今朝も、大きなニュースとして投稿いたしましたが、スペインリーグの八百長疑惑の渦中にある日本代表のハビエル・アギーレ監督（５６）がスペインの検察当局から起訴、告発されるなどの法的な動きがあった場合には「辞任勧告」を受ける可能性が高まりました。日本サッカー協会では現在、情報収集に全力を注いでいる状況ですが、最悪の場合はアギーレジャパンが結成からわずか４カ月で消滅する可能性が出てきました。
アギーレ監督が電撃退任の危機を迎えた。スペインではアギーレ監督もかかわる八百長疑惑に関する報道が過熱しています。日本協会でも情報収集に全力を注いでいます。この日、取材に応じた原専務理事は「今は全く（状況が）読めません。ただ法的な動きがあれば事情を聴くとし、協会としても伝えるものは伝え、対応したい」と話していました。最悪の場合、辞任勧告は免れそうにありませんね。
問題は１１年５月のレバンテ―サラゴサ戦において、アギーレ監督率いる当時のサラゴサ（現２部）が２―１で勝ち、１部残留を決めた一戦で八百長疑惑が浮上しているのです。アギーレ監督は試合前日に当時のイグレシアス会長から９万ユーロ（当時約１０００万円）のボーナスを受け取ったとされ、その金銭がレバンテ側に渡ったとの報道もあります。１０月初旬には、地元検察庁による関係者への聴取が始まりました。
日本を拠点としていたアギーレ監督が事情聴取を受けることはありませんでしたが、起訴、告発など法的な動きが生じた場合、裁判に出廷義務が出てくることになります。長距離移動しながら日本代表の監督として職務を続けることは極めて困難となります。八百長関与が認められた場合はＦＩＦＡから指導者ライセンスを剥奪される可能性もあります。指揮官の母国メキシコ各紙でも「最低でも職務停止処分が科される」と報道されるなど厳しい処分が予想されています。
現在、欧州を視察中のアギーレ監督は４日に再来日の予定。スペイン紙マルカでは「１２月の１日か２日にも起訴」と報じられましたが、日本とスペインでは司法制度そのものが異なり、現段階ではレバンテ―サラゴサ戦に関わった選手、監督、クラブ幹部のほぼ全員の名が疑惑の対象として挙がっているといいます。情報集めに奔走する霜田技術委員長は、来日したその日にもアギーレ監督に事情説明を求める方針と報じられています。
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原専務理事は「“無実だし、関係はしていない”という彼の言葉を信じて動くしかない」と話していました。今はアギーレ監督の言葉を、無実を信じ、来年１月に迫ったアジア杯（オーストラリア）に向けて粛々と準備を進める方針です。だが、仮に起訴、告発など法的な動きがあれば判決を待たず、アギーレ監督が辞任を迫られる可能性は否定できない状況です。今朝も投稿したとおり、これだけ報道されれば、早期に決着するために退任の線が濃厚となります。日本代表の合宿等にも影響しますね。ecar
