056734 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

映画日記2005

映画日記2005

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Favorite Blog

ホビットの家 ピピ101さん
春木屋有限公司 悪友Tさん
memo soraumi774さん
悪☆女子大生ライフ なつき6957さん
鷲宮町の子育てを守… washimiyaさん

Comments

王様@ 潮 吹 きジェットw サチにバ イ ブ突っ込んだ状態でジェット…
もじゃもじゃ君@ 短小ち○こに興奮しすぎ(ワラ 優子ちゃんたら急に人気無い所で車を停め…
地蔵@ 驚きのショックプライスw コウちゃんがこないだ教えてくれたやつ、…
ダル伊藤@ ズ ル ム ケ自慢の奴涙目w 包.茎の方がピストンしてる時に、皮がこ…
しっかり者@ 今からドキドキしてるんですけど。。 昨日ホテルで女性2人に乳-首&フェ-ラ攻…

Freepage List

December 4, 2005
XML
カテゴリ:邦画
劇場は、まだ「昭和」の雰囲気が残る上野を選択。
この2本、ほぼ同時期に上映され、時代設定もとても近いので、どうしても比較されるし、感想までリンクしてしまいます。

結果から書くと、私は断然「ALWAYS 三丁目の夕日」
笑いも話しもすごく「ベタ」なのに(こんなにヒネた私でも)なぜか素直に泣たり笑ったり出来て、見終わって心が暖かくなりました。今年の邦画NO。1かも。

高度成長期に向かおうとしていた昭和32年に着工、翌33年に完成した「東京タワー」を見上げる当時の町並みを再現したCGやセットは凄いし、小道具も凝っていて細部までリアル。
だけどそれは、この映画のただの「背景」にすぎないのがいい。

それに比べて「カーテンコール」は、辛気臭くてイケません。
「当時」の回想シーンは、白黒だったせいか、なんだか暗い感じ(まるで「コープスブライド」の現実世界みたい)

でも、コチラの作品を絶賛する方の言葉を(無断でスミマセン)お借りすると
>「失われしもの」をただ懐かしむのではなく
>二度と戻ってこない、かけがえのないものを優しく慰藉しようとした秀作である。
>「消えゆく職業」を、佐々部監督は温かく、哀惜をもって描いていた。
そうなのですが、

私は「カーテンコール」は(やけにセンチメンタルだなぁ)と感じただけで、「感動の涙」はちっとも湧いてきませんでした。
私が昭和三十年代の「日本映画の黄金期」を知らないせいでしょうか(任侠映画は好きですが)
主人公の女の子が『せちがらい、こんな時代だからこそ(この取材をしたいのです)』と言うのですが、このセリフも、あんまり「そのまんま」すぎて・・・。

あの時代に「みなと劇場」があって、安原修平という芸人がいて、皆が邦画に夢中だった時代があった。日本映画の斜陽とともに、芸人も劇場も姿を消した。安原氏は「在日」の人で、差別を受けていた。
人種差別も貧乏も、奥さんの病気も仕事がみつからないことも、ただ暗く陰気に見えただけで、そこからの「痛み」はちっとも伝わってきませんでした。この映画を見ても、ちっとも胸にせまるものが感じられなかったのです。

おまけに(マシュー)藤井が、ちっとも「飾り気のない素朴な人」「いい笑顔」に見えなくて辛かったー。鶴田真由も、すごく辛気くさくて嫌!この奥さんは、過去ばっかり見てるみたい(今を生きてない感じ)
個人的には、在日の「オモニ」にはもっとたくましく、したたかに生きてる人が好き。(「GO!」の大竹しのぶとか、「お父さんのバックドロップ」の南果穂みたいな)
過去が不幸だからって「おかみさん」がいつもあんなに陰気な顔してたら、客商売なんか出来ないって!

だから私は断然、“明日に向いてる”「ALWAYS 三丁目の夕日」の方を支持します
(☆ここから先、軽~く「ネタバレ」です。これから見る方はご注意を!!)
「見えない指輪」のシーン、良かったー!(くう~っ。思い出しても泣けてくる)
このエピソード、私もすごく好きです。

人は誰でもそれぞれ「人には言えない」事情を抱えて生きてる。
「夕日3丁目」の人たちも、いろいろな悲しみがあった。
彼女だけでなく、ホッペの赤い六ちゃんにも、町医者のアクマ先生にも。駄菓子屋に預けられた子どもにも。でも、それでも毎日、怒ったり泣いたり笑ったりしながら生きていく。それが人の営みってモンでしょ。

「カーテンコール」の「不幸」の描き方は、どうもストレートすぎる?気がして、いただけませんでした。

ご注意!!☆以下「ネタバレ」です!!☆
「3丁目の夕日」のラストシーン、あれは「明日への希望」でもあるけど、私は「祈り」だと思いました。
家族そろって美しい夕日を見て、今の幸せをかみしめ、「明日もあさっても」こうして家族そろって夕日を見ていたい。という、平凡でささやかな願い。これは昭和和三十年代も今も変わらないですよね。

『明日もあさっても夕日はキレイだよ』この後の!台詞が重要です。
(サザエさんみたいな髪型した)薬師丸ひろ子の台詞です。

いつまでも夕日はキレイに決まってるじゃないか。という(未来を疑いもしない)幼い息子の言葉に、
母は、『そうだといいわね。』と言います。

これは、この母の(一井の人たちの)平凡でつつましい、「心からの祈り」だと思うのです。
この台詞は、家族や(世界平和?)への「願い」だと思いました。

どんな未来が待っていようと、人は「明日の幸せ」を祈るものでしょう?
“ささやかな幸せ”を祈る人の心が琴線に触れて、泣けて泣けて仕方なかったです。

♪愛は終わらな~い♪ かどうかは別にして、すごーく!良いラストだと思いました。
だから「三丁目の夕日」は、こんなに人気があるのでしょうね。

1日の「映画の日」に行ったら、上野セントラルは最前列まで満席でした。
お願いです、60歳以上の方は(いつでも1000円なんですから)1日だけ避けてくださいませ・・・。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  December 4, 2005 04:34:42 PM
コメント(0) | コメントを書く
[邦画] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.