ドイツの首相メルケルは、2021年までに脱原発を目指す声明を出したそうです。今回の東日本大震災が起きてから7基停止しているそうです。また、日本でも浜岡原発が停止が決定したそうですね。停止によって波及する事柄が多岐にわたる事も確実に想定される事ですから、メディアはあれこれ書いていますね。でも、今回の震災でメディアにはほとほと呆れるというか、ジャーナリズムがないというのが正直な感想ですか。日本の情報は、インターネットで見ている分、各社「見出し」に不快感というか、「事実を伝えたい」というジャーナリズムがあるというのがほとんど感じられず、誰もが飛びついて目にするようなものばかり、そして各社とも同じ内容ばかりで、いろんな角度からの情報を得る事ができないものになっていると思います。残念です。今回の震災で、日本から地球の反対側にあるドイツですが、原発問題に対して、ある意味日本より大騒ぎしています。でも、「一つの教訓」として自分たちの身になって考えるチャンスという意味が大きいのかと思います。脱原発になった場合、月々の電気代は20ユーロ弱程値上がりがあるだろうと予測されているそうですが、思うに、ドイツ人だったら、それでも「脱原発!」をするような気がします。既に今回の震災後に自然エネルギーの電力会社に切り替える言っている人(リニーの小学校の保護者)がいましたし。NHKのニュースやクローズアップ現代でも福島の被災した人たちの心情を報道したものを見ると、「元の生活に戻りたい。家に帰りたい。自分の土地に戻りたい。」と言う事をみんな語っていました。原発事故があったら、いつその土地に戻れるのか?正直、もう戻れないのではないか?と言う事を被災した人たちが口々に言っている事に自分の身になって考えると、ドイツの脱原発の声明は、ホッとさせるものでした。ただ、課題は色々とあるようですし、7基止めている現在は、フランスに頼っているようです。これが脱原発というのにはならないので、本当の意味の脱原発が可能な政策が現実的に進んでいくのを期待したいです。一方、浜岡原発停止で産業界で大きな影響がでるからか、あれこれ「説明要求!」とか騒いでいますが、本来の人間の暮らしを危ぶむ危険性があるにもかかわらず、しかも自国で震災があったばかりで、こういう波風が立つのが、、、どういう神経をしているのかな~と思いました。浜岡原発の立地は、かなり危ないみたいですしね。プレートが静岡県の下にありますし、直下型なんてもの予想できそうですし、日本のど真ん中ですから、今回の停止の判断は、珍しく菅政権には評価するものなのかな~とも思いますが、あまり信念がなさそうなので、周りからうるさく言われると諦めちゃいそうな事が今までの経緯で見られるので、しっかりと信念を持って、停止するだけでは駄目なので対策、政策をきちんとしてくれる事を願うという感じですかね~。これからは、クオリティーを求める時代になって来たのかな?贅沢のクオリティーではなく、安全に生活できるクオリティーですか。。。
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最終更新日
2011年05月12日 17時37分43秒