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2008/04/22
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カテゴリ:日本映画
CSで「電送人間」を放映していた。
何度も観たことのある作品だが、懐かしくなってまた観てしまった。

賑わっている遊園地。
中でも「スリラーショー」と銘打たれたお化け屋敷は、入口にいる客引きの巧みな口上で大賑わいだ。
すると突然、中の客が悲鳴をあげながら飛び出してくる。
口々に「人殺しだ」とか騒ぐ様子はただ事ではない。
案の定、飛び出してくる客の後を追うように、胸に刃物が突き刺さった男がよろめきながら出てきて絶命した。
すぐに警察が駆けつけ、捜査が始まった。
凶器は、被害者の胸に刺さった銃剣の剣。
だが、誰ひとりとして犯人を目撃したものはいなかった…

ところ変わって東都新聞の編集部。
編集長の井田が学芸部の桐岡勝を探していた。
彼に原稿を頼んでいたのだ。
「原稿を放り出して何をやっているんだ」と立腹の井田に、他の記者が桐岡から預かった原稿を渡した。
「肝心の桐岡はどこにいるんだ?」
そう訊ねる井田に、桐岡の同僚記者は「遊園地で起きた殺人事件の取材に行きました」と答えた。
担当が違うのに取材に行ってしまった桐岡に井田は呆れるしかなかった。

その頃、遊園地では事件の岡崎捜査主任がスリラーハウスの中で不審な人物を捕まえる。
それは何と桐岡だった。
正規の取材で訪れていた東都新聞の社会部記者の口添えでことなきを得た桐岡。
彼は密かに犯人の遺留品とおぼしき小さな針金状の物体を発見していた…


特撮ものながら、実に丁寧に描かれていく物語。
公開当時は子供向けのセールスをされたようだが、充分おとなの鑑賞にもたえる作品に仕上がっている。
大雑把に言うとSFのカテゴリーに含まれるが、厳密に言うと一種のサイエンス・スリラーである。
物語の運びは、ミステリーものなので当時の子供たちには少し退屈であったろうと思われる。
そういう意味では、セールス的に成功と言えなかったのではないだろうか。
…などと今更言ったところでどうにもならないが。
逆にSF的ガジェットを用いたミステリーものとして見ると、これが意外と楽しめるのだ。








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Last updated  2008/04/23 11:22:53 PM
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