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カテゴリ:外国映画
昨日は、地上波で「サイン」をやっていたので観た。
劇場公開時に見逃していたので、実は初見だ。 舞台は、アメリカ合衆国ペンシルバニア州バックス郡の郊外。 ある朝、犬の吼える声と子供たちの悲鳴にグラハム・ヘスは起こされた。 飛び起きたグラハムは、同じ敷地内に住む弟メリルを伴って、子供たちの姿を求めてとうもろこし畑に踏み入る。 ヘス家のとうもろこし畑には、巨大なミステリーサークルができていた。 メリルは「近所に住む兄弟のいたずら」と決めてかかるが、証拠はない。 とにかく保安官を呼んで現場を見てもらうことにした。 2時間も経ってからようやく来た保安官に現場を見せて話をするが、当然埒はあかない。 ただ保安官から近隣でペットが狂暴化しているというという話を聞く。 子供たちの声がしていないことに気付いたグラハムは、慌てて家を飛び出す。 裏庭で子供たちは泣いていた。 傍らには死んだ犬。 飼っていた犬が突然狂暴化して襲ってきたのだという。 グラハムの長男のモーガンが、妹のボーを守って犬を殺したのだ。 幸い子供たちに怪我はなかった。 数日後、今度は誰かが家の周りを歩き回る気配がした。 グラハムは、メリルと共にその気配を追うが、逃げられてしまう。 再び保安官を呼び、このことを話すが、やはり埒はあかなかった。 やがて世界中で同じようなことが起き始める。 その規模からミステリーサークルが誰かのいたずらではないということが判明し、街の人々はミステリーサークルから遠い土地へ次々と逃げ出していった。 そんな中、かつて交通事故を起こしてグラハムの妻を死に至らしめた男から電話が入る。 その男の家に向かったグラハムは、男から謝罪の言葉を聞く。 彼は、居眠り運転で散歩中のグラハムの妻コリーンを事故に巻き込んでしまったのだ。 車は木立ちに突っ込み、車と木に挟まれたコリーンは、車のボンネットで胴体が切断され、生きているのが不思議な状態だった。 車を動かしたら間違いなく死ぬことが予想されたため、そのままの状態でグラハムが呼ばれた。 かろうじて妻の死に目に間に合ったものの、これが原因でグラハムは神の存在を疑い、牧師を辞めてしまったのだ。 男は、事故の後もずっと苦しんでいたという。 ミステリーサークルから遠い土地へ移るにあたって、意を決してグラハムに電話したのだった。 彼は、深くグラハムに詫びると、「宇宙人をひとり納戸に捕まえてある」と言い残して逃げ出してしまう。 おそるおそる彼の家の納戸に近付いたグラハムは、ドアの下の隙間から襲いかかった鋭い爪の手に応戦して、その指を包丁で切り飛ばす。 やはり宇宙人はいたのだ。 グラハムは、大急ぎで自宅へ戻ると、家中の戸や窓へ板を打ちつけて防備を固めるのだが… ミステリーサークルを絡めたサスペンスホラーだと思っていたら、侵略SFだった。 物語前半の思わせぶりな展開が逆にかなりホラー的なだけに、物語後半の急展開には驚かされる。 また物語の中で提示されるものの明確な答えが与えられない伏線が多数存在し、その辺りも大きく好き嫌いが分かれるだろう。 好意的に解釈するなら、これらはミスリードを促すための仕掛けと思えなくもないのだが… 最初から侵略SFとわかっていたら、万難を排してでも劇場へ足を運んでいたかもしれない。 そんな風に言う知り合いを、私は数名知っている。 個人的には、かなり楽しめた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/07/06 08:27:30 PM
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