2010年競泳水着の新規定で承認された各メーカーの高速水着最新トップモデルについてSWIM(スイム)雑誌2010年4月号に分かりやすく解説されており、とても参考になったので、取り上げさせてもらいました。
▼スピード(SPEEDO)▼
▼ミズノ(MIZUNO)▼
ミズノ RX
2010年4月10日より発売(2月25日より一部先行発売) 開発にミズノアドバイザリースタッフである北島庸介選手(日本コカ・コーラ)、フェデリカ・ベレグリ二選手(伊)、ミズノスイムチームの寺川綾選手ら多くのトップ選手が関わった「ミズノRX」。
ハイパワ一葉材と裏地で腰周りの腹筋等の筋肉を締めつけ、姿勢を維持するのに重要な骨盤を支え、体幹を意識させることで、水中姿勢をよりフラットに保つ。同時に、体の凸部を押さえて平滑化することでも、形状抵抗削減している。ハーフスパッツ(メンズ)は、骨盤全体を覆う位置まで、ウエストを従来品より高くした。また、キックを安定させるために、ひざが外側に聞きにくくする設計を施している。
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ミズノ MX-01
2010年2月発売
MX-01は本体に全撥水の軽量ハイパワーストレッチ布烏素材を使用、サイドにはニット素材を使用することで、動きやすさと着用感を向上させた。
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▼アシックス(ASICS)▼
TOP IMPACT LINE(トップインパクトライン)
2010年2月下旬より順次 開発にあたり、アシックススポーツエ学研究所では以下の課題に着目し、研究を行った。
・流水抵抗低減……大腿部の揺れを抑制
・より動きやすく……股関節可動性の確保
・ストリームラインの形成……そけい部および背部の表面形状補正
これらを実現するために必要とされる高い締めつけ力を得るため、東レ株式会社と共同で織物素材「3CSKIN」を新たに開発。従来のニット素材に比ベ軽く、素材表面に撥水機能を持たせることで、水中でも水を含みにくく軽量感を持続する。
また、体型補正の基幹となる背部、大腿部外側、そけい部などには締めつけ力の強いハードタイプの織物素材を、股関節付近や大腿部内側など可動域を高めたい部分には伸縮性の高いソフトタイプの織物素材を配している。
写真の男性用スパッツタイプ、女性用スパッツタイプは、超音波圧着による無縫製で作られている。
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▼アリーナ(ARENA)▼
アクアフォース ワン
2010年2月発売 アリーナが2010年に向けて開発したトップモデル「アクアフォース・ワン」は、腰部、背部周辺の筋肉を2層の生地で締め付けることにより、筋肉のプレを抑制。
安定した水中運動をサポー卜する。特殊技術により2層の生地を一体化させるとともに、ハイパワーサポート機能を内蔵させることで、骨盤の安定性を引き出し、「理想的なストリームラインのキープ」や「スムーズなキック」をサポー卜している。
また、薄くて軽いハイパワー布帛素材を採用。「水中での軽量感」と「コンプレッション効果」を実現した。女性用ハーフスパッツにはジップを使用しないクローズバックが登場。
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