さすけがくるまで
うちでは次女が好きなこともあって、ずっとハムスターを飼っていました。
賃貸住宅に住む我が家にとって、ハムスターはちょうどよいペットでしたが、
悲しいことにとても寿命が短いのです。2年前後で逝ってしまうのです。
くり、きび、すずと、3匹のハムスターたちが我が家をなごませてくれました。
さすけをもらう1年半くらい前に、分譲住宅に引っ越しました。
次女は犬が欲しいと言いましたが、分譲とはいえ集合住宅の我が家。
犬を飼うにはいろいろと無理がありそう。
そこで、にゃんこ!
私は子供の頃、犬を飼っていたこともありどちらかといえば犬派。
でも、なんだかにゃんこもかわいいなあと思っていたので
さっそく、にゃんこ探しを始めました。
アメショー、ペルシャ、ロシアンブルー、etc.
ペットショップに行くと、ほんとにかわいいこばかり・・・
でもお値段は・・・あんまりかわいくない。
そうだ、かわいい子なら血統書なんていらない、誰か子猫ちゃんちょーだい!
かわいがって、大事に育てるよ~
というわけで身近な方に聞くと、けっこうにゃんこちゃんを飼っている方が多い。
でも、でも、今は完全室内飼い、避妊手術済みというのがほとんど。
子猫ちゃん、生まれないのです。
で、次にインターネットでの「里親募集」というのを一生懸命探しました。
できれば、近くの方からもらいたいとかいろいろと探したのです。
これまた、なかなか難しい。いろいろ条件があります。
今の世の中、動物虐待なんてかわいそうなことが平気で行われるため、
子猫をくださるかたもきちんとした人にという思いがあります。
当然ですよね。人間の都合で、小さな命をあっちへ、こっちへ、なんて・・・・。
まず、完全室内飼いをすること。
これはOK。
集合住宅の5階に住んでいる我が家。はじめからそのつもりでした。
せまいおうちに閉じ込めるのは、ちょっとかわいそうだけどね。
次に、ワクチン接種。
これもOK。
飼うからには当然のことだと思います。
それから、きちんと避妊・去勢の手術をすること。
これも、クリア。
にゃんこが痛い思いするのはかわいそうだし、
人間の都合でそんなことしてもいいのかという思いはありますが、
人間とせまいおうちで共存するためにはしょうがないかな・・・(ごめんよ)
それから、定期的ににゃんこといっしょの写真を元親さんに送ること。
これもOK。
何枚でも撮りましょう。でもおばさんとしてはあんまり自分は写りたくないかな。
みんなOKなのに、なんで?とお思いでしょうね。
でも、もうひとつの条件をクリアできなかったのです。
それはいろいろと支障があるので、ここでは内緒です。
(でもでも、最後まで責任もってかわいがるよ~。)
そのせいもあって、主人はなかなかにゃんこを飼う事に賛成しませんでした。
(今、1番さすけとあそんでやるのは主人。ほんとは大のねこ好き)
で、インターネットでの里子さがしをあきらめたんです。
じゃ、どうやってもらってきたのか。
意外と身近、長女のお友達から話があったのです。
このお友達、Rちゃんのおうちにはわんこ5匹、にゃんこ3匹とたくさんいるのです。
なので1番はじめに子猫うまれませんか?と聞いたのですが
やはりきとんと避妊手術がすんでいるので生まれないとのこと。
そんなこんなしてるとき、このRちゃんちのわんこ・にゃんこが行きつけの(?)
動物病院で保護されたにゃんこがいるよ、見に来れば?
なんてことで
さすけとごたいめ~ん!
さすけを初めて見たのは、動物病院の小さなゲージの中。
ちっちゃな声で鳴いていました。
手を入れると、すぐにじゃれてきて、かわいい~子でした。
風邪をひいているということで、鼻水がでていました。
次の金曜日の夜、仕事を終え、すぐに迎えに・・・・
病院の先生のお話では、小さなゲージで過ごしていたのでここがこの子の世界。
広いところにだしたら、パニックになって暴れるかも・・・と。
準備して行った、キャリーにはおとなしく入ってくれました。
家について、おそるおそるキャリーの蓋を開けると・・・
ゆっくりと出てきました。
怖がるでもなく、なんだかずっとうちにいたみたいな感じ。
「ネコかぶってたんだよ」
とは、次女の言葉。