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2019.01.05
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カテゴリ:サプリメント
​​​​​​​​​​1月3日の日経新聞に、長寿遺伝子がつくる酵素(タンパク質)の働きを調節する物質についての興味深い記事が出ていました。

アメリカのワシントン大学の今井真一郎教授らのグループが、その物質NMNをマウスに投与したところ、老化を抑える効果が確認されたという話です。

NMNという物質は枝豆などにもわずかに含まれているそうですが、日清製粉グループのオリエンタル酵母工業という会社が大量生産に成功しています。

​○NMNとは?​

NMNはニコチンアミドモノヌクレオチドと呼ばれ、生体内のエネルギー産生系の酸化還元反応に関わるNADという物質の前駆体です。NADは体内での糖や脂質の代謝過程に関わっている重要な物質(補酵素)です。
このNADの前駆物質であるNMNが注目されているのは、この物質が、長寿遺伝子(サーチュイン遺伝子)に作用するということがわかってきたからです。

長寿遺伝子とは、一言で言えば、老化を遅らせ、寿命を延ばす遺伝子のことです。ヒトの細胞内にも存在するこの長寿遺伝子は、普段は休眠中で働いていませんが、そのスイッチがオンになると、老化のスピードを抑え寿命を延長させる働きがあると考えられています。サーチュイン遺伝子もこれらの長寿遺伝子の一種とされています。

マサチューセッツ工科大学のレオナルド・ガランテ教授らが酵母の研究で、サーチュイン遺伝子が減ると寿命が縮み、増えると寿命が伸びることを発見したことから、長寿遺伝子としてサーチュイン遺伝子の研究が急速に発達し、最近ではサーチュイン遺伝子を活性化させる方法までわかってきました。

​○長寿遺伝子(サーチュイン遺伝子)を活性化させる方法

​1. カロリー制限​
ウィスコンシン大学で行われたサルについての研究で、エサを7割に制限したサルでは通常のエサを与えたサルよりも生存率が高く、見た目も毛並みにツヤがあり、全体的に若々しかった、という結果が得られました。以前から線虫などについては、このような現象が認められていたのですが、哺乳類でも認められたことから、ヒトの老化防止にもカロリー制限が役立つのではないかと注目されています。

​2.レスベラトロール​
ワインに含まれるポリフェノールの一種のレスベラトロール という物質が、長寿遺伝子であるサーチュイン遺伝子を活性化させのではいう結果が最近の研究で認められ、この物質にはカロリー制限と同じように寿命の延長効果があるのではないかと注目されています。レスベラトロールについては、すでにサプリメントが沢山出ていますね。

​3.NMN​
ワシントン大学の今井眞一郎教授らのグループは、マウスにNMNを投与すると、マウスの健康寿命がメスで16.4%、オスで9.1%伸びたことを報告しています。また、NMNを投与されていたマウスでは体重が減少したにもかかわらず、副作用や毒性は見られなかったとのことです。そして、エネルギー代謝の目安となる酸素消費量が増えていたとことから、NMNの投与によって脂肪の燃焼が促進されなど、エネルギー代謝にも若返り効果があったのではないかと考えられています。
すでに日本では慶応大学のグループが臨床試験を開始しているそうです。

ちなみに、NMNはすでにサプリメントとして輸入品の他に日本の製薬会社からも販売されていますが、中には、60カプセル入りで11万円という高価格のものもあります。今後NMNが国内で量産化されて普及していけば価格はもっと安くなることでしょう。その前に、さらに基礎研究や臨床研究によって有効性や安全性が確認されることを期待したいですね。


​NMNサプリメントの商品一覧(楽天市場)​​​​​​​​

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最終更新日  2019.01.10 09:11:35
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