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ガンっ の後だから普通の日常

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2006.10.31
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ガンの告知をされた時、晴天の霹靂。

私は上歯肉癌でしたが、歯肉に止まらず上アゴの骨まで溶けていました。そんなことになっているとは思いもよらなかった。なぜ私が。どうして?

本で調べてみると、歯肉癌は男性に多い、とありました。私は女です。
また、タバコが原因、ともありました。私はタバコは吸いません。
また、下顎側に多い、とありました。タバコのヤニなどの物質が下側に溜まるから。私は上顎でした。
どれも当てはまりません。

お酒も飲みません。暴飲暴食、しません。
ごく若い頃には痩せ過ぎのガリガリで、その頃に、ある程度の甘いものは食べていい、と考えるようになりましたが、たくさんは食べませんでした。
最近は程よく痩せ型でしたがずっと体重は安定していて、ずっと健康診断では悪いところ無しでした。
家族のためにも農薬や食品添加物はできるだけ避け、生協の健康志向の食材を常用していました。
肉ばかり食べ過ぎるということもなく、魚や豆製品もよく食べていました。
水道水にはトリハロメタンが入っていると聞いて浄水器を取り付け、こんなものじゃまだと夫に外されたりしていました。

癌が分って夫は言いました。

「そんなに健康にばっかり気をつけ過ぎるから、ガンになんかなるんだ。ほら、僕はそんなに気をつけないけど、ガンになんかならない。」

反論できません。そんなもの? 

ま~、彼は長年私が栄養をつけてあげたため、最近はお肉がつき過ぎています。一般的な意味での血液検査の値は私の方がいいです。「ガンにはなったけれど、カラダは私の方が健康体よ!」と応酬しています。

で、話を戻して。じゃぁ、何で私はガンになったのか。タバコや食べ物が原因でなる人もいると思いますが、どうも私の場合にはそうは思えません。唯一、心当たりがあるのは、仕事のやり過ぎとストレスです。

もともと好きで続けてきた仕事でしたが、競争の激しい職場でした。競争なんかしたくない、家庭と両立できる範囲でやりたいのに、評価があり、成果主義です。給料に見合う仕事をしろ、とも言われます。降格されてもいい、給料は半分でいいから、と言っても、そんなことを言う人は初めてだ、と取り合ってもらえません。
仕事は面白かったけれど、会社だって競争に負けたら危なくなる。仕事の方針は遂次変化し、上司の言うことも変化し、自分の目標とのずれも生じます。そんな中で成果を要求され、評価されます。普段は極力残業は減らしていたけれど、あの年度末にはやりたいこともあったし、上司のとりこぼしの後始末も頼まれたし、他にもやりたいこともあったし。で、残業60時間超過の申請をしました。その前の月も、60H申請はしなかったけれどそれに近いことをやっていたような。

60Hの申請をする人は、うちの職場では特別というわけではありません。そうね、忙しいのね、という感じで、普通に受け止められます。そういう人たちと同じ土俵で競争し、成果の評価をされる職場です。無理を感じていたけれど、夫も協力してくれるし、やればけっこうやれてしまった。

年度が明けて、ゴールデンウィークが来ても、頭痛が治らなかったっけ。右の奥歯は鈍く痛んだけれど親知らずだろう、と思って、気になっていたけど放置していました。やっと歯医者さんに行ったのが6月で、それがきっかけでガンの告知となりました。

どう考えても、あの仕事三昧の日々の中で本人の気づかないうちにガンは成長していたのだと思います。

但し、あそこまで大きくなるには数ヶ月ということはない、数年かかっている、とも言われました。数年かかって生まれてきていたものが、あの年度末でぐ~んと大きくなったのか。

同僚の中には、ちゃんと家庭と仕事を両立してやっている女性も複数います。できる人にはできるのです。でも、多分、私は一見できていただけで、自分に無理が来ないようなやり方はできていなかったのです。

仕事は面白かった。仕事のお陰で勉強できたし、論文も書き、特許も書き、海外にも行き、学会発表もし、立派な人にも沢山会えました。評価があるのはイヤだったけれど、役もついていたからそれなりの評価はされていたわけです。家族もできて安定した生活もありました。私に足りなかったのは何なんだろう。

癌でガ~ンとやられたのは、何かのメッセージ。多分、もっと自分や家族を大事にしなさいというメッセージでしょう。仕事の事を考えると、仕事も惜しい。でも、あれと同じことをもうやっちゃいけないのです。

そう、あれだけやったのだからもういいじゃん、という気もするし。でも、じゃぁ、今後どうするのだろう。

ま、幸いまだ休ませてもらえます。

まずはせっせとお父さんに働いてもらいましょう。






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Last updated  2006.10.31 20:57:32
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