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テーマ:ホームスクール日記(257)
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いつも行くBook Saleという古本屋さんで、"Little Bear"という本を買った。
最近クマの出てくる話しがとにかく好きなゆっぴーは、この本をとても気に入って、家につくまでの車の中で最初のお話と2番めのお話を音読してくれた。 このところのゆっぴーの「読み書き」の成長ぶりは、目をみはるものがある。 子どもって、成長するとき、坂を登るようにゆっくり成長していく部分もあるけれど、そうではなくて、階段のように、急に1段登るっていうことも多いみたい。 タンクの中に少しずつ水をためていって、ある時点で急にあふれだす、という方が適切なたとえかな? 1970年ごろはじまった、ホームスクールの先駆者ムーア博士は、正式な教育は少なくとも8才ごろまで遅らせて、それまではもっとインフォーマルな遊びの延長のような形で読み聞かせをしたり文字を教えていくのがいい、と言っているが、その根拠は、子ども(特に男の子)の体も頭脳も、読み書きに必要な能力が成熟するのは8才から10才ごろだから、ということなのだけど、ゆっぴーを見ていると、本当にその通りだなぁ、と思わされる。 正式な教育を遅らせて、例えば9ー10才ごろ始めても、その位の年齢なら、体も頭脳も成長しているから、もっと早くはじめた子と同じレベルに、あっという間に追いつくのだと言う。 もしそうだとしたら、まだ体と頭脳がそこまで成長していない子に、6才だからといって、画一的に皆と席をならべて教育を始めても、ゆっぴーがそうだったように、回りの子と自分を比べて、「僕にはできない」という苦手意識や、「僕はだめな子だ」というような低いセルフ・イメージを持ってしまうことに繋がる害の方が大きいのではないかしら。 学校にもいいところはあるし、学校が一概にいけない、とは思わない。 でも個を大切にした教育を目指すなら、何歳なら文字が読めなければ、何歳なら計算がここまでできないと、というような基準は、単なる「指針」として捕らえるべきで、それを元にした「評価」にあまり比重がかけられるべきではないだろうなぁ、と思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004年11月15日 17時52分09秒
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