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たゆた

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2007年11月10日
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 ところで、もちろん、勾留中の「事件」について考えなかったわけではない。なぜ逮捕されたのか。私が告訴されるまでに誰が動いたのか。いつまで拘束されるのか。家族はどうしているのだろうか。私は将来、研究を続けられるのだろうか。誰が継いで研究をしてくれるのだろうか。考えるテーマも、考える時間も、いくらでもあった。
 しかし、心配しても、あるいは創造や妄想を逞しくしても、それらは、あとになってみると、それほど意味のあることではないに違いない。
 いずれは分かることだし、その段階で、選択できる可能性を考えながら、最善の処理をすればいいことだ。
 そもそも、独房で一人で考え込むことは、どう見ても生産的ではない。気も滅入る。
 私は、これらのことを、あまり深く心配しないことにした。(307ページ)
 
 そういえば、将来の地震でもっとも危ないと思われる中部電力の浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)の差し止め訴訟はどうなったろう。私の同僚である地震学者の石橋克彦さん(神戸大)や、被告・原告両側の証人になっている入倉孝次郎さん(元京大)は、なにを証言するのだろう。(203ページ)

 この事件は、一言で言えば、「被害者のいない詐欺事件で」であった。この事件の顛末はこの本にも一部は書いてあるが、裁判に対する私の主張を含めて、詳しくは私のホームページ(http://shima3.fc2web.com/)を見ていただきたい。(4ページ)

講談社文庫 私はなぜ逮捕され、そこで何を見たか。 より

検事に逮捕され、代用刑事施設(代用監獄)でなく拘置所に収監された。
拘置所や取調や裁判を事細かに記録し、僅かな運動の時間を無駄にせず、心身が壊れなかった。
家族や同僚や弁護士に恵まれていた。

島村英紀の裁判通信・目次

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(2007/11/12 追記)

島村英紀先生のサイトにこの日記のアドレスが紹介され、光栄です。
そのせいか「 最近のアクセス一覧(最新50件)」に見慣れないアドレスが多い。





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最終更新日  2007年11月13日 18時40分42秒
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