こんにちは!環境浄化技術コンサルタントの根岸です。
今回は廃てんぷら油から作るバイオディゼル燃料についてお話したいと思います。
京都市では家庭から天ぷら油を回収しバイオディゼル燃料を生産しゴミ収集車、市バスの燃料として活用しています。
バイオでイーゼル燃料は天ぷら油の主成分である脂肪酸はそのままでは粘性度が高くディーゼルエンジンの燃料としては使えません。これにメチルアルコールを加え不純物を取り除きメチルエステル化し脂肪酸メチルエステルと言う軽油に近い物性に成ります。これがバイオディーゼル燃料です。
経済産業省は市販ディーゼル燃料の混合を50%以下に抑える法改正を進めていますが京都市は100%バイオディーゼル燃料を目指しエンジントラブルの出さないバイオディーゼル燃料規格「京都スタンダード」を作りました。
京都市伏見区では一日5,000L処理できる廃食品油燃料化施設を建設し平成16年6月から本格化稼動しました。同市のゴミ収集車220台を平成9年11月から走らせた実績を踏まえ市バス約80台にもバイオディーゼルを使用することになりました。初期は20%配合で使っていたようです。京都市では約950拠点で家庭廃油の回収を続け年間150万リットルのバイオディーゼル燃料を作り出しています。今後すべての市バスを100%バイオディーゼルで走らせる予定だそ
うです。
中国の青島でも一日30tのバイオデイーゼル燃料の生産を開始しています。
石油の枯渇化はすでに分かっており様々な燃料が開発研究されています。次世代燃料としては燃料電池が有力視されていますが車両代の高さや燃料供給等の問題で普及するにはかなりの時間がか
かると思われます。現在、石油の高騰も起こっており石油に代わるリリーフ燃料の開発が急務でありその主役がメタノールとバイオデイーゼル燃料です。エタノール車の先進国はブラジルで1983年くらいから販売されるようになり現在ではエタノールとガソリンの混合比を自由に変換できるフレックス車に販売は移ってきています。2004年から120万台以上のフレックス車が販売されています。
日本ではメタノールの生産や輸入は急増しているようですが法律上3%の添加しか認められてお
らず耐エタノール燃焼エンジンの開発ガ必要で現在の市販エンジンでエタノールだけで自動車を走らせるのには無理があります。エタノール生成施設はほとんどの砂糖生産工場荷有りエタノールの生産が増加しますと砂糖の生産が減り砂糖の高騰を招く問題が発生しています。
廃食品油から生成するバイオデイーゼル燃料の原料は回収しだいで無尽蔵に有り高度な生成を行なえば100%での利用が可能ですので日本全国に普及させる必要があるでしょう。