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カテゴリ:薬物・薬効・薬害
「喘息のテオフィリンで痙攣が増えるんですって」
「未熟児では興奮して無呼吸が減るよ」 「じゃ妊婦さんがお茶断ちするのは当然ですね」 「妊婦・授乳婦はコーヒーもココアもチョコもコーラも×だよ」 毒多ぁがS浜松病院未熟児センターに24時間勤務していたころ、超未熟児は呼吸中枢が未熟ですので、頻繁に呼吸を止めまくっておりました。 未熟児の無呼吸に対して、人工呼吸器をつけるか、テオフィリンを投与して呼吸中枢を刺激するか、Nsが児を直接刺激するか、方法はいろいろですが、特効薬のテオフィリンも過量に投与すると、痙攣を起こしたり不整脈が出ることがありました。 未熟児ではテオフィリンの代謝が未熟で一部がカフェインやテオブロミンに変換され、中枢興奮作用がさらに高まります。 未熟児ばかりでなく、妊婦でも、珈琲やお茶やチョコののカフェインやテオフィリンやテオブロミンは胎盤を通過して胎児の脳を刺激し、脳血管を収縮しますので、キサンチン誘導体は胎児にも良くありません。 もちろん乳汁に分泌され、新生児や乳児の脳にも影響が出ますので、妊婦・授乳婦には、珈琲、紅茶、ココア、チョコレートなどのキサンチン誘導体は最も好ましくない嗜好品と言えるでしょう。 えっ!、カフェインの入っていないお茶はないかって?、白湯、麦茶、羅漢果茶、ルイボスティー、杜仲茶、○○茶・・・マーケットに行けばいくらでも並んでます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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