜,最近雇われた小間使いが殺される。

この時点で主任警部だった,スコットランドヤードのダルグリッシュが呼ばれ,結論をいってしまえば,事件を解決するわけだが,捜査の過程でさまざまな人間像が浮き上がってくるところが,とくに読み応えあり。

「犯人が誰か?」というより「被害者は誰か?」の部分に謎解きの楽しさがあった(もちろん,名前は最初からわかっているので,誰かというより,どんな性格か? なぜあんなことをしたのか? などなどだが)。

1962年作,設定が田舎の旧家ということもあって,外見は古く見えるかもしれないが,少しも古くはない内容だった。

登場人物などをフリーページのP.D.ジェームズメモ(女の顔を覆え)に簡単にまとめてありますので,ごらんください。
P.D.ジェームズの他作品についての日記は,フリーページ 読了本(海外) (P.D.ジェームズ)からごらんください。


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Last updated  2007/01/15 01:33:09 AM
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