肉体改造研究所　研究日誌

テレビ番組で時々、「超人的な力を持つ人」がパフォーマンスを披露している事がありますよね。

実際にその光景をみていると、確かにスゴイ！と思える事がほとんどなのですが、

「中には、それってホントにスゴイの？＾＾；」

って感じることはありませんか？



というわけで、ちょっと疑問に思ったパフォーマンス事例を挙げてみたいと思います。



まず１つ目。

超人的な腹筋の持ち主がお腹の上で車を走らせる、というパフォーマンス



このパフォーマンスでは高さ30cmくらいの細長い台が用意されていて、その一部が凹んでいたんです。

その凹んでいる部分に人間が寝そべるという仕組み。つまり欠けている台の一部を人間の腹部で補っているような感じですね。







車は走り出すと片方の左側の車輪だけをその台に乗せて、ちょうど車体が斜めになったまま片輪走行のような感じでその「超人」の上を走り抜けて行きました。



スタジオは拍手喝采。



でも車って片輪走行になると、浮いている方のタイヤにはほとんど重量がかかっていないんですよね。

昔、地ベタに座っていた私の友人が、通りかかった車に手をひかれた事があったんですが、ちょうどその道が斜面で車の重心が偏っていたために、骨折どころか血も出ないくらいの軽い擦りキズで済んでビックリした記憶があります。



そして2つ目

お腹の上に石の板を乗せてハンマー割る、というパフォーマンス。







板状の大きな石をお腹の上に乗せて、これまた大きなハンマーを振り下ろす！

バカン！という轟音とともに石が割れても、石をお腹に乗せていた人は平然としています。



これもやっぱり拍手喝采。



確かに見た目の迫力はあるんですが、このようにして石を割ると、ハンマーで叩いたエネルギーは石を破壊するために使われてしまって、腹部にはあまり衝撃が無いんですよね。



トリックの専門家が、「特別な訓練をしていない素人でも、石の材質を選んで、ハンマーで叩く人にある程度の技術さえあれば可能だ」とコメントしていたのも聞いた事がありますし＾＾；



「じゃあお前やってみろ」

って言われたら、私にはそんな度胸無いんですけどね（笑）



ただ、物理学やトリックに詳しい人から見ると「一見凄そうに見えるけど実は大したこと無い」というパフォーマンスは沢山あるそうですよ。





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