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県知事選を前に「夏考原発」とするシリーズを毎日新聞鹿児島支局が企画して、その2回目に私のインタビュー記事が掲載されました。(「環境政策学者」という肩書には私自身もちょっとびっくり、恥ずかしい限りですが。) 川内原発を抱える鹿児島県で、原発が全面停止して迎える県知事選。川内原発1・2号機を再稼働するかどうか、3号機増設を認めるかどうか。原発問題が最大の争点になるということで、シリーズを企画したそうです。 5月21日(月)にインタビューを受けたのですが、毎日新聞の記者さんは、このブログも参考にしながら、原発はもちろんエネルギーや環境の問題に市民がもっと関心をもち、どんどん自ら参加することが解決にむかうことになるという線で、私の主張・見解をまとめてくれました。 ![]() 私のインタビュー記事の左横には、「7月8日投開票の知事選に立候補を表明した「反原発・鹿児島ネット」事務局長の向原祥隆(むこはらよしたか)氏(55)」が県庁で開いた記者会見の記事が掲載されていました。 向原氏の主な基本政策として、 ・川内原発1、2号機再稼働反対 ・同3号機増設の白紙撤回 ・高レベル放射性廃棄物処分場建設反対 ・馬毛島の軍事基地化反対 ・薩摩川内市の最終処分場白紙撤回 ・TPP参加反対 ・副知事に女性を登用 ・若者の起業、就労支援 ・農村就労促進 等が紹介されています。 県知事選の行方によっては、日本全国の原発・エネルギー政策を決めることにもなる選挙です。がんばっていただきましょう。というか私もがんばろうと思います。
今年2012年3月20日の記事で、鹿児島のどんぐり自然学校がNPO法人になったことをお知らせしましたが、そのサイトがリニューアルしました。 本サイトのトップにバナーをはりましたので、クリックしてどんぐり自然学校のサイトを訪れてみてください。サイトの内容も、今後さらに充実させていく予定です。 ![]() どんぐり自然学校は、園児、生徒を募集中です。 どんぐりの森があり、ヤギやニワトリもいる自然豊かな環境です。 豊かな自然の中でのびのび育てたい。 もっと自然体験やものづくりを経験させたい。 環境を変えて子どもが毎日学校に行けるようにしたい。 さまざまな要望をもっている方々に、どんぐり自然学校を知っていただき、多くの園児、生徒に来ていただければいいなと考えております。
忙しくて少し間があいてしまいましたが、新年度も始まり、新入生も入ってきました。4月4日に入学式があり、今週から来週月曜日にかけてオリエンテーションが続いた後、4月10日からいよいよ前期の授業が始まります。 昨年6月を最後に、環境家計簿が止まったままでしたので、再開したいと思います。ただし、ごみ分別が抜けていること、10月ごろの太陽光発電、電力消費で、エコノナビットの電源を抜いたまま気づかなかったため、データがとれていない部分があることをあらかじめ報告しておきます。 久しぶりなので、表の説明をしておくと、「消費」から「ピーク」までは、うちのエコノナビットという京セラの太陽光発電のデータ表示をしてくれる機械でとったデータで、「消費」というのは電力消費量(kWh)、「発電」は太陽光発電量(kWh)、「自給率」は太陽光発電量/電力消費量(%)、「ピーク」はその日の最高時の太陽光発電(kW)です。 その下の「天気」は、Yahoo!天気情報からとってきたもので、その日の15時時点の天気を表しています。その下の「昼の天気概況」(6:00-18:00)から「日照時間」(h)、「降水量」(mm)、「気温」(℃)は、すべて気象庁のサイトの気象統計情報から、鹿児島県鹿児島のデータをいただいたものです。 ということで、今回は2011年6月12日~7月2日の3週間分の太陽光発電と電力消費です。 ![]() ![]() ![]() やはり、梅雨ということで、天候の悪い日が多く、発電量が少ない日が多いですね。それから、6月下旬になると、電力消費が増えています。6月26日の日曜日などは18kWhと跳ね上がってます。おそらく、一日中、家にいて、そのうえエアコンをかけっぱなしだったのでしょう。反省しなければなりませんね。
前回の記事に続いて、震災がれきの問題を論じます。まず、自民党の中で、震災がれきについて、もっともまともな意見を表明されている河野太郎氏のブログを紹介します。 ---------------------------------------------------- 続 震災がれき 2012年03月23日 20:43|自民党役職停止中|震災がれき 宮古市に震災がれきの視察に伺う。 震災がれきの二次仮置き場では、従事している約200人のうち地元の雇用は約170人。罹災証明書を持っているのは約20%。 主な業務は重機のオペレータと選別工だが、重機のオペレータは資格も必要なので、もともと建設業界などにいた人がほとんど。 がれきを選別する業務は、建設業界などを経験したことがない人が多く、ほとんどが一年契約。 がれきの選別は、コンベヤに載ってくるがれきを毎日八時間、選別する。なかなか雇用しても続かないそうだ。 広域処理するがれきも、選別までは地元で行うので、ここまでの雇用には広域処理も地元処理も影響はない。 広域処理をやめて地元で処理することにして増える雇用は理論的には、焼却炉の運用と破砕オペレータで数名ずつ。 理論的にはというのは、がれきは時間が経つと劣化するので、そうはならないからだ。 可燃物は、水分や塩分を含むようになったり、腐敗、発酵が進むと焼却には適さなくなり、コストはかかるが重油を足して燃やすか、さらにひどければ埋めるしかなくなる。しかし、処理をしていないヘドロのようになったがれきを埋めれば汚染のおそれがあるし、処理場の容量は限られているので、そう簡単に埋めるわけにはいかない。 再利用できる角材なども二、三年以上経過するとリサイクルには適さなくなる。 さらに、発酵熱による自然発火が昨年、数週間も続き、また、害虫の発生や悪臭もある。 宮古をはじめ今回の被災地は、山が海に迫っているところが多い。がれきの仮置き場になっているところは貴重な場所だ。宮古では、港湾施設と運動公園、野球場ががれきの仮置き場になっている。 処理が終わらなければ、こうした場所を利用することができない。 がれきは仮置き場に集められ、もう街中にはないのだから、がれきが復興を妨げているということはないなどと、したり顔して言う人はぜひ、被災地で復興にあたっている行政マンと直接、話をすることをお勧めする。 だから、地元で十年でも二十年でも時間をかけて処理すればいい、地元処理ならば雇用が増えるというのは、机上の空論だ。 放射能はもとより、粉塵、アスベスト、有毒ガス、水質汚濁などの検査は地元できちんと行われているが、規制値を大きく下回っている。 震災がれきを受け入れるとアスベストをはじめ有害物質がついてくると言う人がいるが、がれきは手で選別までしているので、言われなくとも現場ではきちんと調査して、安全を確認をしている、と現場の管理者の語気が強くなった。 ちなみに秋田県が昨日、県議会で報告した受け入れのための試験焼却のデータでは、宮古市のがれきの放射性物質の濃度は、キロあたり6ベクレル。 アスベストは、仮置き場は基準値以下、排ガスでは不検出。 広域処理に加わるかどうかは、自治体に選択権がある。自分で処理できるなら、自分で処理すればよい。自分ではとても処理しきれないという時には、県にがれき処理を委託すれば、県が広域処理を行う。 たとえば岩手県では、大船渡などは地元の太平洋セメントの炉で燃やせるので、広域処理の必要がない。 陸前高田は、水産系の廃棄物を燃やすために仮設焼却炉の建設を当初考えたが、建設しているよりも大船渡の太平洋セメントの炉で燃やす方がはやいので、2011年6月から太平洋セメントで燃やしている。 岩泉町は、県にがれきの広域処理を委託し、宮古市、岩泉町、田野畑村などで一緒に処理している。 がれきの処理については、被災地の希望を聞いて支援が必要ならば支援するべきだ。地元で処理すれば雇用が生まれるなどと、よそで勝手に言ってみても、地元には迷惑だ。 良いアイデアがあるならば、被災地に提案して、受け入れられれば被災地から直接、要望としてあげてもらえばよいのではないか。 がれきを広域処理するか地元処理にするか、被災地抜きに東京で議論しても意味はない。 ---------------------------------------------------- 続 震災がれきの引用は以上です。 現在の問題は、処理場が足りないという問題よりも、そもそも選別が追いつかないという問題のように思われます。選別の態勢を整えること、角材のリサイクル先を探すことなどのところを支援しないといけないのではないでしょうか。 河野氏は、その前の2012年03月14日のブログの震災がれき Q&A その3において、 ---------------------------------------------------- Q 被災地に設置される焼却炉の能力はどのぐらいですか。 A 宮城県の震災がれきは、宮城県内の被災地を、 気仙沼ブロック 石巻ブロック 宮城東部ブロック 亘理名取ブロック 仙台市 に五分割し、まず、ブロック内で処理する、それができない分は県内処理、そして県内で処理できない分を県外にお願いするということになっています。 宮城県が受託した震災がれきの量は、量が確定していない気仙沼ブロックを除いて932万トン。 ブロック内処理量は471万トン、県内処理は117万トン、そして、県外処理量344万トン。 ブロック内処理をするために、焼却炉が設置されます。 石巻ブロックは5基、1500トン/日。 亘理名取ブロックは 名取に2基、190トン/日 岩沼に3基、195トン/日 亘理に5基、525トン/日 山元に2基、200トン/日 宮城東部ブロックは仙台市に場所を借りて、一ヵ所設置予定。 気仙沼ブロックは気仙沼市に二ヵ所、南三陸町に一ヵ所設置予定。 仙台市は、宮城東部ブロック用以外に、仙台市用に三ヵ所480トン/日。 この新設される焼却炉の処理能力は、相当に大きなものです。 たとえば私の地元と比べてみると、 人口 焼却処理能力 茅ヶ崎市 23万6千人 360トン/日 平塚市 26万人 294トン/日 これだけの焼却炉を被災地に新設して、それでも足りないものを県外処理しようということです。 ---------------------------------------------------- と、宮城県では地元で相当に大きな処理能力を持つ焼却炉も新設し、各ブロック、そして県内でできる限りの処理をして、それでも足りない344万トンを県外処理にお願いするのだと書いています。 この河野氏のブログの記事(3月14日)の後、3月18日に細野環境・原発担当相が村井宮城県知事と会談して、「海岸防災林の盛り土に…震災がれき再利用で合意」したことが明らかにされています。 ---------------------------------------------------- 海岸防災林の盛り土に…震災がれき再利用で合意 細野環境相は18日、宮城県庁で村井嘉浩知事と会談し、津波から住民を守る海岸防災林を同県の太平洋沿岸部に整備するため、東日本大震災で発生した同県内のがれきを盛り土として埋め立て、再利用することで合意した。 震災のがれき処理に関し、政府が被災地での具体的な再利用策をまとめたのは初めて。 政府の計画では、仙台市から南側の仙台平野沿岸部の約50~60キロに防災林を整備する。その際、防災林を植えるための数メートルの高台をがれきを埋め立てて建設する。利用するがれきは、東京電力福島第一原子力発電所事故による放射性物質の汚染の問題がないかどうか、環境省が安全性を確認する。事業は国直轄で行い、6月までに着手する。 (2012年3月19日 読売新聞) ---------------------------------------------------- 遅きに失したとはいえ、政府も当然の策を検討せざるを得なくなったということがいえます。しかし、ということは、これだけでも県内で処理できるがれきの量がそれまで計算していた量と比べて相当変わってくる、ということがいえます。 さらに、「仙台市から南側の仙台平野沿岸部の約50~60キロ」だけではなく、宮脇昭先生が提唱するように、東北の太平洋沿岸約300キロにわたって、幅50~100メートル以上に防災林を築くとすれば、がれきは足りないくらいではないかと思われます。 河野氏の議論は、そのことについてはまったく触れられていません。そこからいきなり「県外処理=日本全国での広域処理」になっています。南相馬市の市長の考える復興計画などもあるわけですから、なぜ、まず現地、そして福島も含めた隣県、近県からその処理の可能性を探っていかないのか、いきなり九州・沖縄まで含めた日本全国にお願いするのか、その一番重要な点がまったく触れられていません。 「がれきの処理については、被災地の希望を聞いて支援が必要ならば支援するべきだ。」はわかりますが、地元で防災林という非常に有効な活用の仕方があるわけですから、はっきりいってやはりおかしいといわざるをえないのです。
震災がれきの広域処理で、自民党等も含めた強い要請の下、野田首相、枝野経産相、細野環境・原発担当相らが「絆」を強調して、国が資金を出すから、ということで、各地方自治体に受け入れを要請しています。 放射能汚染の問題だけがクローズアップされていますが、もちろん放射能汚染があれば放射性廃棄物として厳重な管理が必要ですから広域処理など論外なのですが、たとえそうでなくても広域処理には反対です。 ごみ処理の基本を忘れていませんか。その第一の基本は、3R(リデュース・リユース・リサイクルあるいはリフューズを加えて4R)をできる限り追求し、それができない場合は適正処理をするというものです。 まず、廃棄物をただ焼却したり、そのまま埋め立てるのではなく、まずは再使用したり、資源として利用することを考えなくてはなりません。南相馬市の桜井市長は、海岸線に防潮堤を築き、さらにその防潮堤の後ろに防災林をつくって、人が住む街を津波や高潮、強風などから防ぎたい、ということを復興計画の一つにしているようです。その防災林の地面をマウンドのように高くするためにがれきと土を混ぜて埋めたい、自分のところのガレキだけでは足りないので、近くの地域のがれきも活用したいということです。 いい計画じゃないですか。がれきの分別の徹底や土と混ぜて埋め立てるときの細心の注意が必要ですが、それをきちんとすれば、大量のがれきも邪魔者・厄介者ではなく、資源・宝として活用できます。この構想は、宮脇昭先生の防災林はできるだけ多くの種類の樹木を組み合わせて植える、その際に高潮、高波にも、より一層対処できるようにがれきを土に混ぜて資源として使うという構想の実践ということになりますね。 同様の趣旨を展開するサイトがいくつかみつかりましたし、とくにYouTubeの以下の映像は分かりやすいですね。 いのちを守る森づくり ~東日本大震災復興~ それからもう一つの原則は、自区域内処理、現地処理です。もちろん、様々な事情により、自分の自治体や広域組合の中ではできないところもあるでしょうが、その場合でもできるだけ近い地域で処理するのが望ましいわけです。 フード・マイレージとか、ウッド・マイレージ、あるいはエネルギー・マイレージなどという言葉が近年語られるようになってきましたが、ガベージ・マイレージ(あるいはウェイスト・マイレージ)という言葉を提唱したいと思います。とにかく遠くに運ぶのは、エネルギー消費のムダであり、できるだけ避けて、エネルギーの浪費と汚染の拡散を防ぐのが持続可能な循環型社会のあるべき姿です。広域処理で遠くまで持っていくより、エネルギー的にも環境的にも、そして経済的にも、近くで処理するのがいいはずです。現地できちんと処理するというこの基本は、そもそも有害廃棄物の国際移動を禁じたバーゼル条約を国内でも徹底するということですし、環境省も分かっているはずですが、何か訳があって知らないふりをしているのでしょう。 このことはこちらでも語られていました。 がれき広域処理の本質的問題(要約版) 今回の騒動を見ると、ごみ焼却場でのダイオキシン騒動を契機とした1997年頃からのダイオキシン特需、大型ごみ処理施設の建設ラッシュを思い出します。あのときも日本でのダイオキシン汚染という問題を、本来の解決策であるごみ減量、分別の徹底などを後景に退かせ、とにかく高温で焼却する大型の全連続炉をつくれば、ダイオキシン問題はすべて解決という方向にもっていかれてしまいました。そして、逆にごみをもっとたくさん集めて100トン以上の大型処理施設を作らないと補助金出さないよ、小さな市町村はいっしょになって広域事務組合をつくって1日100トン以上のごみを集めなさい、という形で国(当時は厚生省)が、自治体を脅し、業界を先導してました。結局、物事の本質、本来の目的が歪められて、経済的利益(社会的コストを最小にという本来の経済性ではなく、関連産業、特定企業の利潤増大)ですべてが動いていたわけですが、それと同じ構図が見えてきますね。
鹿児島市では、一般廃棄物として、焼却処分する「もやせるごみ」(可燃ごみ)、そのまま埋め立てる「もやせないごみ」(不燃ごみ)、資源物として、「紙類」(新聞・チラシ/段ボール/紙箱・包装紙等/雑誌類/紙パック)それに「衣類」、「電球・蛍光灯/乾電池/スプレー缶類」、さらに「缶・びん・ペットボトル」、「プラスチック容器類」、「粗大ごみ」などに分別して収集しています。 わが家では、もやせるごみとして収集されるもののうち、生ごみを分別して、コンポストボックスで処理しています。下の表は、わが家の2009年(2009年1月にデータ不備があったので、2010年1月分を加えて、1年間の統計としてあります)のごみ排出量の統計をとったものです。コンポストボックスで処理する「生ごみ」、もやせるごみに出す「可燃ごみ」、もやせないごみとして出す「不燃ごみ」、資源物として収集される「プラスチック容器類」、同じく資源物として収集される「紙」と、主なごみを5種類に分けて統計をとりました。もちろん、ほかに缶・びん・ペットボトルなどの資源物が出ていますが、重量を計測できていないので、ここでは無視します。 ![]() さて、生ごみは可燃ごみの約2倍出ています。家庭で出る一般廃棄物(資源物を除く可燃ごみと不燃ごみの合計)は、1人1日あたり平均で750g程度ですが、わが家の年間のごみの量を1日あたりにすると約330g、さらに家族の人数4人として、1人1日あたりわずか80gということになります。もし生ごみを市の回収に出していたとしても、240gで日本の平均の約3分の1でしたが、生ごみを堆肥化したために、なんと平均の10分の1強という少なさとなっています。 生ごみは水分を多く含んでおり、焼却の際に燃焼温度を下げる役割を果たします。焼却の際のダイオキシン発生を防ぐためにごみ焼却場では850℃以上で焼却されていますが、そのために多くの重油が必要となってくることになります。また、ごみ収集車で運ぶエネルギー消費量やCO2排出ということも含めると、やはりごみは少ない方がよいでしょう。鹿児島市では、もやせるごみを週2回収集していますが、生ごみを入れなければ、質(腐敗臭など)の点でも、量の点でも、収集は週1回で十分でしょう。生ごみコンポスト化は、生ごみを堆肥、すなわち資源物としてうまく活用するとともに、ごみ問題の解決にとっても大きいわけです。 さらに、プラスチックや紙などをしっかりと分別し、リユースしたり、資源物としてリサイクルしたりしたおかげで、もやせるごみ、もやせないごみを合わせた一般廃棄物は、ごみの総量の2割を割っています。つまり、逆に言えば、リサイクル率80%を超えているということになります。 ![]() かごしま環境未来館に、鹿児島市とドイツ・フライブルク市のごみ総量やリサイクル率を比較した表が展示してありました。鹿児島市とフライブルク市は、市民一人当たりのごみ総量はほとんど変わらないのに、それに占める資源物の量が全然違い、そのためリサイクル率もまったく違っています。鹿児島市はリサイクル率が15%もいかないのに対して、フライブルク市は65%を超えています。その要因の分析は改めて行おうと思っていますが、とにかくわが家はそのフライブルク市も超えるリサイクル率を誇っていることになります。
ブログを休止している間にいろいろなことがあったので、いくつか紹介する記事も掲載していきます。これは約半年遅れのご報告ですが、「エコハウスにようこそ」というブログタイトルなので、その趣旨にあった記事ということになります。 昨年の秋、シンケンで『kitutuki』という季刊誌が創刊されました。カメラマンの高比良さんが編集人となって、シンケンの住人や作り手など、シンケンにまつわる人たちを中心として、「コツコツと暮らし継がれる、木の家のものがたり」をテーマに、写真をメインに迫った雑誌です。 その記念すべき創刊号に、ありがたいことに私の家が掲載されました。「八木さんちに学ぶできるエコ」というレポートです。さすがプロのカメラマンで、右のページの写真を見ると、大きくアプローチから家の玄関を見渡した写真が掲載されていますが、植物におおわれてかなり立派に見えます。左のページの中段には、わが家自慢の庭の太陽光パネルや、コンポストボックス、雨水タンクが紹介され、下段には見取り図もあります。 ![]() 左のページ上段には、1階で私と妻がテーブルをはさんで向き合って歓談している写真があり、家の中は整理されているように見えます。いつものことですが、取材があったり、お客さんが来るたびに、かなり掃除がたいへんではあるのですが、突然お客さんが来た場合でも何とかする工夫があります。妻の背中の後ろは大きな引き戸になっていて、この向こう側に台所があるのです。下の新築時の写真のとおり、ふだんはこの引き戸は開いていています。お客さんが来たとき、その辺にあったものをさっと引き戸の向こう側の台所に移して、引き戸を引いて隠してしまう、という妻のアイデアです。 ![]() ![]() 私のページをめくると、次のページにはこのブログでも紹介したことのあるいつも新鮮な有機野菜などを配達してくれる大薗さん(リンクしたのは私の過去のブログであり、kitutukiのページではありません)のページもあります。大薗さんは、わが家よりだいぶ以前にシンケンで家を建てた大先輩ということになります。 この雑誌が発行された後、シンケンの打ち上げパーティ(?)が天文館マルヤガーデンズ7階のシンケンのモデルハウスであり、私も招待していただきました。残念ながら用事があって遅れて行ったのですが、迫社長や編集人の高比良さんはじめスタッフの方々や、私と同じく記事に登場する方々が顔をそろえ、おいしい料理をいただきながら、楽しい時間を過ごさせていただきました。後半は、モデルハウス内を探検させていただき、さまざまなアイデアとそれを実現するための工夫などを、説明を聞きながらくわしく見たり触ったりさせていただきました。ありがとうございました。
「シェーナウの想い」上映会、なんとか無事終わりました。来場していただいた方、ありがとうございました。及川さんの協力も得て、これからも上映会を開いて、多くの人にこの映画を見ていただき、脱原発への道をともに考えていきたいと思います。 ところで、私も関わっているどんぐり自然学校がNPO法人になりました。私も、NPO法人どんぐり自然学校の常任理事の一人ということになりました。そのこともあって、退会直前だった日本NPO学会に出かけていって、いろいろと勉強してきました。まさに泥縄もいいところですが。 どんぐり自然学校のウェブサイトも新しくなりました。 このブログでもちょくちょくその話題も取り上げていこうと思いますが、どんぐり自然学校のくわしい情報はそちらに掲載されているので、上記のどんぐり自然学校のウェブサイトをぜひ見てください。幼稚園(幼児部)・小学校(初等部)・中学校(中等部)の幼児・児童・生徒の入園・入学を受けつけていますので、よろしくお願いいたします。 私の次男坊は、昨日から今日にかけて、どんぐり自然学校の友だちといっしょに、桜島一周サイクリングに出かけています。2年前に、私と子どもたち二人で桜島の露天風呂がすばらしい「古里温泉ふるさと観光ホテル」まで自転車で行ったときには、かなりしんどそうだったけど、この2年間、どんぐり自然学校で、大隅半島垂水-根占間往復と平川錦江湾高校前-知覧峠-枕崎間往復の2回、1泊2日のサイクリングを経験しているので、今度はだいぶ成長してるはずで、上り坂も大丈夫だとは思うけど、どうかな? どんぐり自然学校のウェブサイト http://greens.st.wakwak.ne.jp/905752/index.html
緊急ですが、前回のブログで紹介した「シェーナウの想い~自然エネルギー社会を 子どもたちに~」の上映会を開くことになりました。 日本語翻訳者の及川斉志(おいかわまさし)さんが鹿児島に来るということで、鹿児島国際大学8号館3階グループ学習室(事務室・会議室の階下になります)で、3月19日(月)14時より、上映会+及川さんを囲んでの研究会を行います。平日の午後ですし、時間もないので、多くの方に参加いただくのは難しいかもしれませんが、どなたでも大歓迎です。関心があり、ご都合のつく方はご参加くださるとありがたいです。 日時 2012年3月19日(月)14時~16時30分 会場 鹿児島国際大学8号館3階グループ学習室(事務室・会議室の階下) 題目 「シェーナウの想い~自然エネルギー社会を 子どもたちに~」上映会+及川さんを囲んでの研究会 鹿児島国際大学へのアクセスについては、 大学へのアクセス 8号館は正門を入ってすぐです。 大学施設紹介 教室がわからない方は、4階入口に事務室があるので、そこでお聞きください。 よろしくお願いします。
前回のブログの最後に、「九電などの電力会社や国・地方自治体を追い詰めるだけでは脱原発はできません。それにプラスして、私たち市民が電力にかんする統治・運営能力を身につけなければなりません。その鍵となるもう一つの映画に、先日出会いました。」と書いたのですが、その映画とは、 監督:フランク=ディーチェ/ヴェルナー=キーファーの映画「シェーナウの想い~自然エネルギー社会を子どもたちに~」(2008年/ドイツ/60分)のことです。 人口2500人のドイツ南西部にある小さな町シェーナウ市で、原発反対運動からはじまり、自分たちで運営する電力会社を作ってしまう話。この映画を日本語に翻訳し、日本でこの映画の上映運動を進めている環境NPOの「自然エネルギー社会をめざすネットワーク」の及川 斉志(おいかわ まさし)さんが、私も関わっているどんぐり自然学校にやってきて、そこで出会い、この映画を知ることになりました。 この映画の詳細については、 「“Das Schönauer Gefühl”シェーナウの想い~自然エネルギー社会を 子どもたちに~」のページや、「幸せに生きる環境学(フライブルクにて)」というブログの「シェーナウの想い」(2012-03-06)のページで詳しく紹介されています。 ここでは、その流れだけ簡潔に記すと、 チェルノブイリ原発事故→ 「原子力のない未来のための親の会」(親の会)結成→ 放射能から身を守るための情報を発信する情報スタンド設置→ 「節電キャンペーン」「節電コンテスト」→ ラインフェルデン電力会社(KWR)に、原発に頼らない電力供給、エコ電力の買い取り価格の引き上げ、節電を促すために基本料金を引き下げ使用料金を引き上げる比例料金制度提案→ KWR拒否→ シェーナウ電力会社(EWS:Elektrizitätswerke Schönau)発足→ 2度の住民投票→ EWS勝利・電力供給認可→ 法外な価格のついたKWR所有の電力網をGLS銀行や広告会社の無償の協力、人々の善意の寄付などで買取→ 電力供給開始(1997年)→ ドイツ電力事業の全面自由化(1998年)→ 「原発に一切頼らない自然エネルギーをメインとした電力供給」という企業理念が支持され、ドイツ全土で約11万人の顧客(2012年現在) 「チェルノブイリ事故をきっかけにした親の会の発足から、操業に至るまで実に10年もの歳月が流れていました。」と紹介されていますが、チェルノブイリ事故の前から原発関連の研究会にはいって、木原正雄・小野秀生・道下敏則編『21世紀への原子力 問われる原子力政策の選択』(法律文化社、1986年2月発行=チェルノブイリ原発事故の直前)という京都の自然科学・社会科学の研究者が共同で執筆した著作の末端に加わらせていただいた私からすれば、たった十年で、こんなことを実現してしまうシェーナウの人たちがうらやましく、すばらしい人たちに感動です。逆に言うと、私はチェルノブイリ原発事故以降のこの25年間何をしていたのか、という思いです。 そして、ドイツ社会全体でも1998年に電力事業の全面自由化が始まり、事業を始めたばかりのEWSでしたが、「原発に一切頼らない自然エネルギーをメインとした電力供給」という企業理念が支持されて、現在ではドイツ全土で約11万人の顧客を擁する電力会社に成長してきているということです。 2011年「ゴールドマン環境賞」受賞者となった親の会の中心メンバーで、EWSの経営責任者ウルズラ・スラーデック女史は、「一番の願いは、世界中から原発がなくなること。二つ目の願いは、早急な自然エネルギー社会への転換。そして三つ目の願いは、世界中の人たちに電力が公平にいき渡ること。」と夢を語ります。 一見、どこにでもいるふつうの住民たちが、ここまで大きなことを成し遂げてしまうことに驚きと感動を覚えました。と同時に、制度面でも運動面でも、ドイツと格差のある日本に絶望感にも似た非常な厳しさを感じつつも、やはり諦めてはダメ、長い道のりではあるけれど、一歩一歩進んでいけば、必ずこれを実現する日はやってくると心に言い聞かせて、自分のやれることをやっていこうと思います。 冒頭に紹介した「自然エネルギー社会をめざすネットワーク」が日本での上映を取り扱っており、各団体に無料で貸し出して上映運動を進めているので、皆さんもぜひいかがですか。私もぜひ上映会を開こうと思っています。 │<< 前のページへ │一覧 │ 一番上に戻る │ |
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