今朝のNHK(大阪)のニュース番組で、ミミズにも納豆と同じような血栓を溶解する酵素があると聞いてちょっと驚きました。
〇ミミズには血栓を溶かす酵素がある?テレビの番組では、ミミズが昔から、ゆるい解熱作用のある漢方薬として使われていたという紹介の後、ミミズにはいろいろな酵素があり、なかでも血栓を溶解する酵素(ナットウキナーぜみたい?)やアミラーゼ(デンプン分解酵素)が健康のために役に立ちそうだとの話が、専門家の研究結果も含めて紹介されていました。
〇畑のドバミミズでミミズの丸干しでも作ってみようか完全無農薬で野菜を作っている(すべて自家用で売ってはいません)私の畑は、暖かくなるとどこの土を掘り起こしてもミミズがちょろちょろ出てきます。小さなものには驚きませんが、ドバミミズというふっとい(太い)大きなミミズがニョロッと出てくると、ときどきビクッとさせられます。
暖かくなったら、ドバミミズを沢山集めて、乾燥させてミミズの丸干しでも作って、スルメ代わりに食べてみようかと本気で思い始めているところです。
それはともかく、ミミズ酵素とはいったい何なのかを少し調べてみました。
○ミミズ酵素発見の由来
発見者は宮崎医科大学(現宮崎大医学部)生理学教室の初代教授の三原恒先生です。
1975年、創立間もない宮崎医科大学に先生が赴任されると同時に、教授と動物実験施設長を兼務され、実験動物の排せつ物の処理の問題に直面することになりました。
そして、実験動物の排せつ物の処理に年間300万円も経費がかかることがわかり、その経費をを節約するため、ビニールハウスを作って、当時宮崎で廃棄物処理に使われていたアメリカ赤ミミズを用いて排せつ物を処理しようとしたのです。
すると、このミミズは元気に排せつ物をパクパク食べてどんどん繁殖したため、今度はそのミミズをどう処理したらよいか考え、研究を開始したとのことです。
そして、ミミズの持っている酵素には血の塊を溶かす作用(線溶作用)のある6種類の酵素(ルンブロキナーゼ)があることがわかり、先生自身と生理学教室のメンバーが飲んだところ、血中の線溶活性の亢進などの効果が確認されたとのことです。
このあたりは、ナトウキナーゼの話とよく似ています。
確かに、ゴミの山などにいるミミズは廃棄物のタンパク質やデンプンを処理するため強力な酵素パワーを持っているのではないかと考えると、何となくイメージがわいてきますよね。
○漢方の国中国からも反響の手紙が来たこの話が中国の人民日報に掲載されたところ、ハルピン師範大学の先生から、先祖代々伝承されているミミズ粉末作製法を用いて作成した粉末を500人の脳血栓患者に投与したところ70%に改善効果があったとの手紙が三原先生のところに届いたとのことです。
また、中国の宋の時代の生薬関係の本に、さらに古い「日華子」という本の記述が引用されており、そこには「ミミズは中風を治す」と書いてあったとのことです。
○日本ではサプリメントとして商品化されている
ルンブロキナーゼを成分とする医薬品とかサプリメントが販売されているのか調べたところ、どうも医薬品としては見当たりませんが(乾燥ミミズが漢方に使われている可能性はありますが)、サプリメントとしてはいろいろな商品が出ているようです。
楽天市場に出ている商品の説明では、ミミズ粉末の特許製法などについては詳しく書かれていますが、血栓溶解などの効能に触れるものはほとんど見当たりません。
医薬品ではなく、また厚生労働省の許可とか届け出が必要な保健機能食品でもないので、効能を表示するのは無理であり、これはサプリメントですから仕方ないでしょう。むしろ好ましいい姿勢と思われます。
◎楽天市場検索欄へ
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最終更新日
2019.02.07 22:27:28
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