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ガンっ の後だから普通の日常

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2006.05.04
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下手な伴走を許さない娘によると、誰もいない家で、一人で勉強したいとのこと。今日は、娘を残して、息子と夫と3人で、お出かけすることになりそうです。

最近、私は癌の手術をしました、って、言う、切実さが薄れているような感じです。いいことなんでしょうか。

喉もと過ぎれば熱さを忘れる、能天気な人間だったということなのでしょうねぇ。

あまりに切実さがなくなって癌のことを書いていると、現に闘病中の方に申し訳ないような気がするので、忘れないうちに書いておこうと思います。

大変だったんです。IV期って、言われて、寿命はいつまで??と思いました。治療も、癌が深いからなるべく小さくしてから切った方がいいから、ということで、放射線+抗癌剤をやってから、手術しました。抗癌剤で日に何度も吐く日が続いて、からだ中に発疹が出て皮がむけて、抗癌剤が中止になって、それでも放射線は続けて、それで癌は小さくなりました。

小さくならなかったら、頬骨も取るということでしたが、小さくなったお陰で、頬骨は残して、上アゴ切除となりました。ひどい場合は、目を支える骨も取ることになり、その場合は目もだめになるのです。何十年か前だったら、そうなっていたかもしれません。放射線・抗癌剤を併用した集約的治療というのが進歩したお陰で、上アゴで済んだのです。それだって、大変でしたけど。

首のリンパ節にも転移していたので、リンパ節の郭清もしました。この時の首の傷が、なんと、皮膚がつかずに腐ってしまったんです。入院中は主治医はそうは言わずに、ただただ毎日念入りにガーゼ取り替えたり、していましたが、実は、首の動脈が露出しそうになっていたらしい。結局、肉が盛り上がって皮膚がついてきて、退院できることになりました。

退院直後は、首の傷もまだじゅくじゅくしていました。術後暫くは口で呼吸ができなかったので、胸もとから呼吸のために気管に穴をあけていましたが、それもまだ塞がっていませんでした。他にも、肩の所に何かの液を出すための穴があけてあって、それも塞がっていませんでしたし、足のももの所には大きく皮膚を取った傷があって、生々しい傷のままだったし、耳の後ろの所は、リンパ節郭清の傷のはじっこの糸が残っていたらしくて、じゅくじゅくになっていました。

これだけ血が出ていても、退院させられちゃうの??って、思ったものです。でも、もう半年近い入院になっていたので、後は自分でガーゼやらシートやら、取り替えなさい、ということで、出されてしまいました。全部の傷がまあまあの状態になるには、さらに半年くらいかかりました。

かなわんわー、と思ったけれど、何とかなりました。食事とかも、大変でしたが。

で、退院後にやったことは、治療後にやるべき一番大事だと思うこと。

それは、情報収集です。治療を始める前にも、情報収集がとても大事です。最初の治療で後が大きく左右されます。でも、告知前後は時間の余裕も心の余裕もありません。

ガンは、一人一人、すごく、違うのです。病気としても、出来た部位によって症状や治療法が全然違うし、特に、再発防止については、標準的な方法がありません。こうすればいいよ、とは、主治医は言ってくれません。あとは定期チェックをしましょう、とは言われますが、再発が見つかったら治療しましょう、ということであって、再発しないための努力には、たいてい、協力してくれません。再発しない努力こそ、一番大事なことなのに。

だから、自分で情報を集めて、再発しないためにどう努力するか、自分で考えて、自分で決めねばならないのです。

さらに、ガンの治療なり、再発防止のために、色々なものがあるにはあるけれど、多くは、効果が実証されていないのです。お医者様は、統計がないものは採用できない、と仰る。定期チェック以上のアドバイスが頂けないのは、統計がなく効果が実証されていないものはお医者様の立場では用いることができない、と考えておられるからです。

だけど、統計がとれるまで、つまり、沢山の人について実際に用いて効果があるという証拠が出るまで、待っているわけにはいきません。その前に自分の寿命は来てしまいますから。
さらに、統計のある抗癌剤などですら、たとえば用いた人達の内の30%の人はガンの大きさが小さくなる、などのデータがあるということのようです。全員に必ず効くとは限らないのです。

ならば、自分にとって効くか、効かないか、は、統計のない或るサプリメントについても、統計のある抗癌剤についても、平等ということです。漢方薬だって、統計はないそうです。でも、人によっては効きますね。体質との相性が大きいようです。

だから、再発を防ごうと思ったら、これは良さそうと思うものを、自分で選んで決めて、用いなければなりません。また、良さそうなものは、1つだけではなく、平行して可能なだけ、同時に用いなければなりません。実証されていない、必ず効くとは限らないものなのだから、どれが自分に効くのかは分からないわけですから。でも、1つずつ試しているわけにはいかないのです。その間に再発してしまうかもしれません。

もう1つ大事なのは、費用ですね。費用がかかるものが多いのです。良さそうで、費用的に可能なものを、みつけなければなりません。

私の場合、費用で助かったのは、ガン保険に入っていたことです。会社で結婚前に、なんとなく不安で、入ったのです。保険は、入院一日あたりいくら、で出ます。私は入院期間が長かったので、その分、保険金が沢山出たのです。
また、病院ベッドの差額費用がゼロだったので、ベッド代がかからなかったし、検査や手術などの治療費はもちろんかかりましたが、高額医療費分は、後で健康保険から戻ってきました。会社の仕事は休んでいますが、健康保険から傷病手当が出るのです。結局、ガンになってかかった医療費などの出費よりも、もらった保険金の方が多くなりました。
退院後は、このお金をどうしようか、と思いましたが、生活費に当てるのはまちがっている、と思い、再発防止の努力のために使うことにしました。

ながくなったので、続きはまた書きましょう。





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Last updated  2006.05.04 19:02:05
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