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満天記念日(建築の話しましょう。「建築目安箱」)

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2005/01/07
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カテゴリ:なるほど情報
さて、土地も決まったし、予算も決まった。
あなたなら、このあと、何から手をつけますか?
一番手っ取り早いのが間取りです。中にはお気に入りの家具を先に決めて、それからリビングやキッチンやと徐々に広げていくプランニングをされる方もいらっしゃいます。
この方法も間違いではありません。ただ、小さいポイントから始めてしまうと、大すじが見えなくなってしまうことがありますから、ピンポイントのプランニングは注意が必要です。

では、間取りを決めながら家の形を頭に思い浮かべることが簡単にできるでしょうか?先日も書きましたがこれがなかなか難しい。プロだってそこが不得手な人だっているんですからね。一般的に階段の収まりで皆さん壁にぶつかってしまいます。

階段のスペースをどう把握したらいいのか浮かばないのです。イメージはつかんでいるのですが、実際の図面に描いてみようかと思ってもどう描いていいのかわからなくなるときがあります。・・・これ私のことを言っているのじゃありませんぞぞ。
あくまでも普通の人のことを言っています。

では本すじに。。。
できるだけ大きな発泡スチロールの塊をご用意下さい。わざわざ買う必要もないとは思うのですが、いざ必要なときに無いのがこういうアイテムです。ない場合はあきらめて、この話を読むのはここで止めて寝てしまうか、、、探す?買ってくる!このどちらかです。

おっ!買う気になりましたね。やっぱえらい!
ではどんな発泡スチロールを買うか。・・どこから買ってくるかわかってはいますよね?そう一般的にホームセンターです。できるだけカタマリ状の材料がいいので、断熱材のコーナーあたりで大きさは1,800ミリ×900ミリ程度のもので厚さができるだけ厚いものを探します。通常30ミリ程度の厚さのものが多くありますが、中には50~100ミリのものもありますので、これを手に入れます。スタイロフォーム 厚さ100mm

なぬ?大きくて持ち帰れない?その発想の時点であなたのプランニング力がどの程度だかわかってしまいますよ。カッターで切れば細かくできるでしょ。あ、もちろん代金を払ってから切るんですよ!ごみになって運びづらい?世話が焼けますね。。家庭用のゴミ袋でもご持参してください。

発泡スチロールを買うだけの話でここまで引っ張った。。

あとは家に帰って、部屋の大きさに切り刻んで積み上げていけば大体の家の形は見えてくるはずです。
ちなみに切り込むサイズは平面プランと同じ1/100のスケールがいいでしょう。これは普通の物差しのセンチメートルのことです。

例えば8畳の大きさは一般的には3640ミリ×3640ミリの平面形状で天井の高さは一般住宅で2400ミリ程度です。
ですから3.64センチ角の大きさで厚さが2.4センチで1/100スケールの8畳間が完成するわけです。

ひとまずこういう具合に部屋の箱を作っていきます。細かいことを言うと壁の厚さだとかいろいろ考えたくもなりますが、1/100のスケールではさほど問題になるものではないので、壁圧は無視して作ります。

こうして作っていくと、例えば一部屋だけ吹き抜けにしたいとか、天井を少し高くしたいとか考えたときの立体感が一発で把握できます。前述の階段もこの方法で実際に位置を決めてみると現実感が沸いてきます。

ちなみに階段のサイズは幅が910ミリ×一段の高さが180ミリ×奥行きが240ミリ程度で全部で14段分で作ります。この辺がよくわからない方はBBSで質問してください。

さて、全部の部屋の箱ができました。じゃ、それを積み重ねてみましょう。平屋建ての場合は問題ないのですが、この積み重ねたときに住宅の構造が見えてくるのです。
つまり部屋の箱の角々には必ず柱が立っているわけですから、そこに何か目印をしておくと、上に乗っている部屋の下に柱が無いことなどがこれも一発君!です。自分のプランがいかに不安定だか、理想と現実の間取りのギャップに驚くはずです。

在来工法の場合下に柱が無くても、2階の床梁(ゆかばり)で2階の柱を受けますから、よほど無茶なプランでない限り、自由な空間を作ることができると思います。この辺もわからない人はご質問下さい。

模型を作って家の形を確認する。これはプロがやる基本中の基本です。見習いのときに模型を作れないような建築士では、多分・・・・でしょう。。。



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Last updated  2005/12/06 09:24:39 PM
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