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『ベナレスの車引き』


『ベナレスの車引き』
https://www.dailymotion.com/video/x5cdvya
とても美しい演奏で、私が最も好きな演奏の一つです。
ノーマンさんの演奏は美しいです。

この『ベナレスの車引き』の歌詞は
http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=E03473
にあります。

旅が好きだった河島英五さんが
海外にも多方面に行かれたことは
有名なことです。
英五さんは、人生というか、生き方というか、
幸福というか、何かを理解するために、
旅をしていたように思います。
2006年1月29日に書きました『太陽の島』
2006年8月10日に書きました『チカロマの谷』は、
海外の旅の唄です。

『ベナレスの車引き』
は、インドの北の町に旅した時の唄です。
ここで、英五さんは何を感じたのか、
私にはよくわかっていません。

「ガンジス河に
あふれるばかりのヒンズー教徒
何を祈って 何を願うのか♪」

「河に向って僕は何かをたずねてみる
何も答えないただ流れて行くだけ♪」


車引きのじいさんが、
「通りすがりの旅人達にはわかるまいがね
この町にゃこの町の行き方があるのさ♪」

と言われるように、
なかなかわからなかったのかもしれません。

あてのないその日暮らしで大変と思う車引きのじいさんが、
「ナバーワンの幸せ者だよ♪」
という。

贅沢な暮らしに慣れすぎた日本人とは違った幸福論がそこにあるのだろうと思う。

『太陽の島』の漁師も幸せそうだった。

贅沢が本当の幸せではないんだよ。

この『ベナレスの車引き』の歌詞は
http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=E03473
にあります。


2013年11月1日分
歌手のヒサ絵さんの今日のブログのタイトルが『細く長く』でした。
『細く長く』で連想したのは、河島英五さん。
河島英五さんは『酒と泪と男と女』がヒットしても大きな仕事に拘らず、曲創りに海外各地に旅をして、テレビ出演はほどほどに、ライブ活動で全国各地に飛び回り、小さいライブも数多くされていました。河島英五さんは48歳で亡くなったので、『長く』ではなかったかもしれませんが、ふと今日はヒサ絵さんのブログを見て、河島英五さんを思い出しました。

その海外各地で造った曲は、『ベナレスの車引き』『太陽の島』『チカロマの谷』『バザール』『ノウダラ峠』『ノウダラの女』・・・・



2014年2月17日分

河島英五さんの『ベナレスの車引き』
あてのないその日暮らしで大変と思う車引きのじいさんが、
「そうさおいらは幸せものだよりっぱな息子と
たくさんの孫達に囲まれ生きて行くのさ
人差し指をお日様に向けて
NO1の幸せものだと片目をつぶった♪」

という。

私が木曜日に飲み過ぎで倒れて、その後、家族に見守られながら過ごし、へこんでも暖かく家族にまもられていて、昨夜、風呂の中で、ふとこのおじいさんの「NO1の幸せものだと片目をつぶった♪」を思い出しました。私もNo.1の幸せものです。



2016年8月5日には河島英五さんの海外の歌として『太陽の島』を書きましたが、『ベナレスの車引き』もいい唄です。

あてのないその日暮らしで大変と思う車引きのじいさんが、
「そうさおいらは幸せものだよりっぱな息子と
たくさんの孫達に囲まれ生きて行くのさ
人差し指をお日様に向けて
NO1の幸せものだと片目をつぶった♪」

という。
インドの先輩が「NO1の幸せものだと片目をつぶった♪」。日本人にインドの暮らしを自慢していたことを今のインドの人も知って欲しいです。

頂いたコメント
小川清さんの解説
この歌は車引きのじいさんとの掛合い風に唄っています。実は英五さんは落語にも詳しいですよ。桂 米朝一門の新年会にも誘われたり親友の南光さんの落語会にも度々観に行っています😃
英五さんの横でマンドリンを弾かれていられるのが英五さんが最も信頼していた我らのノーマンこと野間義男さんです。若い~❗

森口壽也さんのコメント
このベナレスの車引きじいさんの車に河島英五さんが乗るんですが、体重が重くて進まなかったので、僕(河島英五」がじいさんをのせて、車をひいたと言うてました

笹倉博さんのコメント
河島英五さんのアコギの音、最高です

Re『ベナレスの車引き』 ムラさん
英五さんがベナレスの駅に着いたのは明け方近くで、
駅の中一杯に住む家もない貧しい人達が寝ていて、
英五さんは大きな衝撃を受けたようです。
車引きのおじいさんについては、歌詞のまんまの話しか英五さんからは聞いた記憶がありません。
(2007年07月24日 00時42分12秒)

旅、人生、幸せ 轟 拳一狼さん
贅沢が幸せではないという価値観もあれば、贅沢こそ幸せという価値観もあります。「金ですべてが買える」ということを実感するために、金儲けに走る人もいます。その人にとっては贅沢をすることではなく、その思想そのものが幸せなのでしょう。どれも否定するべきものではないと思います。

旅をすると、本当に孤独です。どこへ行っても、自分の居場所のなさを感じてしまいます。いろいろな価値観と触れることは、楽しいことでもありますが、苦しいことでもあります。
「ノウダラの女」では、「旅人はみんなお金持ちだね、私もこの家出て行きたいよ、独りぼっちだもの」と言われます。多分それに対して英五さんも、返す言葉がなかったのだと思います。
自分とまったく違う価値観を突きつけられたときに、感じる驚き、困惑、悩み。それは苦い経験でありながら、自らを成長させてくれる糧ともなります。
英五さんはそんなものを求めて旅をしていたように思えます。

何かを求めて旅に出て、何もわからないまま終えていく。人生とはそういうものだと思います。それでも人は自分にとって幸せとは何かを探し続けねばならない。生きるとは、そうした作業なのだと思います。

「幸せを探すことが最高の幸せ」
かつて私が自分のサイトに書いたこの言葉の意味は、そういうことなのですよ、たれぱんださん。
これもまた私個人の価値観ですが。(2007年07月24日 09時39分33秒)

旅、人生、幸せ2 轟 拳一狼さん
少し舌足らずだったかもしれませんので、付け加えます。

旅で違う価値観と出会うことは、楽しいことでもあるが、苦しいことでもある。私はそう書きました。
でも同時に、世界中どこに住んでいても、同じ人間であるということも確認できます。私も国外を旅して、違う価値観も感じれば、同じ人間であることも感じました。

民族や国籍なんて、言われているほどたいした違いではありません。結構いい加減なものです。英五さんはそのことも感じていたと思います。時代が変わっても、住む場所が変わっても、人のやることはそれほど変わりません。
英五さんは、違う価値観に戸惑いつつも、もっと根源的な人としての共通性に喜びをも見出していたのではないでしょうか。

とにかく、旅をすると色々なことが学べます。(2007年07月24日 10時05分31秒)

Re:Re『ベナレスの車引き』(07/23) @たれぱんだ@さん
ムラさん、こんにちは

>英五さんは大きな衝撃を受けたようです

そうなんですか

>車引きのおじいさんについては、
>歌詞のまんまの話しか英五さんからは聞いた記憶がありません。

「やせっぽちなのに、こんな大男が乗って大丈夫かなって、思いながら乗った。
結局、坂道で、降りて一緒に車を押した」
と言っていたような記憶があります。(2007年07月24日 13時16分38秒)

Re:旅、人生、幸せ2(07/23) @たれぱんだ@さん
轟 拳一狼さん 、面白いコメントありがとうございます。
『ベナレスの車引き』を書いて良かったなあって、
思いました。

>いろいろな価値観と触れることは、
>楽しいことでもありますが、
>苦しいことでもあります。

なるほど。

>「幸せを探すことが最高の幸せ」

なるほど、私も幸せ者ですね。

>英五さんは、違う価値観に戸惑いつつも、
>もっと根源的な人としての共通性に喜びをも
>見出していたのではないでしょうか。

そうですね。(2007年07月24日 13時17分16秒)


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