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今日は午後から研究会主催の半日ツアーがあったのですが、そっちはパスして、メキシコシティの北東約40kmにあるテオティワカン(Teotihuacan)へ行って来ました。
テオティワカンは、紀元前2世紀から6世紀まで存在した宗教都市国家で、約80平方km(?)の敷地に有する2つの巨大ビラミッドと死者の道という大通りが有名です。最盛期には約20万人が生活し、当時のアメリカ大陸で最大規模の都市だったようです。テオティワカンとは、後になってアステカ族が名づけたもので「神々の都」を意味しますが、本来の名前は知られてません。テオティワカンは、1987年にユネスコ世界遺産に登録されました。 死者の道(La Calle de los Muertos) ほぼ南北に伸びる全長約4km(北端は月のピラミッド、南端は未解明)、幅約40mのメインストリート。上の写真は、死者の道の南側から撮影したもので、右手に見えるピラミッドが太陽のビラミッド、そして突き当たり(北端)に見えるのが月のピラミッドです。 この道に沿って、ピラミッドの他に、寺院や役所の跡?があります。「死者の道」とは、アステカ族が名づけたもので、道の両側に並ぶ遺跡を墓と勘違いした事などに由来しているそうです。 メキシコでサボテンを見たのは、これが初めてです。 太陽のピラミッド(Piramide del Sol) 底辺の一辺の長さ約225m、高さ約70mのテオティワカン最大の建造物。同じくメキシコにあるGreat Pyramid of Cholula、エジプトのGreat Pyramid of Gizaに次いで世界で3番目の大きさ(多分、体積で)だそうです。また、年2回ピラミッド正面が日没地点を向くように設計されています(それに合わせ、死者の道も北から東の方向へ15度25分傾いている)。年2回日没が正面に来るのは、そんなに特別な事ではない気がしたのですが、該当日の8月12日?と4月29日?はテオティワカンの社会にとって重要な日なのだそうです。例えば、8月12日は世界が始まった日であると考えられていた?などですが、英語百科事典で書いてある文章が微妙に理解できないので、これで合ってるのか自信ありません。 ピラミッドを目の前にすると、(形が全然違うけど)聖帝十字陵(北斗の拳でサウザーが建造させていた)を思い出してしまいました。そのため、ピラミッドを登っている時の脳内BGMは、クリスタルキングの「愛をとりもどせ!!」でした。テレビでサウザーが出てきた時のオープニング曲が、これだったかどうかは覚えてないですけど。 階段が結構急です(手すりの他にロープor鎖もあったような)。階段を登っている途中で、太陽のピラミッドから眺める月のピラミッドを撮影する時、こけないように気を使いました。 ピラミッドの頂上は、一辺(体感で)30mくらいのほぼ平坦なスペースになってます。ここは、かつて神殿が建っていたと推定されていますが、今では絶好の展望台です。 月のピラミッド(Piramide de la Luna) 底辺の一辺の長さ約150m、高さ約40mと太陽のビラミッドに次いでテオティワカンで2番目に大きい建造物。頂上へ向かう最後の階段が崩れてしまっているため、一番最初の階段までしか登れないようになってました。 階段を登ると、(体感で)20mx40mくらいのスペースがあります。ここから死者の道や太陽のピラミッドを一望できます。月のピラミッドの前にある広場の真ん中には、四方に階段を持つ祭壇がありますが、この広場では市民も集まって様々な儀式が行われていたと考えられています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年09月05日 23時40分02秒
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