|
テーマ:お勧めの本(7211)
カテゴリ:お勧めBOOK
グラスホッパー2004年07月/単行本322p
<STORY> 妻を殺されたと組織に潜り込む鈴木。組織には薄々ばれていて 「車のバックシートに拉致してきたカップルを殺したら、信用しよう」と女に言われる。 「殺さないともうすぐここに来る社長から、あんた殺されるからね(ºДº)」と顔色一つ変えずに女は言う。 油汗をかき、めまいを堪えていると交差点の向こうには社長の姿が。。。 「やばい!罪もない人を殺す事もできず、かといって殺されるのも嫌だ、、」と、その時! 交差点を渡ろうとしていた社長が車にはねられた! それも、あきらかに不自然な感じで。そう、誰かに押されたように。。。 ************************ いつも「罪と罰」を持ち歩く自殺屋の『鯨』、ナイフを使いこなす『蝉』、押し屋の『槿』、 3人の殺し屋と一般人の鈴木さん。話はこの4人を絡めて進展していきます。 登場人物は、それぞれ個性的です。 「押し屋」の仕事は、ターゲットを電車や車に突き飛ばし殺す事。 「自殺屋」は、遺書をかかせ自殺に見せかけ首吊りさせる事。 なんか、現実にでもこういう人たちがいるんじゃないかなあって思います。 個人的には、蝉(押し屋)の家族?が大変興味深く、驚かされました。 鈴木は一体どうなってしまうのでしょうか。 そして、社長は何故突き飛ばされたのでしょうか。 3人と1人の絡み合いがとても面白く、最後には通りすぎた台風のように 何事もなくまた日常がはじまって行きます。 ************************** <総評>お勧め★★★★★ 井坂WORLD炸裂!です。いろんな人が交差して、全てがまとまる様は素晴らしいの一言です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[お勧めBOOK] カテゴリの最新記事
|