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今朝の朝日新聞に、いわゆるグレーゾーン金利を設定金利としている
消費者金融会社の広告掲載を取りやめるという記事が載っていました。 今朝の読売新聞には、JR東日本のビューカードが、 キャッシングの利率を引き下げると言うニュースが掲載されていました。 日々質屋に来店なさるお客様と接している私にとっては、なにやら多重債務問題が、 グレーゾーン金利問題にすり替えられてしまっているような気がします。 根本的な問題は低所得者や年金生活者(生活弱者と呼ばれる人達)が、 その収入だけでは生活していけない現在の社会構造などにあるのではないでしょうか? 今日も当店には高齢な女性が来店し、 保険証を置いていくので25日まで融資をしてくれないかとの相談にみえました。 質屋は健康保険証や運転免許証はもちろん、 通帳や預金証書、年金手帳なども質草としてお預かりはしませんし、 もちろんそれらを担保に融資すると言う行為も行なっていません。 その高齢な女性に話を聞くと 「この年齢になると、どこも貸してくれない」 ということで、急な出費で困っているとの事。 当店で数ヶ月前に指輪や貴金属を質草に、 お預かりしているままのお取り引きがあったので、 ここ1~2ヶ月、金とプラチナの価格が上昇している事を説明し、 その質取引を書き換えて増額する事にしました。 (もちろんご希望の金額のにははるかに届きませんが...) ここ数年、本当にこういう高齢者の方の相談が多いのです。 年金手帳を預けるから、年金が出るまでなんとかして欲しいとか、 保険証や免許証を置いていくからという方々が...。 質屋は質草(品物)を評価し、それに見合うお金を貸すのが仕事である事を説明し、 お帰り願うのですが、こういう生活弱者の方達が、 当店を出て行った後にどうなっているのか、とても心配しています。 池袋の街には年金手帳や年金が振り込まれる予定の通帳等を担保に融資をし、 法令違反の金利を要求している業者もあると聞いていますし、 本当にその日の生活にも困っているような生活弱者がいるという事を、 政治家や法律学者、官庁の役人の方々は、 その実態を知ったうえで金利規制を声高に唱えているのでしょうか? 大手の銀行や金融機関が住宅ローンや、 優良企業に数千万円単位で貸し付けをしているのと同じ土俵で、 当面の生活資金、数千円や数万円を借りにくる人達の取引までも、 まったく同様に考えているのではないでしょうか? 消費者金融が銀行のバックアップで大きな利益を上げ、 また一部は違法な契約や、取りたて行為をしている事もあり、 それらの会社の言い分を全面的に支持する事はもちろん出来ませんが、 金利を規制する事で、貸し出しの審査が厳しくなり、 生活弱者は融資を受ける事さえも出来なくなってしまいます。 遊興費として借金を重ねている人もいるのでしょうが、 本当に年金のみで暮らしているお年寄りや、 過酷な労働をしながらも低賃金で細々と生活せざるおえない人たちが、 本当に沢山いるのが今の東京の現実です。 戦後、池袋と言う町を支えてきた方々が高齢になり、 アパートで孤独に暮らしているという姿も多々見かけます。 こういう方々が将来の事を心配せず、安心して、 普通の生活を営む事の出来る社会であって欲しいと思うのですが...。 昨今のこの国は高齢者の世代を見ても、確実に格差が広がっていると思いますし、 若者の間でも同世代間での格差が大きくなっている気がします。 ▼▼▼画像をクリックすれば出品画面にジャンプします▼▼▼ 【1円スタート】 ルイ・ヴィトン ダミエ ポシェット・クレ N62658 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年06月10日 19時11分09秒
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