カテゴリ:70年代男性ソロ
all songs written by John Renbourn
これぞ単純明快! バート・ヤンシュの次はジョン・レンボーンしかないでしょ! 近年一緒にクラブサーキットを実行中って理由でバーナード・バトラーを出すなんておされな技は私にはできないっす。ま、バーナードはレビュー候補には挙げてないけど。 じゃあ次はお約束のペンタングル? いやいやそうは問屋が卸しませんぜ。 レンボーン本人も70年代初頭の録音としかわかってないセッション集で、2年半ほど前に900円で買いました。 この手のものは音質面が不安だし、内容にしてもマニア以外は手を出しちゃだめだよ☆ と言われかねない要素を少なからず含んでいることが多いのだけど、これはそういう心配はご無用なものでした。 音質はバッチグーだし、内容も上々。 顔がまん丸になってきたレンボーンはエレキギターを弾いていて、いつになくリラックスモードです。 歌声もこれがあのレンボーン!?って感じでピッチの狂いがほとんどないし、いやあるのかもしれないけど今までに抱いていた「味はあるけどちょいと音痴な人」という認識はここでは吹っ飛びますよ。 訥々としたヤンシュとはまた違った素朴さがあって、ペダルスティールとかシタール等の効果も大きそうだけど、脱力系のマッタリ感に支配されてるかな。 そうそう、各人の担当楽器は本人によるライナーを基にしているので、これ以外にも使っているかもしれないです。 前出のシタールに生ギターも入っているし、裏ジャケのロイ・バビントンはダブルベースを抱えてる。 オートハープっぽい音やオーボエらしき音も確認できました。 参加している面々はバンド仲間だったり古くからソロ作を手伝ってもらっている人が大半だけど、バビントンの存在が個人的にはヒットですねえ。 だってこの人さ、カンタベリーの人ってイメージしかないんだもん。 レンボーンとカンタベリーもまったく結びつかないし、でも数曲では英国ジャズの即興っぽい雰囲気が出ているから、通じるところは私が思っている以上にあるのかも。 考えてみれば古くからの相棒(本人談)のトニー・ロバーツも昔からジャズ界で活躍していたことだし、共演の1つ2つしていてもおかしくないよね。レコード化されていないだけで、気ままなジャムセッションなんかはよくやっていたのかもしれないし。 とまあ、アコギを存分に弾き倒すタイプのものじゃないです。 仲間と一緒にウォーミーかつクールに演奏しとります。 ぶっちゃけ期待してなかったけど、まさかこんなに聴き応えあるものだとは思わなんだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/11/09 07:51:59 PM
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