今日は京の隠れ家的カフェダイニング「紅蝙蝠」のご紹介。
石塀小路ってご存知ですか?
高台寺道と下河原通りを結ぶ道。
趣きのある街灯を見つけたら、そこから先はまるで異世界へ誘い込まれるような情緒あふれる空間の入り口。
京都って奥が深い。そう思わざるを得ない小路である。
路地へ入ったとたん両側に並ぶ町屋の基礎部分の石垣がまるで石塀のように見える。
石塀小路なんて名付けられたことに納得。
その石塀小路に、とっても粋なお店があります。
それが「紅蝙蝠」。
「紅蝙蝠」の文字と、その名のとおり紅色のコウモリが描かれた暖簾をくぐると、和の極みの空間が。
カフェダイニングだが、夜はお座敷遊びも出来るお店。
もちろん一見さんOK。
監修は画家の金子國義、
プロデュースはODASHO (映画「舞妓Haaaan!!!」の衣装など手がけた呉服屋サン。)
奇才な画家と呉服屋さんのコラボ。なるほどセンスが良いはずだ。
実は今回このお店に訪れたのは3回目。
何度来ても新鮮なのに落ち着くのが心地いい。
今回はご近所の仲良しママさん7組でのランチ。
いつもは誰かのお宅におじゃまして、持ち寄った美味しいスイーツを囲んで、楽しい話に花が咲き、わきあいあいと仲良くさせてもらっているメンバー。
その仲間と初遠征?みんなで揃ってランチに出かけるのは初めて。
その記念すべき第1回ランチのお店に選んだのが、私のオススメの「紅蝙蝠」。
子連れには少々場違いな雰囲気のお店だが、スタッフの方々は快く迎えていただいた。
内装の懲りように友人一同が目を瞠り、席に座るのを忘れてしばしアチコチ拝見。
壁の絵や、所々に飾られているお花、陳列された品々、さりげなくディスプレイされている呉服など、「和」の美的世界が凝縮した、まさに芸術の空間である。
1階の写真↑(またもや無断画像拝借、オードリーさんスイマセン。)
赤ちゃんが3人いたので授乳やら何やらで他のお客様のご迷惑にならないように特別にお2階のお座敷を貸切にさせていただく。
私が頂いたのはオススメの「鯛ごはんのお膳」。。
(「鯛めし」・・と違って「鯛ごはん」というのがこだわりだとか)
京割烹を代表する店「たんたか」の元料理長が作る正統派の京のお「味」。
この鯛ごはんは絶品。
もう頂くのは3度目だが毎度のことながら頷く美味さ。
「美味しい」と心底から思うときは「おいしい!」と言うよりも「ほぉ!」という言葉になってしまうのはなぜだろう。
このお味が1500円で良いのだろうか。
そして他で見たことないエスプレッソマシーン。 (前回一緒に行ったバナちゃんの画像を拝借。)
なんだか今にも宇宙に発射しそうなマシーンだ(笑)
ここでしか味わえない桑の葉のティーエスプレッソなどドリンクメニューも豊富。
そして、私の一押しのスイーツが紅蝙蝠さんオリジナルの「サクラサクプリン」。
ふぅわりと漂う桜の香りは雅なかんじ。
なめらかな口どけのプリンの中に桜餅が入っていて(創業130年の和菓子店「田井弥本舗」の桜餅とのこと)、その和洋の新鮮な組み合わせがクセになるお味。
一緒に行った友人も「こんなのは初めて!」と喜んでもらえて、我が事のごとく嬉しくなる。
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出産予定日3週間前、もうオナカはパっツンパツンに張っている。
おそらく妊娠中のお出かけランチは、これが最後かなーと思いつつ、
大好きな仲間と、お気に入りのお店に来れただけで大満足で、
もう、いつでも産んで良いですよーと思っていたら、
なんと最後にビックリビックリ、サプライズ!!
私の誕生日ケーキが登場☆☆☆
いつもサプライズを仕掛けるのが好きな私だが、今回は本当に驚かされました。
お誕生日は2週間ほど先なのですが、早めに産まれてしまうかもしれないということで、みんなが内緒でお店の方にお願いしてくださっていたとのこと。
ちょっと泣きそうになったけど我慢。本当に嬉しかった。
バースデーソングを歌ってもらい、ろうそくをフー!
嬉しい以外の良い言葉が出なくって、こんなときに表現する語彙の知らなさに歯がゆい想いをしつつ、「みんな、ありがとう」と心から思う。
外はあいにくの雨でしたが、心は晴れ晴れ。
予期せぬお誕生日会をしていただいて、たぶん一生忘れられない誕生日会に。
みんな、ありがとう。
お店の方々も暖かいお心遣いをいただき本当にありがとうございました。
京都の隠れ家的なダイニングカフェの紅蝙蝠のHPはこちら→
http://www.kyogocan.com/
お店でもお持ち帰りで買ったサクラサクプリン。
お取り寄せもできます→http://www.kyogocan-shop.com/
産後、落ち着いたら、またこのメンバーであちこち行きたいです。