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では、
土曜日の赤ワインのリストです。 120ミリ(70ミリ) ◎コート デュ ルーション ヴィラージュ レ ミリエール 2008 (ドメーヌ ガルディエ) ¥1800(¥900) 仏・ラングドック・ルーション地方です。『南仏のモンスター』と言われるほど、パワフルで、 果実味の豊かさに満ち溢れています。ただ濃いだけではなく、この地域特有の「ガリック」 的な要素と、土のニュアンスがしっかりあって、かつ酸味も備えているので、ワインとして は、非常に完成度の高いものとなっています。こういうワインを生む南仏の土地のポテンシ ャルがあるので、新世界の安いワインは、霞んでしまいます。 ★レオン バラル家 ●フォージェール キュベ ジャディス 2008 ¥2000(¥1000) 仏・ラングドック・ルーション地方です。レオン・バラルと言えばこの地域の「鬼才」と いうべき存在で、これほどまで複雑で、葡萄の凝縮感のあるワインは、フランス全土 を探しても、なかなか見当たりません。強烈な「土っぽい香り」の中に、ガリッグの ようなハーブが混じったような個性的な要素、そして、花崗岩や、深い石灰質のキメ の細かい香りが、重層的に上がってきます。この迫力と、複雑な奥行きは、もうさすが としか言いようがありません。ラングドックではゴービー社の「ムンタダ」と双壁をなす のではないでしょうか。 ◎シャトーヌフ デュ パプ レ カイユ 2007(アンドレ ブリュネル家) ¥2000(¥1000) ~仏・ローヌ地方です。これほど美しくて、伸びやかな酸味をもったシャトーヌフ・デュ・パプ は、他にあるでしょうか。この地域のワインは、もともとは、荒々しくて、強引で、野生的す ぎる傾向がありました。しかし、最近の生産者は、ブルゴーニュの作り手が持つ美しい酸味 を自分のものに取り入れようとしています。その結果、熟成の初期でも比較的美味しく、 さらに、極めて長期間、「美味しいまま」熟成する能力を身に着けたのです。 ◎デコイ 2008(ダックホーン社) ¥2800(¥1400) カリフォルニア・ナパ地方です。最近のカリフォルニアワインは、一昔前の強引で、 やたら抽出した、こってりした味わいのものとは、少し変わってきています。最近は、 豊かな酸味を備えて、フランスワイン的な上品さを身につけつつあるように思います。 カベルネソーヴィニオんの、「ズドーン!」としたパワーを感じながら、タンニン、酸味 のバランスが素晴らしく、奥行きのあるグラーヴのワインのような気高ささえ、覚える かもしれません。最近のナパのワインの完成度の高さを、ぜひ・・・。 ◎ヴージョ プルミエクリュ プティ ヴージョ 2004 (クリスチャン クレルジェ) ¥3300(¥1700) 仏・ブルゴーニュ地方です。クロ ヴージョ村のワインは、タンニンがすべすべで、 まるで浮かんだ風船のように、柔らかい果実味が特徴です。私が一番最初に好き になったワインも、このクロ ヴージョ村のもので、角がなく、球体のような触感なの で、いい意味でとても飲みやすいのです。さて、この家の2004年ものは、やっぱり いい葡萄を使っているのだな~と、感じます。葡萄の質が本当に素晴らしく、キュッ! と葡萄の房が、口の中で自然に弾ける感覚があるのです。そして、2004年らしい、 キラキラした、上質のミネラルの輝きが、余韻まで綺麗に抜けていく・・・。こういうワイン を飲んだら、ブルゴーニュワインの虜になってしまうに、違いありません。 ●シャトー シャススプリーン 2009 ¥3500(¥1800) ~仏・ボルドー地方です。出ました!、何十年に一度と言われる偉大なヴィンテージ、 2009年ものがエレヴァージュ初登場です!。やはり、この年は、2000年、1982年 に似ていて、とてもジューシーで、葡萄らしい自然な甘さを感じます。エキス分が多いの に、本当に滑らかで、今飲んでも、不思議なくらい美味しいのです(醸造技術の向上 もあるでしょうが)。 ●ヴィルネイ カイユレ アンシエンヌ キュベ カルノ 2004 (ドメーヌ ブシャール~ブシャール社の自社畑) ¥3800(¥1900) 仏・ブルゴーニュ地方です。大きいネゴシアンの「ブシャール社」は、数多くのワイン を発売していて、「凡庸」だと思われているようですが、この「ドメーヌもの」は全く 違います。透明感のある赤い果実味が、本当に瑞々しく、汁気を含んで、とても 素晴らしいのです!。ネゴシアンものは、少し樽熟成が長いようで、葡萄の生命力 が若干失われている(弱くなっている)傾向があるように思うのですが、これは全く 正反対です。ブシャール社を苦手な方に、これだけは無理矢理でも飲ませたい・・・。 心の底から、いいブルゴーニュワインだと思います。 ◎プランプジャック社 メルロー 2008年 ¥5500(¥2800) カリフォルニア地方です。最近、どんどん新しい生産者が出てきて、もうついていけませ ん・・・。でも、このワインは、昔から「いいな」と思っていました。ナパらしい重厚な甘さ コクがありながら、酸味が綺麗なので、厚ぼったくならず、とても上品なのです。豊か で、トロっとした自然な甘さが、余韻まで自然に残る・・・。やはり、ナパらしい強さと、 フレンチワインに憧れた上品さが融合した、まさに典型的なカリフォルニアワインだと 私は思います。 ●シャサーニュ モンラッシェ 1981年 (ジャン モルトー家) ¥5800(¥2900) 仏・ブルゴーニュ地方です。ほとんど知られていない生産者ですが、ここまで状態が 良いと、こんなに素晴らしい味わいになるのか、と感動しました。シャサーニュ村の赤 ワインは、こうあってほしいという透明感のある自然さ。その中から、ふんわりした、とて も優しい触感、そして、心地よい甘さが、のどの奥まで滑り込んでくるのです・・・。 熟成したブルゴーニュワインの魅力が、ここに詰まっています。こういう味わいは、よっぽ ど状態が良くないと味わうことができません。一生かかっても出会えない可能性もあり ます。 ●シャルム シャンベルタン 2009 50ミリ¥3300 (フィリップ シャルロパン パリゾ家) 仏・ブルゴーニュ地方です。新世代の生産者の中で、やはり気になる存在が彼 ではないでしょうか。最新の醸造施設でなければ、成し得なかった葡萄の凝縮 感。そして、自然な葡萄から、湧き出るような甘さと、テロワールの鋭い輪郭。 さて、今回は偉大な2009年。どのような味わいになるか、しっかり味わってみた いと思います。 (金曜日の段階で)これは、16度の温度で提供すると、とても下品になるので、12度に設定 しています。圧倒的な豊かさの背後から、膨大なミネラルの塊が・・・。やはり、この冷えた 温度で、これだけ強烈なミネラルが存在するということは、この年のポテンシャルがいかに 高いかを証明しています。今日は、ずっと12度に保って、お客さんに出します。 (エレヴァージュでは、ブルゴーニュの赤ワインは、いつも16度で提供するので、今回は 本当に異例の措置です) 以上です。 ワインバー エレヴァージュ 吉田 岳史 東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889 ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。 (終日、禁煙です。21時までは予約を承ります) 日曜日と祝日は、休ませていただきます。
Last updated
2012.01.15 03:02:59
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