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カテゴリ:読書
斉は、斎のさらなる略字じゃなかったんだぁ!!!
(斎は、齋の略字だもんね) 斉は齊の略字であって、意味違うんだ・・・ 華蜜の斎王 華蜜の斎王 あらすじ 風に乗って、空を飛ぶことが出来る疾風の国の王子・青嵐は、幻の国である華蜜の国に赴いた。 その国でしか採取出来ないとされる、秘密の薬を得るためだ。 外界から遮断され、空に浮いている華蜜の国では。 見る物全てが美しく、甘い香りに満たされているが。 そのどれよりも美しく、甘い香りがする佳人・イリスに出会ってしまう青嵐。 しかし、イリスに出会ったのは。決して入ってはいけないと言われていた森の中だった。 そして、イリスはその森にある塔で幽閉されている状態だったのだ・・・ 感想 実は。先日、読み終わった後に。 華蜜の斉王でアフィリを出そうとしたら、出てこなくて。 あれ?と思って、良くタイトルを見たら。斎王だった・・・ そう言えば、遥か(1)の友雅さんイベントで。 伊勢神宮に奉仕する皇族の姫君の話が出た時に。 斎宮とか、斎王とか出てきたよね・・ 禊ぎをして、神に仕えるって意味だから・・ これは、漢字に何か意味があるのかな?と思って、漢和辞典を引っ張り出してきました。 (こういう調べ物って、大好き(*^^*)) そうしましたら。 斉は、稲穂などが出そろって平らになっている様・・ 一斉放送とか使うのは、それか・・どちらかと言うと、「せい」なのねぇ~~ で!!斎の方は、神仏を祭る時に飲食や行為を慎んで、身の汚れを去ることの意味がある漢字だと解りました。 と言うことは!! 華蜜の国の汚れなき存在って意味になるんだ!! おぉ・・・素晴らしいタイトルだわ!!(って、後で気が付いたんですけどね) 先日、チラッと書きましたが。 この本は、先月買った雑誌GUSHに試し読みコーナーで。 青嵐とイリスの出会いのシーンが絵付きで紹介されていました (GUSH文庫は、見開き2ページで紹介が載っているのね) その紹介コーナーで見て、絵に惚れて(こら)探していたら、すんなり店頭にありまして。 パラパラと立ち読みした時点で。これがまた、好みのツボど真ん中!! 即!!買って帰りましたとも!! もともと、ファンタジーって大好きなんですね。 剣と魔法と冒険のお話って大好き!! 昔読みあさった、海外の小説たち。 それらを懐かしく思い出しながら読んでいました。 黒衣の公爵シリーズが、フィリップ・K・ディックみたいなのに対して。 こちらは、フィリップ・ホセ・ファーマーのイメージ。 *フィリップ・K・ディックは、映画「ブレードランナー」の元になった「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」の作家さん。 ファーマーは、階層宇宙などの作家さん。 そうですねぇ・・・ 映画で例えるなら、黒衣の公爵がスター・ウォーズとするなら。 こちらは、指輪物語みたいな? うーん・・余計に混乱します?(^^; (何故に、黒衣の公爵を引き合いに出すか・・と言いますと。最近ゲットした異世界BLだからです) 先ずは、青嵐とお付きの雲海の設定ですね。 風に乗って、空を飛ぶことが出来る。 この冒頭の設定で、世界観にフォーリンラブ(大笑)ですよ!! 風に身を任せて空を上昇する姿は、ピーターパンをちょっと連想します。 そして、周囲に風の壁を巡らせて空中にある幻の国・華蜜。 入る人を選ぶと言う辺りで、思わずラピュタ!! そして、登場する佳人・イリス!! 人に会うこともなく、森の中の高い塔の上に幽閉されている状態で。 ラプンツェル状態に近い?でも、ちょっと違うのは。 彼は、花の力を借りて下に降りることが出来るんですよ!! ノウゼンカズラをにょきにょき・・と成長させて、それで下に降りられる・・ って、ジャックと豆の木みたい?? ん~~私が好きなお話があちこちに出てくる感じだから、惹かれたのかしら? 夜になると、塔の近くの沼で禊ぎをするのです・・・ 10年以上も誰とも会っていない状態で青嵐(上空から来た)と出会い。 彼と、彼が語る外界の話などに夢中になる様は。 本当に純粋無垢なのです!! 意地悪な見方をするなら、雛の刷り込み状態に近い? 本当は、孤独に死んでいくためだけの存在なのに。 そこに現れた、違う香りのする男!! お話は、青嵐の視点で描かれていきます。 なので、青嵐だけが美しいイリスに夢中になっているのか?とも思えますが。 ちゃんと、イリスも青嵐に夢中になっているんですね(^-^)。 ラスト前のラブシーンで、一緒に生きたい!と強く願っての事だと解るので。 良かった、良かった!!これで見事に両思いとニッコリしてしまいます。 イリスが女であったとしても、悪くはない(゜゜)\バキッ☆のでしょうが。 途中で、女だったら即めとっている!!と言わせているくらいですから。 ここは、やはりBLの意味が大あり!ですね。 そして、何よりも。 最近、身体から始まって。気持ちがついていかないであたふたするお話も多かったので。 そういう点でも、かなり高評価!! 好きかどうか解らない・・じゃなくて。 ちゃんと心から始まる恋愛をしているんですよ!! 華子としての存在ではなくなるために。 穢してくれ・・と言うイリスの決意。 最初に惚れたイラストも、とてもとても美しく。 個人的には、カラーイラストよりも。 文庫の中のモノクロイラストの方が、より萌えました!! 唯一、たった一点だけ難を言うなら。 その後の二人が、ラブラブに幸せに暮らしました~ってところが、あとは読者で想像してね~と言う感じでお終いだったところかな? 人伝に聞いた話でも良いから、そういう仲の良い二人が居ましたとさ・・とさらっと出てくると嬉しいけどねぇ。。。 そうそう・・ソミュラ恒例の脳内変換読書はねぇ・・ 青嵐が、森川さん 雲海が檜山さん(お酒に強くて、青嵐に突っ込みしているから(大笑))。 イリスは、神谷さんか立花さんで読んでしまいました!! いや・・最後のこれは、私のお遊びですからねっ!! あくまでも!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年04月17日 21時22分35秒
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