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カテゴリ:読書
ヒーローの声 飛雄馬とアムロと僕の声優人生 

古谷徹


ヒーローの声

古谷徹さん・・・ツンとくる痛みや、甘酸っぱい思いや、懐かしさやら・・・いろいろな気持ちがないまぜになる1つのキーワードとなるお名前です。

言うまでもなく、60年代には星飛雄馬として。70年代はアムロとして。
そして、80年代は星矢として・・・。
10年を1つの単位とするなら、そのどの単位でも「代表作」のアニメのヒーローとして君臨されている声優さん。

泥くさい(作品自体が得意ではないので)巨人の星はともかく。
ファーストガンダムや、星矢はかなり熱狂的に見ていた事。

そして。私の声優狂いの1つの要素は、ぜっったいにこの人にも一因があると確信している方なのですから。

そうなんですよ・・・・声優さんの歌のアルバムが出始めた頃。
先駆者は、言うまでもなく神谷明さんでしたが。
私は神谷さんは一枚も持っていませんでして・・・何故か、古谷さんはアルバムを全部持っているんですね(大笑)小山さんと共演されたコンサートも行きましたとも!!

当時、ガンダムで主役を張っていた古谷さんのアルバムと言うことで、本当に何気なく買った一枚が「PAGE1」と言うファーストアルバム。
えぇ・・今も残っていますとも。ガーベラを持った古谷さんのジャケット。
初っぱなの歌が、サンライズアゲイン・・・って、ガンダムがサンライズ制作だった事もあって、このタイトルはギャグ?と思った覚えがありますもの。


当時の古谷さんは。
申し訳ないのですが。アムロと言うよりも「父ちゃん!!俺は、やるぜ!!」の印象が強く。
当然、声も力強く泥臭く(良い意味ですよ)熱血炎!!!のイメージだったのですが。
ステレオから流れてきたのは、ふんわりとした柔らかい歌声でした。

ええええええええ!!!!!!
なんですとな!!と、家に遊びに来た友人に片っ端から聞かせて。
これ、歌っているの誰だか分かる?有名なアニメの声優さんだよ・・

結果、誰も答えることが出来なかった(本当に古谷さん、ごめんなさい)・・・という思い出のある一枚なのです。


恋愛にしても、意外性があると。途端に気になるって事はありませんか?
えぇ?この人にこんな一面が?って・・・


いや、そういう問題じゃないのは分かっていますが。
当時の私の精神状態を的確に言い当てるとするなら、本当に意外性!に尽きるかもしれません。

そして。歌では、スラップスティックのボーカルとして、ドラムスとして・・・
アニメでは、シリウスの伝説(映画)や、ふしぎな島のフローネの繊細なお兄ちゃん役で、ノックアウトされましたっけ・・・




(フローネは、アニメの絵としても。お話としても。当時の名作アニメからすると、えーっと・・・的なものだったと思うのですが。
医師の息子だけれど気弱で音楽を愛するフランツ・ロビンソン。
彼が、父親と一緒に島の散策に出て。夜中、大きな木の上からふっと落ちそうになる瞬間。
その小さな叫び声に、アニメである事を忘れて、ハートを射抜かれてしまったものです。
あぁ・・・今の声は、本物のフランツだ!!とね)

古谷さんは、本当にアニメのヒーローが多いですし。
ヤムチャや、星矢、当時流行ったOVAのウィンダリアに宇宙皇子などなど・・・・

とかく(ファンと言う意味でも、キャラクター的にも)ライバルや作品が多くて(大笑)何時しか、追いかけるのを辞めてしまいました。

ファン心理として、自分が知らない作品は許せない・・許せないと言うのは変ですね。
そう・・全てを知り尽くしたい!と言う気持ちなのかな?
関わったお仕事は、オールコンプリートしたい(大笑)見たい!聞きたい!!
(今、その性格のおかげで。毎月毎月、石田さん貧乏で困っております)
でも、当時の私が古谷さんの作品を全て網羅するなんて、無理・・・果てしなく無理だった・・・何しろ、芸歴も長いし。作品も滅茶苦茶多いんですもの。

好きな作家さんの本などを集める時に、似たような気持ちになりません?

今回的確でピタリと当てはまる言葉が上手く見つからないので、自分でも歯がゆいし、申し訳ないのですが。
なんとなく、言わんとするところを感じていただけたら・・と思います。

まぁ・・そういう訳で(苦笑)
古谷徹さんの著書の紹介を楽天ブックスで見た時。

初恋の遠くから眺めていた先輩を、同窓会などで見かけたような気持ちのような懐かしい感じやら甘酸っぱくもほろ苦い気持ちがわき上がってきまして。

迷わずポチッとなしてしまいました。

海賊王子のキッド役から、有名な巨人の星の飛雄馬を経て。
いくつものアニメヒーローから、アムロと出会い。

そして、星矢を演じた時の「座長」としての責任感や気持ち。
しかしながら、14年の時を経てOVAになった時。
声の初々しさという点で、原作者が一部キャストの変更を申し出た時の話・・・・

ドラゴンボールのヤムチャ、オレンジロードの恭介。
セーラームーンのタキシード仮面の話に、ガンダム00の話・・・

ガンダムの名台詞の数々。それらを古谷さんが演じる上で、どう注意したのか。どう解釈したのか・・それらを読むことが出来て、ちょっと作品を見直してみたい!と言う気持ちにも駆られました。

このタイトル、知ってる知ってる!!と思わず机をバンバンしたくなる作品が目白押し。
いやもう・・これだけアニメに関わった方の自叙伝は、声優としての歴史であるだけでなく。
アニメの歴史にもなるんだねぇ・・

それこそ「私は、今猛烈に感動しているっ!!」と望陀の涙を流しながら泣き笑い言いたいくらい(大笑)
(得意じゃないって書いておきながら、パロディに使うか・・・)

小山さんとの結婚と離婚。
そして、現在の奥さんである間嶋さんとの出会いと愛娘・愛実ちゃんの事。

共演した役者さん(声優さん)の話や、役作りの気構えの話。
知っているお名前が出てくると、それだけでミーハー的にきゃあきゃあ言ってしまいました(^^;。

古川さん・鈴置さん・池田さん、鶴ひろみさんの話や、ガンダム00の現場での宮野さんや三木さんの話。
子役時代から演じていらっしゃるので、超ベテラン!の域に入っている古谷さんならではの気遣いや若い役者さんに対する気持ち。

プロの作家さんではないので、本当にストレートに飾らない言葉で書かれています。
おそらくは、役者さん仲間の敬称もくんの方とさんの方の違いや、ちゃんがついている人などなど・・・
普段使っていらっしゃる言葉なんだろうな・・と思います。
ちょっとびっくりしたのは、井上和彦くん・・・・うはは・・くんと言う呼び方が、新鮮でしたねぇ!!

飾らないからこそ、伝わるものがあります。
それは、おそらくこの本の一番書きたかった事ではないか・・とも思えるのですが。

人との出会い・縁の大切さです。
アニメの現場で出会った音響監督さんや、プロデューサーさんの名前が沢山出てきます。
1つの現場で知り合い、古谷さんにほれ込んだ方が次の仕事を依頼する。

直接オファーが来たとか、オーディションなしに決まってしまった・・・などは。
読み方によっては、何を偉そうに・・・・みたいな気持ちにならないでもないですが(゜゜)\バキッ☆
いや、誇っても良いさ。だって、それだけの仕事をしているんですものね(^-^)。


後書きに、仕事を引き受ける上での5つのポイントとして書かれているのですが
「快感・プライド・金・コネ・義理」だそうです。

言葉だけ書くと、誤解されそうな言葉になりますが。

プロの役者として、快感があるか・・・新たな自分を見つけ出せる役かどうか・・
出演料が良いと言うことは、それだけ求められている・・・と言うこと。
コネと言うのは、次の仕事につながるかどうか・・未来への投資と言う意味ですね。
そして、義理。恩義があった人が依頼する仕事なら、引き受ける。

ただし。内容が下ネタや下世話なもの。スタッフの情熱が見られないものなどの家族に誇ることが出来ない仕事は引き受けない・・・・と。

どんな役でも挑戦して、そして結果を残していくと明言されています。
そう・・・・これからも、挑戦し続けていく古谷さんの活躍を遠くから、しっかりと見守っていきたいと思っております。

読み終わった時。
自分よりも年上の方が、こうして現役で。チャレンジを挑戦をし続けていくことを明言されていると。
あぁ・・私もまだまだぁあああ!!!!と、気合いが入る思いがします。

ベテランで守りに入っていない姿勢。
そして、全ての役や作品を愛しておられる姿に、胸の奥が熱くなるのを覚えました。






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最終更新日  2009年10月03日 07時23分48秒
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