虫刺されというと、昭和世代の私には「キンカン」が浮かびます。
キンチョーの蚊取り線香と同様、夏の風物詩のひとつのようです。
キンカンって、結構高いんですね。そのせいか、小さめの瓶から先に売れていくようです。大きい瓶の方が、割安でお得なんですけどね。
お値段少し安目の類似品でエーカンというのがあって、見た目は似ていますが、成分は多少異なるようです。キンカンはアンモニア主体のシンプルな薬品で、余計な成分が入っていない分、安心だし、なんといっても中高年にはブランド力があります。
★キンカンの成分 100mL中
・アンモニア水 21.30mL
・l-メントール 1.97g
・d-カンフル 2.41g
・サリチル酸 0.57g
・トウガラシチンキ 0.35mL(原生薬量として35mg)
★エーカンの成分 100mL中
・ジフェンヒドラミン・・・1g
・アンモニア水・・・9.4mL
・dL-カンフル・・・4g
添加物として、エタノールを含有。
ジフェンヒドラミンという成分が、エーカンには入っていますね。これは、抗ヒスタミン成分で、皮膚炎や虫さされによるアレルギー反応を抑えて、かゆみや腫れを鎮める働きをします。また、dL-カンフルという成分も、キンカンにはない成分です。これは、おだやかな冷感刺激剤で、虫さされや湿疹によるかゆみを和らげる働きをします。「液体ムヒS」にもこのふたつの成分が含まれています。
アンモニア主体の昔ながらのキンカンと、液体ムヒSに似た成分のエーカン、あなたはどちらを購入しますか?
ちなみに、液体ムヒSには、アンモニアが含まれていないので、アンモニアが嫌いな人はムヒSにするとよいでしょう。