|
カテゴリ:台風
台風4号は、強くて大きいぞという前評判だったし、これまでの雨が尋常ではなったので、期待(というのは不謹慎ですね)ではなくて不安も大きく、身構えて迎えたのですが、風はまあ吹いたのですが、雨はほとんど降らないまま、通り過ぎていきました。あくまでこれは、鹿児島市のわが家周辺の話であり、もちろん場所によってだいぶ違うだろうし、被災した皆さんには、謹んでお見舞い申し上げます。(また悲しいことに鹿児島市でも死傷者がでました。心から哀悼の意を捧げます。(7月15日朝追記))
ところで、この台風4号に、なぜマンニー(正確には「マンニィ」でした)という名前がついているのだろう、マンニィとはどういう意味だろう、というようなことに疑問を持ち、気象庁のサイトを開いてみると、その話が載っていました。 気象庁は、台風の番号と名前のページで、次のように説明しています。 台風の番号と名前 気象庁では毎年1月1日以後,最も早く発生した台風を第1号とし,以後台風の発生順に番号を付けています。なお,一度発生した台風が衰えて「熱帯低気圧」になった後で再び発達して台風になった場合は同じ番号を付けます。 台風には従来,米国が英語名(人名)を付けていましたが,北西太平洋または南シナ海で発生する台風防災に関する各国の政府間組織である台風委員会(日本ほか14カ国等が加盟)は,平成12年(2000年)から,北西太平洋または南シナ海の領域で発生する台風には同領域内で用いられている固有の名前(加盟国などが提案した名前)をつけることになりました。 平成12年の台風第1号にカンボジアで「象」を意味する「ダムレイ」の名前が付けられ,以後,発生順にあらかじめ用意された140個の名前を順番に用いて,その後再び「ダムレイ」に戻ります。台風の年間発生数の平年値は26.7個ですので,おおむね5年間で台風の名前が一巡することになります。 なお,台風の名前は繰り返して使用されますが,大きな災害をもたらした台風などは,台風委員会加盟国からの要請を受けて,その名前を以後の台風に使用しないように変更することがあります。また,強い熱帯低気圧が東経180度より東などの領域から北西太平洋または南シナ海の領域に移動して台風になった場合には,各領域を担当する気象機関によって既につけられた名前を継続して使用します。このため,下の表に記されない名前がつけられた台風もあります。 (http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/typhoon/1-5.htmlより) いかがでしょうか? 台風委員会加盟国であるカンボジア、中国、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)、香港、日本、ラオス、マカオ、マレーシア、ミクロネシア、フィリピン、韓国、タイ、米国、ベトナムの14カ国(地域を含む)がつけた名前を順番にあてていたんですね。 それで今度の台風4号は、32番目で香港が名づけたMan-yi(マンニィ)で、海峡の名前だったんですね。次の台風5号は、日本が名付け親であるUsagi(ウサギ)という「うさぎ座」からとった名前になるということらしいです。 それにしても、日本のつけた台風の名前は、テンビン、ヤギ、ウサギ、カジキ、カンムリ、クジラ、コップ、コンパス、トカゲ、ワシの10個で、すべて星座の名前からとったということになっています。 ウ~ン、日本のネーミングセンスって、どうなんでしょうか? 好き嫌いは別として、動物で統一するなら統一してもよかったと思うのですが、コップとか、コンパスも入っていて、やはりどういう基準かわかりません。たしかに「コップの中の嵐」という言葉もありますが用法として不適切ですし、「コンパス」も、天気図、とくに台風の進路予想図を描くときなどに不可欠だとはいえ、それを台風の名前にするとは? 他の国のつけた名前では、けっこうかっこいいと思われる名前もありますね。私の好みは、ロンワン(龍の王・中国)、プラピルーン(雨の神・タイ)、ソーリック(伝統の酋長称号・ミクロネシア)などです。タイのつけた名前がいいような気もします。「タイ風の名前」だから!? とにかく、次の台風5号の名前は、ウサギちゃんです。 (7月15日朝、一部追記しました。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[台風] カテゴリの最新記事
|