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カテゴリ:PCソフト
('08.3.12改訂) CD-ROMを全角でどう書くか、という標題の問いに対する私なりの答えは、「‐」(HYPHEN、ハイフン(四分))を使う、CD‐ROMです。「‐」(HYPHEN、ハイフン(四分))を使う方が、「-」(MINUS SIGN、負符号、減算記号)や「―」(EM DASH、ダッシュ(全角))を使うより望ましいのではないでしょうか。 しかし、現実は、圧倒的に「-」(MINUS SIGN、負符号、減算記号)が使われています。 (財)日本規格協会 > JSA Web Store > JIS検索で、 CD(DVD)-ROM(R, RW)を検索すると、標題は全角文字で表記されますが、 JIS X 0606:1998「情報交換用CD-ROMのボリューム構造及びファイル構造」 JIS X 6243:1998「120 mm DVD ― 書換形ディスク(DVD-RAM)」 JIS X 6244:1998「120 mm DVD-RAMディスク用ケース」 JIS X 6245:1999「80mm(1.23 GB/面)及び120mm(3.95 GB/面)DVD-レコーダブルディスク(DVD-R)」 JIS X 6246:2005「120mm(4.7GB/面)及び80mm(1.46GB/面)DVD―書換形ディスク(DVD-RAM)」 JIS X 6247:2005「120mm及び80mm DVD-RAMディスク用ケース」 JIS X 6248:2007「80mm(1.46GB/面)及び120mm(4.70GB/面)DVD リレコーダブルディスク(DVD-RW)」 JIS X 6281:2006「120mm再生専用形光ディスク(CD-ROM)」 TS X 0025:2005「追記形コンパクトディスク(CD-R)システム」 TS X 0066:2004「書換形コンパクトディスク(CD-RW)システム」 TS X 0067:2004「DVD-Rディスクのボリューム構造及びファイル構造」 すべて、CD(DVD)とROM(R, RW)の間には、「-」(MINUS SIGN、負符号、減算記号)が使われています。 自身のために私なりに調べたハイフン、マイナス、ダッシュ類をまとめると、次のようになります。
図形記号を見ると、見え方では区別がつきにくいことが分かります。 ・2000、XP、そしてVistaに移るほど、Unicodeをフルに使用しやすい環境に来ている、 ・組版では、EN DASH(二分ダーシ、ダッシュ(二分))がよく使われるだろう、 ・例えば、Wordで、オートコレクトのオプションの[ハイフンをダッシュに変更する]にチェックを入れると、HYPHEN-MINUS(ハイフンマイナス)は、ダッシュが妥当な文節でEN DASH(二分ダーシ、ダッシュ(二分))に変換される、 という反面、 ・MINUS SIGN(負符号、減算記号)をWindows上でUnicodeで保存すると、FULLWIDTH HYPHEN-MINUS(U+FF0D)になってしまう、 ・同様に、EM DASH(ダッシュ(全角))をWindows上でUnicodeで保存すると、HORIZONTAL BAR(U+2015)になってしまう、 などの仕様があることを考え、 私の中での方針は、簡単に ・昔からあって、MS IMEでの[-]の変換候補に登場するHYPHEN(ハイフン(四分))、EM DASH(ダッシュ(全角))、MINUS SIGN(負符号、減算記号)を中心に適切に使い分け、必要がなければUnicodeでは保存せず、SJISで保存する。 ・必要ならば、EN DASH(二分ダーシ、ダッシュ(二分))も使い分ける。 にしようかと考えています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.03.12 20:24:26
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