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あれこれ備忘録 ホスピス医のこころを支えるもの

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粗忽のたかびー

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2024.01.27
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カテゴリ:徒然日記


ホスピス病棟の朝、夜勤から日勤への申し送りは8時50分から始まる。そこには多職種が集まる。医師、看護師、薬剤師、リハビリセラピスト、ケアワーカー、MSW、そしてチャプレン。医師、看護師、チャプレンは毎日参加、それ以外は必要なときに参加。

16人の患者さんのプレゼンを夜勤看護師が20分で行い、20分かけて日勤看護師とその他の職種でその日のケアの確認をする。

しかし、これがうまくいかない日がある。 
今日がそうだった。

働き方改革が叫ばれるようになり、勤怠管理がIT化された。そのため日勤看護師たちは8時30分からしかコンピュータを開くことができなくなった。朝のサービス業務(残業)ができなくなり、IT化以前のように時間をかけて情報収集することができなくなったのだ。

そのため日勤看護師にとっては、8時50分までの20分で集めた情報と夜勤の申し送り、そして医師やその他からのアドバイスがその日の仕事の計画する上で欠かせないものとなる。

医師は9時30分から外来業務が始まるので、40分で何としても申し送りは終らせて貰いたい。

しかし、プレゼンの下手な看護師もいる。今日はプレゼンだけで30分かかってしまい、ケアの確認の途中で医師は立ち去らざるを得なかった。
そうするとどうなるか?
外来中に病棟から色々な確認の電話が鳴ることとなった。

ひと昔前なら、もっと効率よくプレゼンをしてっ!と医師が強く言えたのだが、昨今はそうはいかない。
古参看護師がプレゼンの下手な若い看護師を強面で指導する!なんてことも離職率が高くなるのでできない。

難しいご時世だ。





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Last updated  2024.01.27 00:30:05
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