|
カテゴリ:読書
週末には、梅雨明け宣言になるはず・・の九州です。
宮崎は、種牛農家との決着がついて。やっと非常事態の解除が出来るまでになりました。 まだまだ、地域的に嵐の種は残っていますが。 なんとか負けないで頑張るしかありません・・・。 今日は、お天気としては青空見える時もあるけれど、雲率高い晴れ(おい) ただし、夜中の雷雨のせいで。 布団や大物は干せず仕舞いでした。 今日、梅雨明け宣言出るかなぁ~と想っていましたが。 まだ出さないみたいですね(^^; 何しろ、梅雨入りしてからというもの。 ほっっとんど雨!! 一日中お天気だった!晴れて、布団が干せました!! 大物洗えました!って日が一回もなかったんですよ。 どこかしら、湿気が多く。 朝降ってました。場所によっては降りました!みたいな(^^; もう、雨は要らない!!青空を忘れてしまったわ!!と思ったくらいの今年の梅雨でした。 そんな梅雨の曇り空を想わせたBL2冊の感想を!! 疵 かわい有美子著 あらすじ 90年代の大蔵省を舞台にしたお話。 エリート官僚の同期である桐原と司馬。 大物政治家の婿養子になった桐原は、将来が安泰かと想われていたが。 彼は、子供を作ることが出来ない身体だった・・・ 司馬は桐原についてのある噂を耳にする。 そんな時、冷たい雨が降る夜の街で、司馬にすがってきた者は・・・ 感想 これは、かなり前の作品ですねぇ・・(^^;。 珍しく、私がシリーズをノベルスで買って。読みふけり。 BLなどのジャンルを超えて面白い!と想えたので、本好きの(腐ってない(゜゜)\バキッ☆)友人に貸して。 その友人からも「面白かった!!」と花丸付きの感想をもらった作品です。 その後、ドラマCDになると言うので。 桐原の声が、聖職者のようで清潔感があって、でも色気があって・・と作中に何度も声の描写が出てくるので。 どなたかしら?とドキドキした記憶があります。 桐原は、増谷さんで。お相手は小杉さんでした。 このお二人は、イメージにぴったりで良かったのですが!! それよりも、インパクトがありすぎだったのが(大笑)篠田役の宝亀さんでした!! こんの色ボケエロじじい(失礼)と嫌悪感がこみ上げてくるような(大笑)ねちっこさで。 いやもう、それしか覚えてないぞ(大笑)状態でした。 ドラマCDの感想では、メインの二人のシーンは。 かなりせっぱ詰まったシーンだったわぁ・・と書いていますが。 そりゃそうよねぇ!!愛があって、抱いて抱かれて・・じゃないので(この段階では) 音にすると、今なら納得するかもしれません。 最近のボーイズラブで、ちょっと不満なのが。 男同士ではないといけない理由!!と言うのが希薄な作品が多いこと。 単に、個人の好みで男性が好きなんです~~とか。 好きになったのが、たまたま男だっただけ!とか。 男同士でないと、意味がない!!と言う作品はあまりないんですよね。 男同士である正統な理由・・と言うと、理屈っぽくなりますが。 男同士である意味合いが大きい作品としては、銀のレクイエムとこの疵シリーズくらいだと想ってしまいます。 青の軌跡も、男同士の理由はしっかりしていますが。 でも。疵シリーズの場合は。 男同士でないと無理なんです。お話そのものが成り立たない。 例えば、受けが女性だったら。 銀のレクイエムのキラが女の子だったら、なんら問題はないし。 この疵でも、桐原が女だったら・・・そもそもエリートの出世争いとか、そういう問題にはならないし。 司馬とむつみ合う理由と言うのは、桐原が男だから!!なんですね・・ これは、司馬が(も)男でないと駄目なんですよね!! そういう意味でも、個人的に高評価な作品でしたが。 実は、引っ越しの時に全部売り払ってしまいまして(゜゜)\バキッ☆ あまり明るい作品ではないし、いっか~~~と思っていたなら。 お友達のところで、3と4に加筆修正??という情報を得まして。 うはは・・・この際、集め直して読み直すのもいっか~~となりました。 今回、読み返してみたら。 あら?桐原って、悲劇のヒーロー(ヒロイン?)っぽく思っていたけれど。 結構、エゴイストで自我が強いイヤなヤツだったのねぇ(大笑) 以前に読んだ時は、婿養子に入ったものの。種がなくて、妻には浮気され。 自分の子でもない子供を育てなくてはいけなくて(^^; 義父には、高級官僚の相手を斡旋され・・・ 踏んだり蹴ったりじゃないか・・・と思っていましたが。 そうなるきっかけを作ったのも、君自身。 うん・・・読んだ私が小母さんになって(大笑)視点が違ってきたからでしょうか? 司馬との関係を最初に結んだ時も、結構自分のエゴと言うか・・ そういう欲求に突き動かされていた!と思うと、悲劇と言うよりも。 可哀相な男だわね・・と思ってしまったのでした。 まだ、この1巻の段階では。 厚い雲に覆われたような状態なので。早く、続きが出て。 桐原と司馬が、本当の意味で結ばれてくれますように!!と思ってしまいました。 深想心理 吉原理恵子著 あらすじ 篠宮の家を捨てた、最低最悪な父・慶輔が。暴露本を出版した。 そんな中、マスコミの集中砲火を浴びた姉・沙也加が尚人の高校の前で待ち伏せをしていた!! 感想 1~4巻は、立ち読みで済ませたのですが。 お友達の感想で、読ませていただいたなら。 お話が見えない(^^; えーっと? だから、どうなった? どう進展があったの? と言うのが解らない。 個人的に、ちょっと立ち読みする時間がなかったのもありまして。 買ってきましたが。 えーっと??このお話で、本の上の日時は一体何日経過したでしょう? リアルタイムと、書籍上の時間の流れ方が違うのは解りますが。 5巻まで来て、刊行された年月と。書籍の中の年月の差は?? まぁ、これは吉原さんの他の作品でもそうですけど。 進んでいるようで、進んでない!! 自分が読んだら。 こりゃ、どうなった?展開や進展は感想にしづらいわなぁ・・と納得しました。 だって、本の中で何日経過しているんだろう(大笑) 結局。5巻では。篠宮一家の紅一点である沙也加ちゃんが孤立しちゃいました!! お姉ちゃんは、尚人くんの中でも斬り捨てられていまいました。 それが、まだ沙也加ちゃん自身が解ってないから。 解ろうとしていないから。 その分、尚人と雅紀くんは本当の意味でラブラブで。 抱きしめられて、抱きしめ返して!! 引きこもりの裕太クンを含めて、篠宮ファミリーの絆は堅固になりました! ・・・としか書きようがないんですものね・・・ でも。 同じシーンでも。 尚人視点と。 沙也加視点を。 改行や、空白行の挿入によって交互に入れる。 その事で、お互いの心理描写が実に見事にハーモニーを奏でていると思います。 しかし・・どうして、この篠宮兄弟には。 まだまだ暗雲が立ちこめてしまうのでしょう? 今回も、最後の最後に。 慶輔さんと、じっちゃまのバトルがあって。 それは、結局彼らにもとばっちりが行く話なので。 早く、尚人くんや雅紀くんの上にも青空が広がりますように! と祈ってしまったのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年07月16日 22時38分46秒
[読書] カテゴリの最新記事
|