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2005.05.03
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カテゴリ:サプリメント

ダイエット実践中の多くの方はすでにご存知と思われますが、最近白いんげん豆のエキスがダイエットサプリとして人気があるようですが、白いんげん豆そのものもダイエット効果が期待できます。

ただし、不十分な加熱など調理法を間違えると、下痢や嘔吐などの消化器症状が出ることがあるので十分注意する必要があります。

この話は白いんげん豆のお話であり、白いんげん豆抽出成分のサプリメントの話ではありません。

〇白いんげん豆のダイエット効果のしくみ


白いんげん豆の英語名(white kidney beans)で米国国立医学図書館の文献データベースを検索してみると、いろいろな動物実験の結果などが出てきました。

結論から言えば、白いんげんは炭水化物を分解する酵素の作用を抑制するようです。

我々が食べているご飯などの澱粉は、唾液や消化液中のアミラーゼなどの酵素でブドウ糖にまで分解されてはじめて腸管から吸収されエネルギー源になるのですが、白いんげんの抽出物(フォアセラミンという成分が注目されている)α-アミラーゼという酵素を抑制するため、澱粉がエネルギーになるのを抑えると考えられています。

実際に白いんげん豆のエキスを投与された動物で食後の血糖上昇が抑えられたり、カロリー補給が低下したため発育が低下したという研究報告も出ています。

〇白いんげん豆の栄養


いんげん豆はミネラルや食物繊維も豊富で蛋白質もご飯の3倍以上多く含んでいます。

そこでオススメは、白いんげんの豆ご飯です。ダイエットはしたいけれどご飯が大好きでつい何杯もという方には最適の主食になるでしょう。確かめたわけではありませんが、ご飯と一緒に炊くことによって白いんげんのエキスがご飯にしっかり染み込み、それだけご飯がカロリー源になりにくくなるのではと期待されます。

〇白いんげん豆は十分加熱しないと下痢や嘔吐などの消化器症状を起こすので注意!


2006年5月22日に厚生労働省は「白インゲン豆による健康被害事例について」報道発表しています。

これはテレビ番組で白いんげん豆が取り上げられた際に、その調理法として「2~3分煎り、粉末状にして食べる」と紹介されたために、そのとおりに調理したことで嘔吐、下痢などの消化器症状の健康被害158例報告されたためです。

原因は白いんげん豆に含まれるレクチンという成分によるもので、通常の調理法(水に十分浸してから、沸騰状態で柔らかくなるまで十分に煮る)で調理すれば、レクチンは熱により変性して活性を失うため安全性上の問題はないとされています。

テレビの番組で紹介された調理法では、豆の中心部まで熱が届かず、レクチンが十分不活化されなかったためと考えられます。

ことようなことから、白いんげん豆は上記の通常の調理法で十分熱を加えて調理するよう心掛けてください。

(2019年2月25日改訂)







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最終更新日  2019.02.25 09:32:11
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