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カテゴリ:CDあ行
ランティスCDAiデス・ガン 4空に跳ねるアラルガンドの雨音 以前、ちょっとだけ原作を一気読みした時に。原作とドラマCDを比較する・・と言う名目でちらっと感想を書いていますが。 今日は改めて、デスガン4巻のドラマCDについての感想をアップしようと思います。 あらすじ・・・子犬を抱えて雨宿りしていた男・タイタと、妙にウマがあって意気投合してしまうレイジ。しかし、タイタはアルテミスの幹部であった。 彼と戦えるのか?戦わなくてはならないのか?? アルテミスと人間じゃなかったなら・・・タイタの問いかけは雨の中に消える・・。 感想・・・メディアミックスとして先行発売されている文庫の2と3巻が、ドラマCDとは違うお話になっていました(1巻は、そこまで大きな差はありませんでしたが)。 4は、おや?サブタイトルがかなり違うから・・ひょっとしたら、2や3みたいにドラマCDと文庫でかなりお話が違うのかな?と思い(1~3もサブタイトルが微妙に違っているのに気が付いたのは、文庫を読んでからです(゜゜)\バキッ☆)今回はドラマを聴く前に文庫を読みました。 うーん・・・正直な話。文庫の方に軍配を上げたくなりましたね。 尺の問題もあったでしょうが・・・と思ったのですが、今回はオリジナルサウンドトラックや番外編が入っていましたので。それを入れるくらいなら、ちょこっとだけレイジ達が「月の涙」と言う今回のキーワードを知るきっかけになった話や、タイタがまるきり人殺しをしていないのではない!と言う事が分かる事件を入れていても良かったかなぁ?などと・・。 でないと、ムジカ姉さんが局地的な雨について不審を抱いたり、月の涙が出てくる過程が弱いように思うからです。 そうでなければ、一体どこから彼らが「月の涙」を知ったのか?そして、タイタはまるっきり悪い事を一つもしていなかった!ただ、一発そういう弾を発射しようとしただけ・・に受けとられてしまうからです。 (文庫をお読みではない方のために、ちょっとだけ解説・・・レイジがタイタとクーに出会った翌日。山中に、大量の死骸が放置されていて。その場所では、山積みされた死骸が置かれた後に雨が降ったと思われた。そう言えば、最近局地的な雨が多いかも?と思ったその時、死体の山の中から現れて、レイジを襲ったアルテミスが「月の涙からは、誰も逃げられない」と謎の言葉を残しているのです。 つまりは、人をアルテミスにする細菌・ネクタル(1のスバルにあった力)の開発中の品を試すために、殺した人々を積み上げておいて。そこに雨を降らせて、完成度を高めるための実験をしていたのです) まぁ、ドラマCDの3が窮地に立たされたヤシキとレイジが、ケラを倒すと言う一点に絞られてのドラマになっていたように。 このお話では、キャラがかぶっています!状態のレイジとタイタの二人の友情を描く事がメインになっているのでしょうから。 これはこれで良いのかもしれません。 が、原作を読んだ事で「こういう台詞を残すくらいなら、もっと前からヤシキの異常なまでの甘党っぷりを強調しておかないと、分からないでしょうが?」と思ったり。お話をCDとして再現するのは、厳しいのかな?と感じたり。ドラマCDと原作について・・・・をいろいろと考えさせられてしまいました。 ドラマCDを買う人が、全て原作を読んでから聴くわけでもないでしょうし(って、私だけではないと思いたいのですが)確かに、それぞれに良い所はあるのですが。もうちょっと、何とかならないかなぁ? まぁ、微妙にサブタイトルが違う事が現しているように。他にも原作とドラマCDでは、話が違っていましたね。 ヤシキがレイジとタイタがお茶しているのを見つけて、お使いに来ていたイオタを回れ右させたシーンは原作にはありませんでした。また、そのカフェで二人が頼んだ物は、食べ物ではなく飲み物であった事。 また、急がなくてはいけなくなった!と言う理由を語る時に、ドラマCDでは「酸性雨」が出てきますが。文庫の方では、そういう物はなく、タイタの風を起こす力の凄さがクローズアップされたかなり緊張感の高いものとなっていた事。 そして!!何よりも、「あううう」と思ってしまったのが、クーの扱いの差でした。文庫の方では、クーは生きていて。ちゃんと犬好きな家庭に引き取られて元気になっています。それを預けに来てくれたのが、タイタの代理人だったと言うのを知るレイジ達で終わっていますが。ドラマCDでは、クーは死んだままで・・。可愛い子犬だったのにぃ!とかなり悔しかったです。 さて。そういうストーリー的な事は、置いておきまして(゜゜)\バキッ☆。 今回も、熱く吠えてくれましたね>檜山さん。特に、気の合う友人だ!と思っていたタイタが、プレアデスだと知らされ。タイタの事を「レイジさんを騙していたんですよ」と言うイオタに対して、怒鳴るように叫ぶシーンの声の強さ。 でも、CDならでは?のサンドイッチを口いっぱいにほおばるシーン・・が一番笑えてなりませんでした・・。まったく・・レイジってば(大笑)。 タイタと仲良くなるシーンでの、他愛のない会話の数々など・・・文庫を読んだ時に頭の中に浮かぶのと同じ声が、耳元でするのは感動でした。 相棒のヤシキ役の森川さんは、今回は出番があまり多くはありませんでしたが。個人的に好きだった「(自分とイオタが)行くまでに、口説き落とせよ」と言うシーン・・うん、やっぱりサイコーです。 ムジカの本田さんは、イオタとの姉のような会話と、番外編が印象的でした。 そのイオタくんの宮田さんは、先輩達に囲まれての楽しいお酒の席での告白が良かったです・・ただ、何故か・・宮田さんが演じていらっしゃると。純粋なイオタくんが、原作同様どう見ても二十歳以上の成人である事を忘れそうになりますねぇ・・・(^^;。 前回、青年と現在のシンを熱演された井上さんは、あまり出番がなくて。ちょっと淋しかったです。5巻での登場、お待ちしています。 メロペとアステロペの双子は・・これ、原作では男の子となっていますが・・。甲斐田さんと斉藤さんのどちらがどちらか、分からなくなってしまうんですよねぇ・・(^^;。もっと精進しますm(_ _)m。 そして。今回はキャラが被る役!!と言うよりも。アルテミスの中にも平和主義者?は居るんだよ。人間とアルテミスが戦う事に心を痛めている人も居るんだね・・。悪いアルテミスばかりじゃないんだ・・と言うのを強く印象付けてくれたタイタ役の高橋広樹さん。 バスジャック犯との戦いのシーンが、一番印象的でした。同じ人間で殺し合うなんて・・・・と呟くように言うシーンや、トイレ!と不敵に笑っているシーン。これじゃあ、バスジャック犯が激怒しても仕方ないわなぁ・・と思えるほどなんですもの。 彼は、彼なりの論理で(人とするなら、ありがた迷惑になってしまうのですが)戦いの終結を考えていた事、その信念故に口説き落とされなかったタイタ・・。きっと、レイジの心の中にはずっと残る事でしょう・・。 ところで。今回、ブックレットに集合写真がありませんでして。毎回それなりに楽しみにしていたので、残念でした。 ひょっとしたら、他と言うキャストが多かったから・・とか、別録音の方が多かったから?などと、大人の事情をいろいろと考えてしまいました(^^;。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年02月01日 21時11分42秒
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