夢見る頃を過ぎても

「ホテル・ルワンダ」を観てきた。
1994年、アフリカのルワンダで長年続いていた民族間の諍いが大虐殺に発展し、100日で100万もの罪なき人々が惨殺された。アメリカ、ヨーロッパ、そして国連までもが「第三世界の出来事」としてこの悲劇を黙殺する中、ひとりの男性の良心と勇気が、殺されゆく運命にあった1200人の命を救う。

劇中
「世界の人は虐殺のニュースを夕食を食べながらみて。怖いねと言うだけだ。」
というシーンがあった。

その通りなんだろうと思った。
当時私はOLをしていた。
「ルワンダの子供たちを救おう！」と社内で募金をしていた女子社員のことを思い出した。
私がしたことは、いくばくかのコインを募金箱へ入れただけ。
結局みんな自分を守ること以外には、関心がないのかもしれない。

今読んでいる本の中に
「自分は正しいと思いたい思い、人間にとってこれほど根強い思いはないと思います。」という件ががあった。
正しい！ではなく、正しいと思いたい。
信念という言葉を自分の中で履き違えていては、心は清いほうへと進めない。
邪念され、邪推を抱き、憎みあう人たち。
人はどうして人を支配したがるのだろう。
心は自由なのに。。。。



人はどうして人を憎むのだろう。
殺しあうほどに。。。