江戸風流　春蝶亭雑記

[その他演劇] カテゴリの記事

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• 悲しいときやつらいときには。

  先日ご紹介した本『死んだらおしまい、ではなかった』の中に、「故人に喜んでもらおうと思ってすることは、必ず届く」とありました。だからできるだけ、引き継いでいこうと思います。宝塚歌劇の『スカーレットピンパーネル』は、前回の上演の際、二人で見に行ってとても感動し、その後病室でもDVDをよく見ました。主題歌の「ひとかけらの勇気」には、どんなにか勇気づけられたでしょう。今回の上演は見られませんでしたが、記念グッズのバッグと、劇中で使われる紅はこべのリングを買いました。今後は私が友の会に入って、迷惑にならないような形のお位牌と一緒に、見に行こうと思います。悲しいとき、つらいときにはタカラヅカ。舞台の上からは、清く正しく美しいオーラが降り注いでいるはず。

  2010年06月30日

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  二度目の『君を愛してる』。

  宝塚雪組『君を愛してる』鑑賞二回目。新たに色々な事を発見する。パリの踊り子の女の子達の、普段着の衣装がとてもかわいい。パープル、ピンク、グリーンなどのきれいな色の、胸下でしぼったふんわりワンピース。しぼった部分に黒いリボン。襟や裾も黒でトリミング。みんな黒いストッキングに黒のヒールで、小さな黒いハンドバッグを持ってる。その他の人々のクラッシックなスーツも素敵。でもあのデザインは、宝塚の人達の鍛えたプロポーションあってのもの。私が着たらダサくなりそう。この時代のパリに関する本を読んだせいか、前とは違う楽しみがあった。不思議。読んでいただいてありがとうございます。楽しんでいただけましたか？人気ブログランキング良かったら、バナーをクリックして投票して下さいね。

  2008年03月18日

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  『君を愛してる／ミロワール』

  ◆宝塚歌劇雪組公演『君を愛してる／ミロワール』（東京宝塚劇場）おとぎ話のような、パリを舞台にしたラブストーリー。雪組はどっちかというと、大河ドラマ的なスケールの大きいものが似合う気がするのだけれど、今回は軽めですね。『ミロワール』にちなんだ鏡が売られていたり、観劇バッグがかわいかったり。神父さん役の未来優希さん、歌上手いなあ。今日の夕食カレー。おいしい。読んでいただいてありがとうございます。楽しんでいただけましたか？人気ブログランキング良かったら、バナーをクリックして投票して下さいね。

  2008年02月19日

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  星組公演『エルアルコンー鷹／レビューオルキスー蘭の星』

  ◆星組公演『エルアルコンー鷹／レビューオルキスー蘭の星』青池保子さんのコミックが原作のお話。平気で人を殺す「ダーティー・ヒーロー」だと気付くのに少し時間がかかる。安蘭けいさんは、容姿が美しくて独特の声をしていて、それが少し小柄なことを補って余りある魅力。安蘭さん以外にもタイプの異なる魅力的な男役さんがたくさんいますね、星組には。遠野あすかさんの誇り高くりりしい女海賊、ステキ。楽しかった。レビューではトップ二人が少しお笑いを演じていて、ちょっと意外。今日の夕ご飯は日比谷シャンテ内「ひつじや」のカレー。新しいセットメニューができていたので、それを。スパイシーチキンがおいしかったですよ。読んでいただいてありがとうございます。楽しんでいただけましたか？人気ブログランキング良かったら、バナーをクリックして投票して下さいね。

  2008年01月29日

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• 『憑神』

  ◆『憑神』（新橋演舞場）浅田次郎作、中村橋之助主演の舞台『憑神』を見に行く。うっかり貧乏神・疫病神・死神のほこらに手を合わせてしまった下級武士・別所彦九郎。彼には憑いた神様のせいで、さまざまな苦難がおそいかかる。先祖が徳川家康の影武者をつとめて名を挙げたがやがて没落し、今また時代の波に飲み込まれようとしたとき、彦九郎は決意をして上野にたてこもる武士達のもとへ向かう。実は浅田次郎の小説があまり好きではないのだが、「きらいだぜ！ああちきしょう！」と思いながら読んではぼろぼろ泣いてしまうのである。的確に「泣き」のツボを知っている憎い小説家だ。今回も結末の付け方にそんな思いをしながら、笑ったり泣いたりしながら芝居を見終えてしまった。意外な事に、いつもハンサムな男性にさほど魅力を感じない私が、榎本武揚を演じた葛山信吾さんをかっこいいと思ってしまいました。舞台上の彼、華があって素敵ですね。

  2007年09月17日

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  ミュージカル『KEAN』。

  ◆宝塚歌劇星組日成劇場公演『KEAN』実在したシェークスピア役者、エドモンド・キーンの恋と苦悩を描くミュージカル。さすがだ轟悠！。宝塚のスターというのはこういうものだと思い出した。膨大なセリフ、豊かな表現力、高度な歌唱力。大きなスターだった。星組の皆さん、歌もダンスもすばらしかった。

  2007年09月11日

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  ゆかたで薪能。

  浅草寺境内で上演された薪能を見に行く。ここぞとばかり根性を出して、花火の時に着る間がなかった今年買ったゆかたを着る。これがねえ、なかなかすごい柄でして。こんなんです。お前はどこの姉さんか？という柄ですが、結構気に入っています。購入は某雑貨屋で。あんまりゆかたっぽくないので、あらたまって着る事も出来るかなと。

  2007年08月07日

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  多分ここが夢川町。

  １日大阪で遊び倒した我々は、夕刻京都へ着。ホテルはサンルートだったので、ぶらぶら宮川町へ。舞妓さんたちも食べに来るという喫茶店「富久屋」で、名物フクヤライスを食べる。オムライスなんだけと、色どりがきれいで、卵がとろとろで、生トマトの酸味がさっぱり。おいしかった。ふらふら宮川町を歩いていると、目の前にすっと止まったタクシーから、舞妓さん四人組がぞろぞろと！あわててカメラを構える猫先生とワタクシ。でも間に合いませんでした。そして猫先生ひとこと。「『京都駅はどこどすか？』って聞けばよかった・・・」映画『舞妓Ｈａａａａ～ｎ！！！』そのまんまやん。去って行く舞妓さんたち。その後祇園に行って、一力から出てくるおかあさんと舞妓さんを目撃したり、白河あたりで突然雨に降られ、きれいな夜のお仕事のおねえさんたちが戸惑う姿を目撃したり、先斗町の床で飲めるバー（多分、ストレイテナーご一行様も京都ライブの際寄ったと思われる）で一杯飲んでいるうち、やっぱり降られてグラスと伝票もって店内へ逃げ込んだりと、我々の波乱にとんだ京都の夜は更けていったのである。

  2007年08月03日

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  『エリザベート　愛と死の輪舞』（東京宝塚劇場）。

  ◆宝塚歌劇雪組公演『エリザベート　愛と死の輪舞』（東京宝塚劇場）ベルばらと並んで宝塚の定番演目となっている『エリザベート』。私は初めての鑑賞。白羽ゆりさん、ちょっとおっとりしていて、笑いもできて、威厳と上品さをもった娘役というイメージだったけど、今回は全く違った。もっと鋭くて意志的で、全力で自由を求める皇妃エリザベート。トートの水夏希さん、見事な黒王子。こういう冷たい魅力のある役だと輝きを増す。現在の雪組だと、今回ルキーニを演じた音月桂さんに注目している。

  2007年07月31日

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• 二度目の星組。

  本日、二度目の宝塚星組『さくら／シークレット・ハンター』鑑賞。周囲の方々が礼儀正しくざわついていたので耳をすませてみると、卒業生の湖月わたるさんが客席にいらしてたらしい。オペラグラス片手に「わたるくんだ！前よりずっと女性らしくなってる！」という声を多く聴く。星組のこの演目わりと好きになった。新トップの安蘭けいさんも、ちょっと慣れてきたかな？

  2007年06月26日

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• 宝塚星組『さくら／シークレット・ハンター』。

  ◆宝塚歌劇星組公演『さくら　妖しいまでに美しいおまえ／シークレット・ハンター　この世で俺に盗めぬものはない』（東京宝塚劇場）なぜか、周囲に外国人の観客が多い席で鑑賞。「さくら」終了後、皆さん絶賛。確かに面白い試みがいろいろあって楽しめた。雛人形が反乱を起こし、鼠と戦う場とか、狂言風に仕上げた場とか。日舞いいなあ。きれい。「シークレット・ハンター」はカリブ海の島々を舞台にした活劇。エキゾティックな舞台と、ローマの休日風ロマンス。実は・・・というどんでん返しがあって、ラストはハッピーエンド。トップスターが羽をしょって現れた時点で、外国人観客爆笑。いや～、こういうもんなんですって、宝塚は。未知なる日本文化に触れた皆さんは、どんな感想を持ったのでしょうか。

  2007年06月05日

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• 『心中・恋の大和路』

  ◆バウミュージカル『心中・恋の大和路』（東京芸術劇場中ホール）私にとっては馴染みのある梅川忠兵衛の話。それを宝塚らしく華麗な舞台に。演じるのは歌劇団卒業生の方々。現代人にはわかりにくい「金包みの封印を切ったら大罪になる」ことなどが、非常に巧く描かれていた。瀬戸内美八さんの忠兵衛はちょっとわがままで人の良い感じがよくでていた。南風まいさんの梅川も、可憐で無垢に感じた。芝居のテーマとしては男の友情や主従の絆が強調されていて、宝塚版にはそれが良くあっていた。ラストは原作と全く異なるのだが、これで良かったのではないかと思う。白い雪の中で罪を深く悔いつつ消えていく二人が美しかった。

  2007年04月08日

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• 『A/L　怪盗ルパンの青春』

  ◆宝塚歌劇宙組東京特別公演『A/L　怪盗ルパンの青春』（日本青年館）宙組新トップ大和悠河のお披露目公演。華があって足が長くてかっこええ～☆。お話は怪盗ルパンの話で、マリー・アントワネットの首飾りをめぐって若き日のルパン（ソルボンヌ大学の学生だった！）が遭遇した事件を描く。ヒロインのアニエスは星組？から陽月華を迎える。お転婆でバレエの上手な令嬢という人物像が新鮮。バレエのシーンはきれいだったな。ルブランの小説が原作のはずなのに、ところどころに『ルパン三世』の匂いを感じてしまうのは何故？ガニマール警部と銭形さん似てない？お笑い満載で楽しんだ。大和悠河さん、あまり歌声に宝塚特有のクセが無いように思ったのだけれど気のせい？

  2007年04月07日

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• 宝塚歌劇『パリの空よりも高く／ファンシー・ダンス』。

  月組の東京宝塚劇場公演を見に行く。『パリの空よりも高く』はエッフェル塔建設にまつわる話。ショー的な華やかさとコメディ。とても楽しい。瀬奈じゅんさんは貫禄が出てきた。彩乃かなみさんは歌声が良いと思った。『ファンシー・ダンス』はジャズをベースにしたセンスの良いショーだった。

  2007年02月20日

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• 台東薪能ワークショップ。

  ◆台東薪能ワークショップ毎年行われ、大人気の台東薪能。浅草寺の裏に舞台を作るというロケーションの良さが人気の理由なのだろうか。出演する坂真太郎先生をお招きして、今年の見どころをうかがったり、演目の解説をしてもらったり、少し謡ってみたりするワークショップ。今年の演目は、能『養老』、狂言『附子』、能『百萬』『養老』は台東薪能初上演の演目だそう。あの「養老の瀧」の昔話に似た筋。『附子』は一休さんのとんち話にありそうな笑い話。ちなみに附子はトリカブトの毒。『百萬』は子供を亡くして物狂いとなった女性の話。女性の老けた感じを出すため、面の目の穴や扇の柄に特徴があることをうかがう。坂先生のお話はいつもおもしろい。そしてこのワークショップも毎回大人気。

  2006年06月23日

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• 宝塚歌劇宙組公演『NEVER SAY GOODBYE』。

  ◆宝塚歌劇宙組公演『NEVER SAY GOODBYE』（東京宝塚劇場）午後6時半開演和央ようか＆花總まり。宝塚のトップとしてはベテランの域のお二人で、常に白い清らかな光をまとっているような感じがした。社会主義国家となり、ナチスに反するオリンピックに活気づくスペイン。ポーランド生まれの写真家ジョルジュと離婚歴のある劇作家キャサリンはハリウッドで出会い、世界情勢を見届けるためスペインへ向かう。しかしマドリードは既に不穏な空気が満ちていた。やがて内乱が発生。二人は愛を深めつつも、スペイン内乱に巻き込まれていく。キャリアを重ねた二人のトップだからこそ、可能だった芝居だと思う。ジョルジュのモデルは多分、ロバート・キャパ。世界史に疎く、ナチスが行ったドイツのオリンピックのことは知っていたけれど、スペイン内乱のことはほとんど知らなかった。あの情熱と芸術に満ちたイメージの国には、そんな歴史があったのか。花總まりの知的なスーツ姿や活動的なパンツ姿、すっきりと清楚で美しいベージュのドレス姿が印象的。

  2006年06月08日

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• 宝塚歌劇雪組公演『ベルサイユのばら　オスカル編』。

  ◆宝塚歌劇雪組公演『ベルサイユのばら　オスカル編』（東京宝塚劇場）午後３時半開演朝海ひかるのオスカルは、予想通りとても素敵だった。そしてロザリーが思いっきりオスカル様LOVEという設定になっていて、原作とは異なる解釈をされていた。あはは、それもまた良いのでは？しかしこのオスカルの生き方というのは、フェミニズムにつていろいろと考えさせるなあ。当時のフランスには女伯爵とか女公爵って本当にあったんだよな。たしかそんな名前のチョコレートもあったし。う～む。本日のアラン役を演じた音月桂さん、結構お気に入り。やっぱり組だと雪組が好きだ。もちろん他の組も素敵だけど。

  2006年05月06日

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• 宝塚歌劇花組公演『アパルトマン・シネマ』（日本青年館）。

  ◆宝塚歌劇花組公演『アパルトマン・シネマ』（日本青年館）花組新娘役トップ・桜乃彩音のおひろめ公演。古いコンチネンタルホテルに集まってきた人々の人間模様を描く。ホテルの女主人シモーヌがかっこ良くて印象的だった。春野寿美礼って本当に華のあるトップだなあ。どちらかというとすっきり細身なのだけれど、しっかりしたところがあって。カリスマになれる人だ。

  2006年04月09日

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• 月組東京特別公演『THE LAST PARTYーフィッツジェラルド最後の１日ー』（東京芸術劇場）

  ◆月組東京特別公演『THE LAST PARTYーフィッツジェラルド最後の１日ー』（東京芸術劇場）少し前に見た演目を、別の組が演じる。つくづく、私のツボにはまる芝居。うるうる。このミュージカル、一般演劇でもかけられる内容だと思う。しかしこれを見るたび、仕事の締め切りは守らなきゃいけないなあと、うしろめたい気分になる。

  2006年03月25日

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• 宝塚歌劇星組公演『ベルサイユのばらーフェルゼンとマリーアントワネット編ー』。

  ◆宝塚歌劇星組公演『ベルサイユのばらーフェルゼンとマリーアントワネット編ー』宝塚を代表する演目、ベルばら。実は今回初めて見る。湖月わたるのフェルゼンと、白羽ゆりのアントワネット。オスカルは安蘭けい。もう古典的な名作なので、細かい説明はナシ。いきなりフェルゼンとアントワネットは愛を語らっている。お～、コミックの名場面が舞台化されてるぞ～とか思いながら見る。私は白羽ゆりの独特のセリフまわしというか、間合いのようなものが結構好きなのだが、気になる人もいるだろうなあ。安蘭けいのオスカルは情熱的で大胆だった。朝海ひかるはどんなふうかな～っと。

  2006年03月06日

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• 宙組東京特別公演『THE LAST PARTY　フィッツジェラルド最後の一日』。

  ◆宙組東京特別公演『THE LAST PARTY　フィッツジェラルド最後の一日』（日本青年館）アメリカのジャズエイジの代表的作家スコット・フィッツジェラルドの作家としての人生を、妻のゼルダやライバルのヘミングウェイ等をからめつつ描いた作。主演は大和悠河。ゼルダは紫城るい。私の感動しやすいタイプの芝居。ファントム以来の陶酔。日本青年館での公演なので、大劇場のようなスケールの大きさは無いが、いいなと思った。ジャズ・エイジ、『華麗なるギャツビー』、ロスト・ジェネレーション。詳しく知らないけれど、魅力的な響きの時代。大衆に愛されつつ文学的にはたいして評価されず、俗物と言われつつ読者に寄り添ってくれるような作家というのに、私はどうも弱い。我々の世代の人間は大学生の頃に、村上春樹が紹介したおかげでフィッツジェラルドの名は知っているはずなのだが、私は未読だった。どうも入手しにくいようだが、作品を読んでみたい。ギャツビーなんて、映画も見てないや。よし、これを機会に。

  2006年02月03日

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• 新橋演舞場１月公演『信長』。

  ◆新橋演舞場１月公演『信長』（新橋演舞場）午後６時半開演御存知、主演は市川海老蔵。濃姫に純名りさ、お市に小田茜、秀吉に甲本雅裕、明智光秀に田辺誠一というキャスティング。信長をまるでジャンヌ・ダルクのように、神の啓示を得て天下統一をめざした（結局はその啓示に振り回された）人物として描いている。海老蔵が信長というのはでも、そのまんまでハマリそうでしょ？御想像の通りです多分。小田茜のお市が結構ブラザーコンプレックスで、某大河との人物像の共通を感じた。田辺誠一はテレビのイメージとちょっと違った。インテリで、ちょっと神経質で、追い詰められていく光秀の感じはよく出ていたと思う。一番驚いたのは秀吉。さまざまな秀吉をみてきたけれど、ちょっと癒し系に見えて実はしたたかで、でもそれを否定しない過剰でない秀吉というのが面白かった。三谷さん縁の役者さんですか？甲本さん。良かったです。

  2006年01月24日

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• 宝塚歌劇花組公演『落陽のパレルモ／ASIAN WINDS！』（東京宝塚劇場）。

  ◆宝塚歌劇花組公演『落陽のパレルモ／ASIAN WINDS！』（東京宝塚劇場）「落陽」は太宰の「斜陽」と同義と考えても良いようで。貴族階級が没落しつつあるイタリアのシチリア。実力で頭角をあらわしてきた、貴族と貧しい娘の間に生まれた軍人の青年と、名門貴族の長女に生まれながら進歩的な教育を受け、自分の置かれた立場に苦悩する女性のドラマティックな恋物語。春野寿美礼は歌の上手さで評判の人だときいたが、なるほど確かに上手い。すっきりとシャープで、少しだけ気障な、ある意味典型的な男役トップ。ふづき美世はふんわりした雰囲気が魅力的で好きだったが、今回の公演で退団してしまう。残念。母性さえ感じさせる、スケールの大きな若い女性を演じた。レビューは中国・韓国・日本などアジア各国の衣装と歌と踊り。個人的に「服部良一メドレー」がとても楽しかった。サーキュラースカートのワンピースってかわいいなあ。

  2006年01月05日

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