カテゴリ:50&60年代女性ソロ
どういう流れなのかよくわからないけどジョーン・バエズです。 おそらく、適当なアルバムが思い当たらなかったから「同じ60年代前半の作品」とかいう安直な理由をくっつけたんだと思う。 自分で言うのもなんだけど、本当にいい加減な性格だね! んでジョーン・バエズなんだけど、私自身はボブ・ディラン、サイモン&ガーファンクルとともにアメリカンフォーキー御三家と認識してます。 英国フォークを喜々として聴きだす以前、それこそブリットポップに夢中だった高校時代から彼女のことは知っていたし、実際に聴いたことはなかったけど存在そのものは中学生のころから知ってたことだしね。 うちのおかんにとっては、「“ドナドナ”を歌った人」でもあるみたいです。あ~るはれた~ひ~る~さがり~♪ これだけ知名度のある人ならとっくに聴いていてもおかしくなさそうだけど、人生で初めてジョーン・バエズのアルバムを買ったのは去年の年末。 王道後回しの法則が発動していたのと、メリケンフォークだからとずーっとスルーしていたのです。 それがですね、毎度恒例の曲名検索をアマゾンで実行したところ、大好きな民謡が続々と引っ掛かったわけですよ! 本作だと2、4、11といったあたりが。 そうか~、アメリカ人でも英国民謡やってるんだなあ、しかとこいてる場合じゃなかったんだなあと思ったわけなのでした。 ネットをできる環境だと本家英国に限らず、いろんな国の奏者による英国民謡を知ることができていいね。 透明で楚々とした歌声をギターにのせて歌う17曲はすべてトラディショナル。 自国のブルースナンバーっぽいのもあれば、チャイルドバラッドもいくつか。 彼女もブリテン島に行って伝承音楽の勉強でもしたのかなあ、ポール・サイモンみたいに。 いやしかし本当に、この雰囲気はいいなあ。清らかでお嬢で素朴で、誰からも好かれそうな感じ。 ちょっと頼りなげな歌い方はアン・ブリッグスに通じるものがあるなあ。アンほどではないにしろ、ギターと歌声を聴く限りじゃ大人しめの性格っぽい。これで「じゃあそっちの人から自己紹介! イエ~イ!」…なーんて体育会系ノリな性格だったら泣くよ、私は。 アカペラ中心の構成が通りすがりの音楽好きさんにはちょいときついかもしれないアンに比べりゃ聴きやすさは格段に上、さらっとした肌触りだからトラッドビギナーさんにもいいかもしれない。 って、本場英国じゃなくアメリカ人による演奏が取っ掛かりってありなのか? いやありだよな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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