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卒業旅行で、3週間ほどリュックを背負ってフラフラしてたときの話。
とある国のI湖のほとりの町で、現地人の宿の客引きのお兄ちゃんがいました。 日本人同行者達のなかでは「出川に似てる」と評判だったので、私達は「出川」と呼んでいました。 で、その彼。 私が現地の言葉を話しているのを聞いた時、 「私、あなたと同じようにここの言葉を話せる日本人を知っています」 こういうのって大体関係者なんだわ。 で、名前を聞いてみると、案の定知り合いのSさんでした。 「あー知ってるよ、知り合いです。」というと、その出川、一瞬顔色を変えて、 「ほんとか!Sだよ!!」と言って、左手首の甲を見せてきました。 そこには「S」というSさんのフルネームが刺青でありました。 (彼女の名前は稀なので、ここでは伏せておきます) え?なんで・・・Sさんの名前が・・・? この人たちに一体なにがあったんだ・・・。 私と話した後、出川はずーっと落ち込み気味でした。 周りの日本人が心配して、「どうしたんだ?」と声をかけると、 語り始めました。 Sさんとは、その3年前に彼女が旅行でその地を訪れた時に、出会ったそうです。 出川にSさんが日本語を教えてる時に、色々あって・・・ 省略 だったそうです。生々しいのであまり書けない。 で、Sさんがその地を離れる時、バス停まで見送ったそうですが、そこでなんと、Sさんはバスから手を出して、 「一緒に行こうよ!」と言って出川をバスに引き込んだとのこと。出川は着の身着のままで乗り込みました。 そのまま二人は国中何箇所も一緒に旅したそうです。 この国は貧しくて、その土地で生まれたらそこから一歩も出ることなく、一生を終えてしまうのが一般的です。 だから、彼がした経験は実に衝撃的だったわけなんです。 そして、最終地点の首都で、お別れ。 そこで、彼はSさんの真実の姿を知ります。 Sさんは、出川と別れた直後、なんと他の男とすでにゲストハウスの部屋に二人っきりだったそうです!!! つづく・・・ │<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く │ 一番上に戻る │ |
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