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2006/07/03
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カテゴリ:外国映画
今日は、蒸し暑い夜にところどころ冷やりとさせるも、手に汗握るスリリング作品「恐怖の報酬(1952年版)」を紹介しよう。

舞台は、中米はベネズエラにある小さな村ラス・ピエドラス。
退廃的な空気が流れ、けだるい雰囲気が漂う。
アウトローや食い詰めた者たちが流れてくる片田舎の村だ。
マリオというコルシカ島出身の男もそんな連中のひとりだった。
彼が入り浸っているのは、村唯一の酒場。
その酒場の看板娘のリンダと恋仲なのだ。
だが、まとまった金のないマリオには、彼女と一緒になることすら叶わぬ夢であった。
ある時、ジョーという男が村に流れ着く。
パリで食い詰めた札つきのワルとうそぶくが、本当かどうかはわからない。
しかし、ひょんなことからマリオと意気投合して親しくなった。
そんなある日、村から山へ500キロほど入ったところにある油田で火災が発生する。
この村からも大勢の男たちが雇われて働いている油田だ。
多くの犠牲者を出しながら、懸命に鎮火に当たっているが、消火に至らないという。
石油会社の緊急会議で、ニトログリセリンの爆風で鎮火を試みることが決定された。
ニトログリセリンの運搬は、著しく危険なことから、多額の賞金を報酬に運転手が募集される。
応募は殺到したものの、選ばれたのはマリオ、スメルロフ、ルイジ、ビンバの4人だった。
ジョーも応募したのだが、選に洩れてしまっていた。
腹を立てるジョーだったが、こればかりは仕方ない。
運転手に選ばれた男たちの集合時間は、翌朝の3時だった。
まだ夜が明けぬうちに集う男たち。
と、どうしたことかスメルロフが姿を現わさない。
そうこうしているうちに、ジョーが現れた。
彼がスメルロフに代わって参加することになった。
先発は、マリオとジョーの組だ。
彼らのトラックは、荷台に積まれたニトログリセリンに大きな振動を与えないように慎重にスタートした。
そして、その30分後、ルイジとビンバの組が出発した。
2台のトラックは、500キロ彼方の油田を目指して危険な道をひた走るのだが…


とにかくハラハラし通しだ。
暑い中米が舞台でありながら、これだけ冷やりとさせられるとは思っていなかった。
ただ主人公らは善人ではないため、ピカレスクロマン的な雰囲気も少しあって、感情移入しにくいかもしれない。
しかし、様々な知恵を絞って困難を克服して行く姿は(動機が何であれ)感動的である。
本作は、1977年にロイ・シャイダー主演でリメイクされている。
基本的な大筋は同じながら、微妙に設定とラストを変更している。
こちらもなかなかスリル満点だが、インパクトでは本作の方に軍配が上がる気がする。
機会があれば、見比べてみるのもいいだろう。


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恐怖の報酬(1952年版)





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Last updated  2006/07/03 11:08:47 PM
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