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2007年03月24日
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カテゴリ:CDあ行


未来を見通せる晴明。その彼が見てしまう親友の死相。
冥府の役人である氷月や、敵である影連さえもが「関わらせたなら、将之は死ぬ」と明言してしまい。本当ならば、結界の中や屋敷の中に閉じこめて嵐が過ぎ去るのを待つのが得策だと分かっているのだけど。でも、もしも将之を閉じこめてしまったなら、彼の心が死んでしまう。悔いを残した生き方では、将之の心が生彩を欠いてしまう。彼が彼であり、なおかつ自分の親友として生きていくためには・・・・。

もしも、自分なら選べないだろう究極の選択ですよね。・・まぁ、一般ピープルの私には、そういう選択を迫られる事なんてないでしょうけど。
しかも、影連さんと来たなら。その弓を取りに行った者は妨害を受けて危険な目に遭う事、だから晴明か将之しか取りに行かないだろう事。しかし、その弓を射ることが出来るのは将之さんしか居ないことを分かっていて罠を仕掛けているわけです。
都も弟弟子晴明の親友も、どちらも失わせてしまおう!と言う二重三重の罠。その怨念の凄まじさを塩沢さんが、これ以上は望めないだろうほどの熱演で演じていらっしゃいます。
時々、私はこの王都妖奇譚で藤哉くんを演じている石田さんは、まさにブラックな役を演じさせたら天下一品だ!と書いていますが。その上を行きますね。
塩沢さんの場合は、黒いなんて一言で済まないんです。塩沢さんの場合は、まさに暗黒。黒い上に暗い・・暗黒と言う言葉の通りだ!と言われてしまったら、もう返す言葉もないですが。暗黒を声にすると、こうなっちゃうんだなぁ・・と言う感じです(石田さんの場合は、黒いだけで暗くはないですね)。愛馬だけを都に向かわせた将之の前に現れて、その種明かしをしつつなぶり殺しにするシーン。
もう、もう止めて!と言いたくなるほどの迫力です。しかし、ボロボロになりながら都になおも向かおうとする将之。彼が「晴明と約束した」「俺は晴明を信じているからな」「晴明はおまえとは違う」となおも晴明との絆を大切にしているのを知った時、ふっっと切れた彼が「さらばだ・・藤原将之殿」と将之にとどめを刺す声音の怖さと来たなら!!歌うように優しく、軽やかに言いながらとどめを刺してしまうのです・・。影連さんの口元には、微笑が浮かんでいるだろう!!と思えるほどの凄まじさです。
そして、この影連さんと相対する将之役の山寺さんの演技ときたなら。本当に血吐いていません?と思ってしまうくらい、瀕死の状態に聞こえてしまうのです。

最後に、将之の愛馬に導かれて。原っぱにやってきた晴明が「迎えに来たぞ」と将之の身体を抱えるシーンでは。その抑揚のない声が、晴明の悲しさを物語っていました。
「まさ・・」と一瞬絶句して「将之!」と言う井上さんの悲痛な声が、ずーん・・・と胸に響いております。
井上さんは、他にも雲切り?の呪文を唱えたり。十二神将を放ったりしていますが(先日、少年陰陽師を聴いていたものですから。青龍に朱雀に・・うふふ・・きっといろいろ居るのよね・・と一人でにやついていました)それらのイントネーションに苦労なさったとも聴いています。そうよねぇ・・普通の言葉じゃないですものね。でも、本当に言葉にも力があるなぁ・・と感じさせてくれました。

どちらかと言うと暗いお話になってしまうのですが。冒頭の方の見鬼の才能に恵まれた千早の君を巡るお話。千早さんに、将之が「力がある上に陰険で自信家で、へそ曲がりで神経質でふてぶてしいから、敬遠されがちだが。根は悪い奴じゃない」と、悪口なのか褒めているのか分からない事を言っています。そして、その将之の事を「猪」と面と向かって言う辺りなどは、お互いを認め合った親友と言う感じで、本当にほほえましく思ってしまいます。
でも、実生活でこういう事を言っていたら。きっと険悪になっちゃいそうですよね(^^;。

ちょっとダークな、ダークすぎるほどの塩沢さんを聴いたので。ちょっと軽めのあ~る君を聴いておこう・・と思っています。





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最終更新日  2007年03月24日 21時35分53秒
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