梶原和義のブログです。

子育てについて

男の子をどのように育てればいいのか。又、女の子をどのように育てればいいのか。これを正しく教えてくれる人が、ほとんどありません。
まず原則的なことを申し上げますと、お子様を育てるためには、立派な子供に育てようと考えないことがいいのです。
思春期という言葉は、春を思うと書きますから、セックスに関係があるだろうと思うのです。これが間違いです。
セックスということの本質を、ただ今の一般の人が知りません。学校の先生でも、宗教家でも知りません。宗教家はなおさら知りません。宗教ではない立場の人なら分かるかもしれませんが、宗教を熱心にしている人は、セックスのことは全然分からないでしょう。誤解しているのです。
そこで、女のお子さんをお育てになる場合、奥様ご自身が女のお子さんを教育しようとすれば、子供さんは必ず反発するでしょう。これは子供が悪いのではなくて、文明が悪いからです。
私には力がないとお考えにならないことです。奥様ご自身が子供を教育しようとお考えにならないで、奥様ご自身が勉強しようとお考えになることです。もっと人間勉強をしようとお考えになることです。勉強には、社会勉強の他、専門学の勉強もありますが、人間勉強をすることが、一番必要です。親が人間勉強をまっすぐにしていますと、子供は自然に親を尊敬するようになるのです。
現在は子供が親を尊敬しない時代です。国民が国の指導者を尊敬しない時になってしまったからです。すべての人間は、命を尊敬しないし、神を尊敬しないようになった。下劣下等な時代、最悪の時代になったのです。
女性が求めているものは何か。自分の命の本質になるものを頼りたいのです。男性と結婚しても、男性が自分の命の本質になってくれないことが、すぐに分かるのです。娘の時は、結婚すれば何とかなると思っている。ところが結婚してみると、夫婦は案外つまらないものです。こんなはずではなかったと、必ず思うのです。つまり、女性が心底から求めているものは、男性ではない。命です。これに気づいて頂きたいのです。
なぜそう言えるかと言いますと、思春期の春という言葉は、セックスを意味するものではなくて、命の芽生えを意味するのです。
思春期というのは、命の芽生えを心に描く時期です。この時、女性の心に描くのは、命の非常に深い面、命の本当の光です。非常に崇高なものです。
これは男性には分かりません。女性の方がよく分かるのです。命の光のようなものを、女性が求める本性を、神から与えられているのです。これがハートです。
女性の中心はハートです。人格の中心はハートです。人間のハートというものは、命を求めるものですが、これを現在の文明は全く知らないのです。自分自身を勉強していないからです。女の人も、女性自身を勉強していないからです。
男女平等という愚かな考えに熱中して、本当の女性はどうあるべきかということを、現在の女性の指導者は知りません。女性は政治運動に回るのではなくて、もっと深いこと、命の源を求めるような人格を持つべきです。そうすると、男性は女性を自然に尊敬するようになるのです。これが女性の修養の目的です。
女性はいつまでも一人ぼっちです。子供ができても一人ぼっち、孫ができても一人ぼっちです。もちろん夫などはあてにはなりません。世間の親戚もあてにならないのです。
なぜ一人ぼっちになるかと言いますと、自分自身の命の本質を、はっきり知らない
からです。女性は自分自身の命の本質を、はっきり知りたいのです。
命の本質が分かりますと、神が分かるのです。本当の神が分かります。そうすると、一人ぼっちでなくなるのです。初めて二人になるのです。
女性は人間の霊魂の特徴を、そのまま持っているのです。これが男性にはなかなか分かりません。分かる男性は、よほどの人物です。今の日本の男性では、まず分からないでしょう。世界でも分かる男性はいないでしょう。
イエスだけが、本当の女性が分かったのです。イエスのような人物、そのような人格、神と同じ人格を持っている人を、女性は無意識に求めているのです。
女性自身は、何を求めているのか分からないのです。本当に尊敬できる人格を求めて、求めてやまないけれど、それが見つからないので、一人ぼっちのままで死んでいかなければならないことになるのです。
娘さんの思春期というのは、異性を求めるのではなくて、命の芽生えがあるはずです。命とは何かということを考える方へお母さんが進んでおゆきになれば、娘さんは必ずお母さんを尊敬するようになるでしょぅ。お母さんに好意を持つようになるでしょう。
女性は一人ぼっちでいます。本当に心を与える相手がいないことが、女性の永遠の不幸の原因になっているのです。
男性のことを言いますと、男性が求めているものは、神でも命でもない。女性です。ところが、人間の女性ではない。女性の持つ本質を求めているのです。これを聖書的な言い方をしますと、霊なる女性です。女性の魂のあり方を求めているのであって、女性の肉体ではありません。それを女性は誤解しているのです。男性は女性の肉体を求めるものだと、女性は思いこんでいるのです。これが、現在の女性が幸福になれない原因です。
本当の男性は、日本にはめったにいませんが、本当の男性は女性の肉体を求めずに、魂を求めるのです。こういうことを、母親が息子さんに教えてあげればいいのです。
世間並の宗教や哲学ではだめです。世間並の学問ではだめです。今の世の中には、人間の命の本質を教えてくれる人はいません。
男性が求めているのは、女性ではなくて、女性の魂です。魂を何のために求めているかと言いますと、男性が女性の魂のあり方を理解できますと、女性が求めているものは男性ではなくて、命なのだということが理解できるのです。女性の本心は、男性を求めているのではなくて、命の柱となるものを求めている。これが男性に分かりますと、女性の魂の求める方法が分かつてきます。そうすると、男性が何をすべきなのか、どのように考えるべきかについて、非常に深い勉強ができるのです。
男性は女性の魂を手本にするのです。女性は男性が持っている命の源を手本にするのです。男性という人間を手本にするのではなくて、男性が命の源を持っていることを、狙うべきです。
命の源を理解している男性はめったにいませんから、女性はいつまでも一人ぼっちでいなければならないのです。
人生勉強は、男と女の勉強になるのです。これが人生最高の勉強です。世間並の男と女の勉強ではだめです。世の中がこれからだんだん悪くなるに決まっています。世の中全体が、潰れる方向に向かっているのです。そういう危険な状態になっていますから、奥さんが本当の女性になろうと思われることです。命そのものの柱になるものを見つけたいと思うことです。
男に頼ってもだめです。とても信頼できません。男が持っている命の神髄を求めるのです。男性自身がこれに気づいていない。それを女が求めているのです。これが神です。神が男の本当の正体です。これは普通の男には分かりません。だから女は苦労するのです。神を知ること、命を知ることが、人生最高の目的です。