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カテゴリ:ひとりごと
クロックポット、またの名をスロークッカーという調理器具を購入したのは、つい数ヶ月前のこと。
これ実はだいぶ前から気になってたんです。 時々、本屋(フィリピンの)とかで、スロークッカーのことが書いてある本をみかけたりして。材料をすべて放り込んで、6ー8時間放っておくだけで、夕方には料理ができているという、魔法みたいな調理器具。うちはホームスクールしているから、あまり料理に時間かけてられないし、でもおいしくて、健康なものが食べたいし。 で、ついに、店頭で見かけた時に、買っちゃいました。 文章で説明するのは難しいんですが、炊飯器みたいな感じで、中が常滑焼みたいな土鍋になってて、ガラスの蓋がついてます。 で、電源を入れると60度くらいの低温で調理します。 6ー8時間も煮込むとなると、準備だけはかなり早くからしないといけないけれど、子どもの迎えに行っている間、煮込みながらそのままおいていっても安全だし、うちのように暑い所でも、煮込み料理が手軽にできるのも、お気に入りの理由です。お肉は、圧力鍋で煮込んだかのように、ほろほろに柔らかくなります。シチューでも、スパゲティー・ソースでも、これを買って以来、もっぱらこれで煮込んでいます。 ネットで調べてみたら、アメリカでは、かなり昔からあったみたいです。一時人気がすたれかけたものの、最近人気が吹きかえしてきているようです。 日本ではあまり普及していないけど、販売しているところはあるみたい。 土鍋の部分は取り外しができるので、そのまま食卓に載せられます。 土鍋の裏を見ると、"Made in Japan"と書いてあって、私のような海外にいる者が見ると、これ、ふるさと日本からきたんだわ、なんて変な所に感激しちゃったりします。(余談ですが、最近はなんでもかんでもMade in Chinaなので、日本製の物を見ると、なんか感動しちゃうっていうものあるんです。) スロークッカーの土鍋の部分は、とっても上質な土鍋なので、最初にお米のとぎ汁を入れて炊いたりしなくてもいいのですが、念のため、うちでは一度はじめにチキンの入ったおかゆ料理「アロス・カルド」を作りました。 このスロークッカー、どのくらいで、何がどれくらい煮えるのか、コツをつかむまでにちょっと時間がかかるのだけど、最近は、骨付きの肉などは先に少な目の水で煮込んでおいて、後から野菜とお湯を足すようにしています。 あまり見かけは煮崩れしないので、まだ煮えてないのかと思って、お箸とか串をさしてみると、すごく柔らかく煮えています。 骨ばっかりの安い肉を買ってきても、これで煮込んだら、お肉も軟骨も柔らかく煮えるので、経済的でもあります。 (我が家の愛犬ハッピーは、これで煮込んで柔らかくなった骨のおこぼれにあずかることも。) 昨日はこれでカレーを作りました。いっぱい余ったので、今日はまた1日越しのおいしいカレーが食べられる、と思っていたら、同居の義理の妹に先を越され、病院での当直用のお弁当として持っていかれてしまいました。 残念! それで冷蔵庫を開けてみたら、ほとんど何も入ってません。 しかたないので、乾燥の白インゲンとハムを煮込んでトマト・ペーストで味付けすることにしました。 乾燥のインゲン豆は一晩つけおきしておけば完璧だけど、煮立ててから一度火を消して30分くらい休ませて、もう一度煮込めば、つけおきなしでも柔らかく仕上がります。 豆が柔らかくなったところで、別の鍋で炒めておいた玉ねぎのみじんぎりとハムを入れて、トマトペースト(半量)、塩一さじ、お砂糖小さじ1と隠し味にお醤油をたらし、ドライハーブを少し入れたらできあがり。ソーセージとかパイナップルを入れてもいいし、ミンチ肉と赤ピーマンを入れれば、チリコン・カルネ風になります。 まだ試したことはないけれど、60度の低温でじっくり、ということは、きっと佃煮なんかもおいしくできると思うんです。ぜひ一度チャレンジしてみなくっちゃ。 フィリピンのスープ料理、シニガンとかニラガとか、モンゴ豆(緑豆)の煮込みも、これで簡単にできちゃいます。 また時々、クロックポットの料理を紹介していきますね。 皆さんのお勧め調理器具についても、ぜひ教えてくださいね~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004年12月05日 01時04分07秒
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