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カテゴリ:お勧めBOOK
2004.12/単行本361p
◇内容◇ 死んだ妻の形見の大事な大事な一人娘は高校生。花火大会の帰りに忽然と姿を消し、数日後無残な姿で川原で発見される。犯人は、定職にもついていない若者3人。うち一人は、良心の呵責と自分のために監禁・暴行した部屋と犯人(友人)2人の名前を父親に電話で伝える。 部屋に入った父親はビデオテープを見つけ、娘が暴行・殺害されるまでの映像をみてしまう。と、そこへ犯人の一人が帰宅。怒り狂った父親に殺害される。残りもう一人の主犯を追いかける父親のことを「遺族による復讐殺人」としてマスコミも大きく取り上げる。 遺族に裁く権利はあるのか?社会、マスコミそして警察まで巻き込んだ人々の心を揺さぶる復讐行の結末は!? ********************************* 誰がどう見ても犯人が100%悪い。 自分が親なら、犯人にも同じ目にあわせてやりたい!と誰しも思うはず。 父親は、警察に「残りの犯人を殺したら自首するので・・」という手紙を送りつけそれが報道陣の手に 渡り、公開したもんだから世間の人々はますます父親に同情的になります。。。 でも、ぶっちゃけどうなんでしょうね、、、 昔から、「仇討ち」、「あだ討ち」という言葉があるほどですからね。最愛の人を殺された復讐はありだったのかも。昔は・・・。でも、「仇討ち」された身内が今度は「仇討ち」して、次はまたその身内が・・・とエンドレスになっていくので、やっぱりダメなんでしょうね。あっ、そんな問題でもない? 人を許すのもまた勇気というところでしょうか。人を許して、自分も救われる? とまあ、言葉で理解しても実際なかなかメンタル的に難しい話であります。。。。 ********************************* <総評>★★★・・ さあ、結末はどうなるのでしょうか。 1.父親の逃亡劇は!? 2.犯人は殺されるのか!? 3.そして、密告したもう一人の仲間は!? それほど重くない作品です。ちなみに「刃」は「やいば」の読み。 さくっと東野ワールドを覗くには丁度いいかも あと、「ちょっと、今・・」 にいろいろコメント頂きありがとうございますm(_ _)m まだ、落ち着きませんが少しずつ更新していきます。 皆さんのところにも、ちょこっとずつまた顔だしますので、その時はヨロシクです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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