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テーマ:映画館で観た映画(8344)
カテゴリ:映画
『記憶の棘』公式サイト
原題;BIRTH 制作データ;2004米/東芝エンタテイメント ジャンル;ヒューマン 上映時間;100分 監督;ジョナサン・グレイザー 出演;ニコール・キッドマン/キャメロン・ブライト/ダニー・ヒューストン/ローレン・バコール 試写会場:9/26(火)日比谷シャンテシネ ◆STORY◆ 10年前に夫を亡くしたアナは、ようやく恋人ジョゼフと婚約をした。ところが婚約パーティ当日10歳の少年が「僕はショーン、君の夫だ」と現れる。少年の意図は!?果たして本当に前夫の生まれ変わりなのか・・ ********************************** これは、最後が気になると早速観に行ってきました はっきり言ってちょっと微妙かなあ。夫ショーンは、出だし3分で他界し、すぐ10年後の婚約パーティへ突入。このあたりの展開の速さに驚かされたが、テンポがいい作品だと思って観賞。 少年ショーンが「夫だ夫だ」といい、まとわりつきアナが徐々に信じ始めていく。 「私が求めたらどうするの」とか、一緒の入浴シーンもあり観てるこちらが焦る 10年という歳月がすぎ、新たに再婚を決意した女性がここまで心が揺らぐということは 前夫を心から本当に愛していたんだなあと思う一方、夫婦の愛の絆が観賞者にはわからない。 だって、2人の絆がわかる前に顔もみせずにショーンは3分で逝ってしまうのだから・・・ 夫婦の愛情の深さが伝わってくる唯一の手立ては、ニコールの演技のみ ニコールの顔UP(劇場での)のシーンの長いこと長いこと。『私の顔の表情で苦悩と心の葛藤を見て取って!』と言わんばかりのシーンは、映写トラブルですか?というくらい長い。 しかし、さすがのニコール。うまいんですけどね。表情も。そして、とっても"美しい"という言葉が似合っています。主演女優のキャスティングに失敗したらこの作品は、もう目も当てられなかったでしょう。 子役のキャメロンくんは、ほんっと大人な演技です。この子は子供らしさというよりは、ちょっと変わった役柄の多い子役ですね。近いところだと、『ウルトラヴァイオレット』や『X-MEN:ファイナル ディシジョン』に出ている顔で演技ができる男の子です。最後、始めて笑顔をみせるのでホッとしました ********************************** <総評>★★☆・・ 果たして、少年は生まれ変わりなのか違うとしたら個人情報をなぜ知っているのか もしかして、最後は自分で考えてと終るのかと思いきやはっきりさせてくれたのですっきりはしますが、一番の被害者は心をもてあそばれたアナと少年の母親かな。 大人の女性の結婚を「死んだ夫なんだ」と邪魔した挙句、「もう僕は母さんの子供ではない」と言い放たれるのですから母はもうショックですよね。 結局何がいいたいのかわかりにくい作品に仕上がっています。 アナとショーンの愛情の深さを言いたいのか(そうであればニコールの演技だけにかかってますが) 少年は、生まれ変わりなのという不思議題材で突き進むのか・・ ニコールを観賞しに行くだけなら、良い作品かもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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