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killbill
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eigadojo’s review [全579件]

2009年2月8日楽天プロフィール Add to Google XML

  青い鳥 

熊本では2週間のみの限定公開。

初日に観に行ったけど、かなりいいですね。(でもお客は3人!)
いじめにより自殺未遂事件が起きたある中学校を舞台にした
「リアル中学生日記」って感じのストーリーですが、
初監督とは思えない中西健二監督の演出が丁寧でかなり好感が持てます。


阿部寛演じる臨時教師がやってきたことで、少しずつ露呈してゆくクラスの歪み・・・・。
阿部ちゃんも、いつもの「くせ者」演技を封印して、真摯に役に取り組んでいます。
安易な結末にもっていかないとこもリアルでよい!
「映画を観た!」って充実感を持てる作品です。
「キネマ旬報」や「映画芸術」のベスト10(の上位)に入ってもおかしくないと思う完成度なんですが・・・・・。
いまの映画批評家たちは、こういう新人監督をもっと発見すべきだと思うけどね!
こういう作品や「ひゃくはち」のような地味だけど面白い映画が
空虚なシネコン大作の中に埋もれてしまうのは、相当に惜しいことです。
かなりオススメ!見逃したら損です。

http://www.aoitori-movie.com/

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最終更新日時 2009年2月11日 19時2分44秒


2008年10月4日

  容疑者Xの献身 

こんな映画を観た。

またしても「テレビ屋さんの作った画面が大きいだけのテレビ番組」が劇場公開です。


ヤフーの掲示板とかみると

「感動した!」って声の嵐ですけど・・・・・・。

これって相当のヤラセが横行しているんじゃ・・・・・。

もしくは、この人たちは、映画を初めて観たのか?

または、師範代が気がつかないこの映画の魅力を

多くの人は感じているのでしょうか?(だったら教えてほしい!)


原作未読ですが、本当にこんな軽薄なドラマが「傑作ミステリー」として

評判になってるんですか?

ミステリーってジャンルは、

人の命を殺人というエンターテイメントとして扱うからこそ

面白いとは思うのですが、この映画を作った人たちには

「命」の本当の意味がわかっていないとしか思えません。

訳知り顔で説教たれるオッサンのような非常に不快な映画でした。


あのストーリー展開だったら、石神の役を堤真一がやるのは絶対におかしい。

堤に石神をやらせるのが、会社の方針ならば、映画のテイストは

ああであってはならない。

現場が出資者たちと戦っていないから、こういう安易な映画ができてしまうのだ!


世界はもう「ダークナイト」を作る時代になっているというのに・・・・・。

日本の映画のレベルがこれじゃ恥ずかしいじゃないか?

まだテレビ版「ガリレオ」の薄っぺらいドラマの方が

気軽に楽しめるだけに罪がなかった気がします。


この映画にお金を払うくらいなら「アイアンマン」を観よう!

と強く警鐘をならしておきます。


http://yougisha-x.com/

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最終更新日時 2008年10月5日 21時23分21秒

2008年9月1日

  ひゃくはち 

こんな映画を観た。


正直全然期待していませんでしたが、大収穫の1本でした。

これまでの高校野球映画に胡散臭さを感じていた師範代のような非スポーツ系人間にも納得の野球青春映画。

タバコを吸う高校球児をフツーに登場させるだけでも制作時には、かなり大変だったと予想されますが、そういう「いまの高校生像」に嘘をつかない映画作りにものすごく好感が持てます。

(yahooの映画評などでは、そのあたりで賛否分かれているようです。もちろん師範代はこの映画を支持しますぞ!!!!)


レギュラーでなく補欠の球児のリアルな日常。

ちゃんと野球をさせて、ちゃんと撮影してるとこが、当たり前だけどすごい。

監督役の竹内力はプロデューサーとしてもこの映画に参画しています。やるねー兄貴!

熊本出身の高良健吾くんも出てます!


リアルに描くだけでなく、エンターテインメントとしてもツボを心得た展開なので、映画を見終わった後のさわやかさが十分残ります。

あえて辛口なことを言えば、音楽があまりよくなかった。もっと淡々とした劇伴でよかった気もします。

そのへんを差し引いても、今年の邦画のベストに入る出来だと思うので、ノーチェックだった方々も食わず嫌いしないで観ておくことをオススメします。

この作品が長編デビューだという森義隆という監督。覚えておいた方がいいと思います。


問題なのは、予告編が全然よくないってことです。本編のイメージと全然違うので、あまり参考になりません。

これじゃ「バッテリー」みたいな映画だとお客は思ってしまうよなぁ・・・・・。

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最終更新日時 2008年10月5日 21時19分24秒

2008年7月22日

  崖の上のポニョ 

こんな映画を観た。

内容に触れます!未見の方はスルーして下さい。



公開後数日を経て、

ネットでの感想もいろいろと出てきた「崖の上のポニョ」。

大体いくつかのパターンに分かれてます。


その1 手書きのアニメーションがすごい

その2 またしても急に終わる

その3 なんか変な感じ


面白いけど、期待していたものとは違う・・・・

というのが大方の感想のようです。


ここで師範代的な妄想映画分析をやってしまうと

「ポニョ」は、相当に怖い映画だと思う。

なぜなら、この映画はたくさんの「死」を描いているからです。

死人が出るシーンがある訳ではないのですが、

映画全体に「死」のイメージが何度も提示されます。


ポニョを見つけた宗介が無邪気に瓶を割るシーン

ぐったりとしたバケツの中のポニョ

ケアセンターの車椅子の老人たち

大水害で水に浸かる町

ポニョがぐったりとなる謎のトンネル

乗り捨てられたリサの車

竜宮城のごとき水の中のケアセンター


どのシーンにも、直接的ではありませんが

「死」が近くにあることを想起させます。

こういう点は、大人より子供の方が敏感に

感じ取っているのではないでしょうか?


そして、宗介のために魔法を使いまくり

世界を崩壊させたポニョが

唯一、他者への思いやりをみせる赤ちゃんのシーンが、

上記の「死」に対応するシーンとして

ラスト近くに唐突に登場してきます。

ちなみにこのちょっとへんなシーンが、

宮崎駿にとって、最も重要なシーンだと思われます。

「死」に対峙する「未来」「生命」「希望」を

描いたのではないでしょうか?

赤ちゃんの母親の声には、

「千と千尋の神隠し」で千尋を演じた

柊留美がキャスティングされているのも象徴的です。


ここ何年かの宮崎映画は、ハリウッド的(ディスニー的?)な

据わりのいいエンディングを用意しません。

「もののけ姫」しかり、「千と千尋」しかり

「ハウルの動く城」に至っては、

ものすごく唐突に戦争を終結させたりします。

この終わり方こそが、宮崎らしさであり

観客に対して「問い」を発したまま終わるという

制作者としてある意味良心的な作風であるとも言えます。

こういう作り方は実写映画では珍しくないのですが

アニメというジャンルでやった人は少なかったので

終わり方に馴染めない人が多いのかもしれません。

映画は、「世界」は死ぬ!さぁ、おまえはどうする?

という根源的な問いを観客に発して終わります。


宮崎駿はもう死ぬんじゃないかと思う。

いや、自殺するとかそういうことではなくて

表現者として死を覚悟していないと

こういう映画は作らないと思う。

黒澤明が「まあだだよ」で到達した境地に

宮崎も立っているのではないだろうか?


問題は、なぜ宮崎が「死」を語る境地に達したかだが、

師範代的見解は、

息子・宮崎吾郎が「ゲド戦記」を作ったこととに

大いに関係あると思う。

「ポニョ」と「ゲド戦記」はコインの裏表なのだ。

台詞と論理で「世界」と「命」を描こうとした吾郎に対して

動きと感覚で「世界」と「死」を描いてみせた駿。

このあたりを分析しだすと、長くなるので

続きは、また別の日にでも・・・・・・・


ちなみに、世間の皆さん言うほど

『ゲド戦記』を嫌いにはなれない師範代です。

「ポニョ」を観た後は、余計あの映画がわかる気がします。


師範代的な「ポニョ」の位置づけは

星飛雄馬の前に立ちはだかった中日コーチとなった星一徹です。

(これ、わかる人にはわかるよね?)

これは壮絶かつ麗しい親子の姿ではないか?

親父の覚悟を見せつけられた宮崎吾郎は

果たして「大リーグボール3号」を生み出せるだろうか?


http://www.ghibli.jp/ponyo/


eigadojo.com




最終更新日時 2008年7月22日 23時30分43秒

2007年6月9日

  松ヶ根乱射事件 

「リンダリンダリンダ」の山下敦弘監督最新作。
日常描写をまったりと描きながら決して観客を飽きさせない手腕はさすが!

役者としては、主演の新井浩文もよかったが、双子の弟役の山中崇がスゲー!あの不気味なニヤニヤ笑いは演技の域を超えてます。
ダメオヤジ役の三浦友和も相当いい!いま中年の悲哀を演じさせたら、彼が日本で一番かもしれません。日本のウィリアム・H・メイシーになれるかも・・・・・。

http://www.matsugane.jp/

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最終更新日時 2007年6月28日 8時30分19秒

2007年6月2日

  大日本人 

こんな映画を観た。

松本人志の第1回監督作品です。
事前情報をほとんど公開せず、いきなりカンヌでお披露目という派手なデビューを飾った松本監督の手腕やいかに・・・・・・?

松本人志が公開前から言っていた「映画を壊す」という目的は、ある意味大成功し、ある意味大失敗しております。

もし、オフィシャル本に書いてある初稿のまま完成させていたら、かなりの傑作になっていたと思うのですが、あえてそれを放棄して、「映画であることを止める」という飛び道具を出して来た・・・・・という感じのエンディングを迎えます・・・・・。
このラスト10分の展開が、見ようによっては、「映画を壊す」どころか「陳腐な寒いパロディ」にも見えてしまうのが、どうにもツライ。ツライ!ツライぞぉぉぉぉ!

それほど「映画」というものは、なかなか壊れない強固なものなのだなぁ・・・・という思いを強くしました。
「監督、ばんざい」も同じようなアプローチをして、失敗しております。

ここ10年の映像表現で「映画を壊す」ことに僅かながら成功したのは、「メメント」、「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」、「新世紀エヴァンゲリオン最終回」の3つだと師範代は思うのですが、この3つの作品以上には、松本監督も北野監督も映画を壊していない・・・・・・そこがツライ!

北野武監督がデビューに恵まれていたと思うのは、深作欣二と野沢尚が作った「その男凶暴につき」というオリジナル脚本が前提としてあったこと。
深作監督の降板を受けて、あとを引き受けた北野監督は、深作・野沢版を「壊す」ことで自分のオリジナリティを表現できたという「幸運」です。(後に野沢は、『過去に2度、自分の脚本を改悪された。結果的にうち1本は傑作となった』と粋なことを言っておりました。)

松本監督が不運だったのは、オリジナルの「ヒーローもの」を自ら作った上で、壊すことまで自分でやらなければならなかったということ。
「そんな面倒なことしなきゃいいじゃん。」と人は言うかもしれませんが、そこが「天才・松本」の「天才」たるところでしょう。

松本がスタッフをいつものテレビのクルーで組んだのも敗因のひとつだと思う。
「それって全然新しくないよ!」って言ってくれる外部の存在を入れて脚本を練れば、こんな自家中毒なことになならなかったようにも思う。
「あんなゲームみたいなCGじゃ全然ダメだよ。いまどきの観客はもっと目が肥えてるよ!」とか言ってくれる人がスタッフにいなかったんだと思う。
師範代がスタッフだったら、CGまったくなしで『獣』を描くべきだ進言しただろう。

http://www.dainipponjin.com/

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最終更新日時 2007年6月5日 21時47分24秒

2007年3月4日

  龍が如く 劇場版 

こんな映画を観た。

SEGAの大ヒットゲームを三池崇史が監督して実写映画化。
歌舞伎町ならぬ「神室町」を舞台に、裏の世界にの男と男の抗争が勃発!
主人公・桐生一馬役に北村一輝、因縁の宿敵、真島吾朗役に岸谷五朗。

とにかく堪能しました助演なのに「岸谷五朗劇場」って感じの作品です!
死なない!死なない!死なない!
岸谷の怪演に対して、北村一輝はかなり抑えたテンション。(いつもだったらすぐにキレる北村にこういう役をフルのがまさに三池流!)
そんな北村もクライマックスでスゲー展開をやらかします。(詳しく書くとネタバレになるので書きませんが、多分これってゲームの設定に忠実なんだろうね。それをこういう展開で持ってくるのもさすが三池監督です。)

余談ですが、先日お会いした清水崇監督は、「ボクもけっこう仕事してますけど、三池監督はスゴイ!実は2人いるんじゃないかという説が業界であるくらいです。」って言ってました。
2人の三池崇史を主人公にした日本版「アダプテーション」みたいな作品撮ったら面白いかも?

東映っぽさ濃厚なこの作品、実は東映は配給のみで、SEGAが製作の主体ですが、「こういう東映の遺伝子を正しく受け継ぐ映画を、なぜ東映本体が作らない!」と強く強く思ってしまいました。
三池崇史ファン劇場へ!
見逃すな!

http://www.ryu-movie.com/

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最終更新日時 2007年3月6日 9時14分2秒

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