ドリーマーファミリーの何でもブログ

南相馬市では、除染が行われている。

まずは、学校、公共施設、公園等。

近所の公園は、除染が終わり、いつの間にかあるものが置かれていた。

高さが１７０ｃｍ位ある。　　　それは

ソーラーパネル付き線量計。

異常でしょ。公園の入り口に設置してあるんですよ。

こんな環境で生活しなくてはいけないのですよ。

そして、始まった。

除染という名の森林伐採！

自宅の側には、川が流れているが、

その横にある竹林や雑木林が、全て伐採された。

それから、山も同様に始まった。

山沿いは、線量が高い。

いまだに３μ?以上ある。

除染するためには、森林伐採するしか方法が無いのかもしれないが、

自然がどんどん壊されていく。

何年か経って、何かしらの影響がでないのか？

今日、恩のある人が、山の除染作業中に亡くなりました。

会社の外注さんの父親です。

木の下敷きになって亡くなりました。

原発事故後、ガソリンが無かった為、避難所から動けなかった。

東京にいる親友Ｋ田家や、義妹家族のＮ門家から、避難して来いと

言われていたが、動けなかった。

僕達一族は、１０人で車４台。

とても東京までは行けない。

外注のＩ田さんの家は、津波が縁の下まで来ていたので、

実家に避難していた。

Ｉ田さんの夫と父親は、車からガソリンを抜く術を持っていた。

僕は、Ｉ田さんに頼み、４台ある車のうち２台からガソリンを抜いてもらった。

僕達が手伝おうとすると、「危ないから」と言い、

手がガソリンまみれになりながら、移し替えてくれた。

満タンに足りない分は、Ｉ田さんの実家で保管してある分を分けてもらい、

車２台で、東京に避難した。

あの時、Ｉ田ファミリーがいなかったら、僕達は避難出来たのだろうか？

命の恩人です。ご冥福をお祈りいたします。

もうこれ以上、辛い思いをする人達をみるのは嫌です。

東電さん。お願いだから、被災者に除染させないで。